24日に、「日本学術会議」から、ホメオパシーについて「科学的な根拠は明確に否定され、荒唐無稽である」として、医療従事者が治療で使わないよう求める会長談話を発表したとの事です。
これを受け、長妻厚生労働大臣が「本当に効果があるのかどうか、調査班を設置して調べる」と発言したそうです。

この辺りは、ニュースサイトで大きな話題になっています。朝日新聞系のニュースサイト(asahi.com)辺りが情報量が多いようですので、ちょっと検索して見て貰えれば、と思います。


当ブログでも、8月6日に「好転反応とホメオパシー」 8月8日に「助産師とホメオパシー」 と言う記事を書いているので、ちょっとその続きと言うか、思う所を。

古来、日本でも「正座して足が痺れたらこめかみに梅干を貼る」とか「眉に唾をつけると騙されない」なんて呪い(まじない)がありました。また、「鰯の頭も信心から」なんて言葉もあります。
また、Jリーグ発足の前後、「ミサンガ」と言う紐状の装飾品が流行し、「切れた時に願いが叶う」なんてのもありました。

「個人が、自分の責任において自分の範疇で信じる分には、好きにすれば良い」と言うのが、自分の基本方針です。
なので、「信じたい人は好きに信じれば良いし、否定したい人は否定すれば良い」と考えています。ただ、肯定派・否定派どちらでも、他人に頭ごなしに押し付けるとか、相手の思想・信条を否定する(肯定派が「効くんだ」と押し付ける)事は良くないんですけどね。

で、今回の一番の問題点は「科学的・化学的な見地から、『肯定出来ない』」「医学的な見地から『医療従事者は職域を守れ』」「同じく『医療の現場から排除されるべき』」と発表された事。

これについては、特に「助産師とホメオパシー」 の方で言及しているので、特に付け加える事は無いんですが、この談話が出されてからの、肯定派の反応の過敏さが気になると言えば気になる所。


細かい話については、また次回!