映画「女の子ものがたり」 | ニカラオの日々是好日

映画「女の子ものがたり」

西原理恵子のマンガが原作。
自分の経験を元に書いてあるらしい。

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行き詰まっている三十路の漫画家(深津絵里)。
編集者にせっつかれても描けない。
そして、編集者に言われた一言で少女時代を思い出す。
「先生、友だちいないでしょ・・・」



貧乏にあえぎ、いじめられる友だちとの少女時代。
高校生になっても、どうしようもない男に引っかかり、親と同じように暴力をふるわれる生活となる友人たち。
そんな友人たちを見ながら、ひとりつぶやく。

「きみちゃんは幸せ、みさちゃんは幸せ・・・」

悲惨な状況にも自分たちは、「まだましだ」と自分に言い聞かせて、ごまかそうとする主人公。
そのことを思いだした主人公は、「自分には友だちがいたんだ」と、故郷に帰る。
そこには、東京に行って漫画家になった友人を心の支えにしていた友人たちの、病死と行方不明が待っていた。

「私には、もう友だちはいなくなっていたんだ」

と泣きながら編集者につぶやく漫画家。
そして、友だちのことをマンガにしようとする決意し、故郷をあとにする・・・



結構救いのないお話。
西原の自伝的マンガなんだそうであるが、結構イタイお話です。
映画としては、まあまあです。
高校生時代の主人公と友人二人をやっている大後寿々花、波留、高山侑子の3人ががんばってます。
もうすこし、笑える部分がほしかったなあ・・・
切ない部分ばっかだった。
もうすこし、救いがほしかった・・・という意見は、この映画の趣旨にあわないのかなあ・・・

ということでまた明日 ぺこ