デパスIndex | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

デパス一般名:エチゾラム

デパスの効能は神経症による不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠障害、うつ病における不安・緊張・睡眠障害、心身症・・・



更にデパスは服用によって心身の緊張が緩める働きがあるので、高血圧症,胃・十二指腸潰瘍といった心身症、そして肩こりや腰痛などにも効くと言われている。



つまり非常に便利なマイナートランキライザー・抗不安薬(精神安定剤)である。



デパスには後発医薬品(ジェネリック医薬品)として、 セデコパン、エチドラール、アロファルム、エチカーム、エチセダン、グペリース、サイラゼパム、 デゾラム、カプセーフ、デムナット、ノンネルブ、パルギン、メディピース、エチゾラン、モーズン等々、各社から同種同効の薬が大量に発売されている。



ジェネリック品の多さ(つまり、他社が真似したがる薬である)と いうことは、その薬の人気の証だと言われている。

デパスがどれだけ有名で、精神科医が処方しやすいクスリであるかということはジェネリックの多さで理解頂けるのではないでしょうか・・・



デパスというネーミングはdepression(うつ)pass(パスする)という英単語が由来らしい。



ということで『デパスIndexを作ってみました。



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デパスはリラックス系の神経に作用して、緊張などで疲れてしまった脳に作用して、気持ちを落ち着けたりする作用があると言われ、それがデパスのまず1つ目の効能であります。例えば女性の更年期障害によるイライラ感の緩和などにも処方例があることにそれが見いだせます。



次に、デパスは睡眠薬ではないのですが、服用によって脳のブレーカーを落とすといった方向の作用がかなり強いので、睡眠薬代わりにも使われることが多々あります。極端な例ですが、とあるデータによると「睡眠薬」として売り出されているレンドルミンという薬があるのですが、これよりも「精神安定剤」として売り出されているデパスを服用した方が眠気を訴える人が多かったとか。よってデパスの、その鎮静作用から、13mgを、入眠剤(睡眠薬) として使うというケースがあるのです。



そして、更にデパスは前述の通り、抗うつ効果までも兼ね備えています。ですから、デパスは初診で医者にかかったときに、副作用が多い抗うつ剤を嫌う医師が抗うつ剤代わりに処方してみたり、パキシルのような軽いタイプの抗鬱剤にプラスしてデパスを処方したりと、 医師がデパスの抗うつ効果をも期待して処方することが多いです。



デパスはこういったもう、一錠で何度も美味しいところがあるという「万能的」な作用から、精神科や神経科以外の各科でもよく使われていると言われているのですが、私はそれを身を持って体感。ある時、睡眠不足がたたったのだと思われますが、ひどい目眩をおこして耳鼻科にかかったときに、「最近眠れていないんです」と訴えたら、ここでデパスが処方されたことがありました。本当にどの科でも デパスはよく使われているんだなぁと実感しました。



デパスの作用はマイナートランキライザーとしてはかなり強く、様々な症状に効く上に、血中半減期が6時間以内ということで、作用の持続時間が短い点も利点のひとつです。つまり、デパスの場合はいつまでも体内に クスリがたまり、ダラダラ状態が起きることなく、スパッと抜けてくれるのです。



デパスの副作用デパスは作用の強いおクスリであると散々申し上げましたが、そのくせデパスは非常に安全性の高いおクスリです。ですから我が国の「抗不安薬・精神安定剤」市場で断然の売り上げを誇っているのです。これはもちろん医師・患者両者からの支持が非常に厚くなければ達成できません。ですから、正しく服用する限りは殆ど問題が起こることはありません。



ただし、デパスは筋肉をほぐす、筋弛緩作用(肩こりや腰痛などに処方されると前述したのはこの作用のため)がとても強いため、クスリに弱い方やクスリの体内での分解能力が落ちている高齢者などの場合はそれが表面に出過ぎてしまい、体の力が抜けるような感覚が強まりすぎてしまい、転倒してしまうといった可能性は否定できません。



また、これもクスリに弱い方に多いようですが、デパスが効き過ぎて意識がかえってヘロヘロした状態になってしまうといった例もあるようです。



引用・転載 : デパス

http://zusu.net/mentalhealth/depas/



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デパス・インタビューフォーム抜粋



デパス  一般名:エチゾラム



1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群

チエノジアゼピン系化合物,ベンゾジアゼピン系化合物

2.薬理作用

1)作用部位・作用機序:

視床下部及び大脳辺縁系,特に扁桃核のベンゾジアゼピン受容体に作用し,不安・緊張などの情動異常を改善する。



3)臨床試験で確認された血中濃度:

1)単回投与

健康成人にデパス2mg(錠1mg2 錠)を食後30 分に経口投与した場合,吸収は良好で,最高血漿中濃度は約3 時間後に得られ,血漿中濃度の半減期は約6 時間であった。



