“it's a wonderfull world” | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

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ああ、なんて素晴らしい世界だろう、
あらゆる誰もが優しさばかりを持ち寄って、

ああ、なんて美しい世界だろう、
愛と勇気に満ち溢れてる、

僕らはその在り方さえも疑わず、
ただただ与えられしを享受する、
審議に沿って、罰を浴びる者にも慈悲を、
それも神の与えたもう知恵か、

天を衝く声、下らないって僕は吐く、
かく在るべきなど本意にあらず、
この素晴らしき世界において、
この息苦しさはなんだろう、

地に落つ声が、そのあまりの無力さゆえに、
滲ませるのは酷薄さ、
このしなやかなる世界において、
ヒトとヒトは断絶されて、

夕刻、眺めた景色は朱色、意味を問わない獣をみてた、
憧れなのか悔しさなのか、いくつも混在する想い、

空は空、雲は雲、
やはり花は枯れゆくもので、
鳥は鳥とて散りゆく羽根の行方を知らず、

ああ、なんて素晴らしい世界だろう、
檻のなかのイヌが泣いてた、
まるで真摯な道化のようだ、
笑顔を強要されてるみたいだ、

ああ、かくも美しき僕らの世界、
廃棄を待つ残骸ばかりだ、
生まれ変わりが理ならば、
せめてはヒトでないものに、



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