自死者数 年間3万人の大嘘  その2 | あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

あなたは「幸せ」ですか それとも「不幸せ」ですか...  ニコラスの呟き...

いつの間にか前期高齢者になっていました。65年以上生きてみると 色んな事を経験しました。「達成」「失望」「離別」「病気」...
それぞれの経験に意味があると最近思います。お会いすることのない、どなた様かのお役にたてば幸いです。      

年間の死亡者数はここ数年100万人前後で推移している。



平成14年のデータを見つけた。

死亡者数は、男性 ・ 535,323人 女性 ・447,048人 合計 ・ 982,371人

その内訳は、悪性新生物(癌) 31.0% ・ 心疾患 15.5% ・ 脳血管疾患 13.2% ・ 肺炎 8.9% ・ 老衰 2.3% 自殺 ・ 3.2% ・ 不慮の事故 3.9% ・ その他 22.1%

総数に%を掛けて実数をわりだすと・・・

自殺        3.2%  → 31,435人  (自殺白書 32,143人とほぼ同数 )

不慮の事故   3.9% → 38,312人

その他     22.1% → 217,103人



不慮の事故の38,312人 交通事故死の8,300人と殺人事件による被害者数 662人を引いても29,350人・・・   

いったいその死因は何なんだ・・・

そして「その他」って何なんだ???

217,103人 異様に多くないか・・・



法人会計でも知られたくない支出は「雑費」や「使途不明金」などの経理科目を使う・・・



日本人の行方不明者は年間約10万人、その中の「行旅死亡人」は年間1000人程度だそうだ・・・



変死者数は平成9年に90,000人であったのに平成15年には150,000人と増加している。



WHOによれば変死の50%は自殺であると論評している・・・  単純計算で75,000人

しかし これもバイアス(1)のかかった見解だろう。

WHOと多国籍製薬会社の繋がりは知る人ぞ知るである。

自殺は「うつ病」の症状であるから、早期受診の必要があるという論法・・・



「変死体」とは、刑事訴訟法第229条第1項や検視規則第1条でいう「変死者又は変死の疑いのある死体」を指すが、これではなんら具体的ではないので「変死体の定義」を調べた。

法医学書によると変死体は異状死体の一部であって、狭義には犯罪死体か非犯罪死体かが判断できない死体、広義には犯罪死体と犯罪死体か非犯罪死体かが判断できない死体の両者を併せたものをいうとのことである・・・



ザクッと説明すれば日本で呼ばれている「変死体」は、医師の管理下でない死亡のことらしい。



自殺と疑われる死亡事案が発生した場合、より広く言えば医師に看取られたような明らかな病死や自然死でない場合には事件性の有無を確認するために所轄の警察署の刑事担当の警察官が現場に行き、その死亡原因を確認することになる。

この場合,医師に立会いが依頼され「死亡診断書(死体検案書)」が作成される。

この「死亡診断書(死体検案書)」は役所への死亡届や火葬手続きのために速やかに必要であるため、医師にはその時点での死亡の種類(病死・自然死か外因死かなど)の判定が求められる。

その判断ができない場合には、「不詳の外因死」などとして処理されることになる。



例えば「溺死」と判断した場合でも、それが事故によるものか自殺によるものかについてまではその時点では踏み込めない場合もありうる。

このような場合においては、警察官は引き続き家族等の話や周辺状況などから・事故によるものか・自殺なのかあるいは・殺人等の事件性があるものかを判断することになるそうだ。



刑事訴訟法第229条は,変死の疑いがある場合には検視をしなければならないと定めており,検視規則(昭和33年国家公安委員会規則第3号)によれば,自殺の疑いがある場合には,自殺の原因及び方法,教唆者,ほう助者等の有無並びに遺書があるときはその真偽を綿密に調査しなければならないとされている。

しかし検死をする検死官の人数が慢性的に不足している、また所轄の警察署の刑事担当の警察官も変死者の死因調査より未解決の犯罪事件を常に抱えており「不詳の外因死」と早く処理してしまいたいのだろう・・・



死因が「自殺」となれば保険金の支払いに支障が起きたり、残された子供たちの将来の就職や結婚において暗い影を落とす事になる。

所見を書くのは死亡事案が発生地の町医者(プライマリードクター)の場合が多いと推測できる、プライマリードクターなら遺族の意向は無視できないし、「ご遺族の為に・・・」とプライマリードクターとして自殺以外の死亡原因を記載する習慣が一般化しているのではないだろうか・・・



また欧州の統計が自殺実行時間から72時間(3日)までをカウントするのに対し、日本では24時間以内としているために、同じ時間枠で比較すれば、値は2~3倍に跳ね上がるのだと推測されている、欧州の統計方法では国内変死者の半数が自殺者としてカウントされるらしい。

つまり日本では自殺という定義自体にバイアスがかかっていたのだ・・・

24時間以降に死亡した場合、「その他」に分類されるのだろう・・・



出会う全ての数字にバイアスがかかっている・・・



国は国政が安定していると思わせたいので実態調査をしない・・・

警察は政府から「変死者の死因調査の解明」を指示されないし、忙しいのでやらない・・・

医者は「ご遺族の為に・・・」と自殺以外の死亡原因を記載する・・・

遺族は諸々の理由で自殺は伏せておきたい・・・



「自殺」であっても、「自殺として扱えない」言い換えれば「扱いたくはない」のがこの国の社会構造のようだ



いったい隠された自殺はどれくらいあるのだろうか・・・



自死者数 年間3万人の大嘘  その3に続く



(1)バイアス

偏りのこと。「サンプリングバイアス」(標本抽出の問題により、母集団を代表しない特定の性質がまぎれこんでいる)のように統計で用いられる。

製薬会社のデータはバイアスがかかっている・・・ などと使う

Wikipedia抜粋)