5)その他の組織への移行性:

該当資料なし

<参考>動物(ラット)における移行性

ラットに14C-エチゾラムを経口投与した場合,肝臓では2 時間後,脳及びその他の臓器では0.5 時間後に放射能濃度が最高となり,24 時間後には,肝臓に最高濃度の1/10 程度の放射能が認められたほかは,各組織中からほぼ完全に消失した

また,最長3 週間まで反復投与しても,肝臓,腎臓,血清,脳の濃度は,単回投与の場合と比較して著しい上昇はなく,体内蓄積性は少ないと考えられる。



<参考>動物(ラット,マウス)における排泄

ラットに14C-エチゾラムを経口又は腹腔内投与した場合,両投与経路とも投与後3 日以内の尿中には投与量(放射能換算量)の約30%が排泄され,糞中には約70%が排泄された。なお,経口投与の場合,尿中排泄量の96%及び糞中排泄量の88%が投与後24 時間以内に排泄された。

マウスで同様の試験を行った場合,投与後3 日以内に約60%が尿中へ,約40%が糞中に排泄され,それらの98%及び97%が経口投与後第1 日目に排泄された。



5慎重投与内容とその理由

1)心障害のある患者

〔血圧低下があらわれるおそれがあり,心障害のある患者では症状の悪化につながるおそれがある。〕

2)肝障害,腎障害のある患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕

3)脳に器質的障害のある患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕

4)小児(「小児等への投与」の項参照)

5)高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

6)衰弱患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕

7)中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)のある患者

〔呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合,炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。〕



<解説>

1)血圧低下があらわれるおそれがあり,症状の悪化につながるおそれがあるため,ベンゾジアゼピン系薬剤の記載に準じて設定した。

2)本剤は肝臓及び腎臓で代謝・排泄され,肝障害,腎障害のある患者では薬物の排泄が遅延する可能性がある。

3)脳血管障害,脳腫瘍,頭部外傷など脳に器質的障害がある患者に対して本剤を投与した場合,作用が強くあらわれるおそれがあることから,ベンゾジアゼピン系薬剤の記載に準じて設定した。

4「小児等への投与」の項参照



6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法

眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

<解説>

本剤は鎮静・催眠作用を有しており,眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあることから,ベンゾジアゼピン系薬剤の記載に準じて設定した。



8.副作用

1)副作用の概要:

総症例数12,328 例中866 例(7.02%)1,133 件の副作用が報告されている。主な副作用は眠気444 件(3.60%),ふらつき241 件(1.95%),倦怠感77 件(0.62%),脱力感46 件(0.37%)等であった。(再審査終了時)



2)重大な副作用と初期症状:

1)依存性(頻度不明):薬物依存を生じることがあるので,観察を十分に行い,慎重に投与すること。また,投与量の急激な減少ないし投与の中止により,痙攣発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の離脱症状があらわれることがあるので,投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に行うこと。

2)呼吸抑制,炭酸ガスナルコーシス(いずれも頻度不明):呼吸抑制があらわれることがある。また,呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合,炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので,このような場合には気道を確保し,換気をはかるなど適切な処置を行うこと。



<解説>

1ベンゾジアゼピン系薬剤の大量長期服用後の離脱性痙攣は,投与中止後1 3 日後に起こるが,1 週間から数週間後に起きた例も報告されている。禁断症状の成因として,アセチルコリンの亢進によりせん妄が,ドパミンの亢進により精神症状が,GABA の急激な減少により痙攣発作が起こるといわれているf)。

2)ベンゾジアゼピン系薬剤による炭酸ガスナルコーシスは,真夜中から早朝にかけて起きやすく,朝起床時の頭痛には注意が必要である。

機序:モルヒネやベンゾジアゼピン系薬剤などの中枢神経抑制剤による炭酸ガスナルコーシスは,呼吸抑制により生じる中枢神経症状で,肺胞低換気による低酸素血症とCO2 の蓄積が進展して動脈血のpH 低下を伴う。



炭酸ガスナルコーシス

急激な高炭酸ガス血症によって中枢神経や呼吸中枢が抑制され、中枢神経障害や意識障害を生じること。自発呼吸が困難な状態に陥る。



3)その他の副作用

眠気,ふらつき,めまい,歩行失調,頭痛・頭重,言語障害、口渇,悪心・嘔吐、倦怠感,脱力感



11小児等への投与

小児に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない。)

<解説>

小児に対する安全性については確認できていない。



引用 : デパス・インタビューフォーム

http://di.mt-pharma.co.jp/file/if/f_dep.pdf





ブログ・デパス「ハイパー薬辞典

http://ameblo.jp/nicolas2012/entry-11318026080.html



参考になれば幸いです・・・



Nico