もうひとつ先の世界へ、途切れたままの橋は待ってて、
煙る海上、まだ見ぬ地へと想いを馳せて、
回転だけは変わらず無情、
僕らに何があろうとなかろうと、
音さえ立てず、一定速度で孤独だけを浮き彫りにする、
愛する人がいようといまいと、まるでそうだ、
胸に水銀もったつもりで、意思なき力に翻弄される、
無力さばかりが僕らの影を深く濃く、
描くキャンバス、命は小さな砂時計、
試練を与え、越えられぬなら運命と、
まかり通るは苛烈伴う痛みばかりか、
表裏を問えば神も悪魔もそう変わりなき姿だろう、
どちらでもいい、舌を出してツバを吐け、
ここはこの世界の果ての果て、
同時に意思持つ者が集う中央、
橋の突堤、少年少女が未知の星抱き、
ランプの向こうに小さく霞む、
届かない向こうを見てる、
神を名乗る無名が隔てた、
いまだ見ぬ大陸は、天が定めし不毛地帯、
祈りを持たぬ新時代の子供たち、
それぞれはそれぞれ胸に抱く、
これから花咲く不毛の地へと、代々築く橋をかけ、
やがてはタバコとアルコール、
意思を遂げし物語を持ち、
やがて子らへと繋げた橋を語るだろう、
