彩色八臂弁財天(はっぴべんざいてん)の大立像を制作しています  ご寄付のお願い

 妙光寺に安置される弁財天は、日本三大弁財天(広島厳島大願寺、鎌倉の江島神社、琵琶湖竹生島宝厳寺)のひとつ厳島弁才天の分身像です。1658(万治元)年、広島城浅野家より上田城仙石忠俊候にお輿入れになった亀姫様が、守り本尊として捧持してきた由緒正しきものです。

 当山の弁財天の御開帳は、毎月9日の一日だけです。
 そこで、いつお参りにお越しになっても、弁財天のお姿を見てお参りできますように、「前立て本尊」を作ることに致しました。この度は、皆様の願いに活動的に応えられる立像の八臂弁財天を設計しました。弁天堂ののぞき穴から見てもよく見えるように、高さ2メートルの美しい彩色の大像です。

 平成29年の夏頃より計画し、10月神戸の仏像工房に発注しました。途中何度か経過報告を受けながら修正し、平成30年2月23日完成、当山に届きました。今後、4月15日(日)お花祭りの折に入魂し、10月7日(日)お祝いの大祭を行いたいと思います。

全国的にも大変珍しい立像の彩色八臂弁財天の大像(2メートル)です。皆様にはご縁を結んでいただきたくご寄付をお願い申し上げます。




            弁天堂の、のぞき穴から見たところです

          納経する写経に御参加下さい

 中部地区でも珍しい、立像の彩色八臂弁財天の大像(2メートル)です。
 御魂を力強く込めるために、法華経の写経を納めることに致しました。お題目と、提婆達多品第十二、如来寿量品第十六(自我偈)の三巻です。本堂に写経の用意がしてありますので、ご参拝の折りに、この納経写経にご参加下さい。

 『法華経』提婆達多品(だいばだったほん)第十二では娑竭羅龍王の娘は8才にして成仏したと書かれています。仏教徒の中では、この成仏した8才の龍女が、日本には弁財天として応現され、また身延山には七面大明神として応現されたと感得されています。弁財天に大変ご縁のあるお経です。
 如来寿量品第十六(自我偈)は法華経の中でも一番大切なお経、お題目は法華経の肝心で、お釈迦様の因行果徳(修行の功徳と救済の功徳)が全て具わっています。
 写経は大変功徳があると同時に、2メートルの大像である弁財天にご縁を結ぶ絶好の時であります。