あおいへの思い 柏木早紀 | あおいブログ

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こんばんは!三年の柏木早紀です。

あおいへの思いということで、書かせていただきます。

しかし、書いてるとあれこれ思い出して、(これでも短いと自分ではおもっているのですが笑)レポートのような長さになってしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです。


私があおいに入った理由を最初に書きたいと思います。

なんとなく昔からテレビなどで世界の子どもが危機にさらされている映像を見たりしてこのこ達のために私はなにかできるんだろうか、、、、という漠然とした思いがありました。ただ、思うだけでアクションを実際に起こしたことはありませんでした。

高校生の時にあおいが学校に訪問してワークショップを行ってくれたことが一度ありました。そのときにあおいの存在を知り、それまで私の中で国際協力は大人がやるものというイメージが一気になくなり、私もなにかやってみたいと思うようになりました。

もともと、県大の国際関係学部に行きたいと思っていたので、合格したらあおいに入りたい!と思っていました。国際関係学部のパンフレットにあおいが掲載されているのをみたり、書店であおいの作っていた啓発雑誌「かぼちゃ」を見て、私もなにかやりたいという気持ちがさらに強くなりました。今ではパンフレットに私がカンボジアに行った時の写真が使われていたりして、なんだか変な気持です笑

 

入学してあおいに入ってカンボジアのパートナー団体と連絡をとったり、イベントの運営や、プロジェクトについて話をしている先輩方をみてやっぱ大学生ってすごい!と思った記憶があります。また入ってすぐにCHAT!に参加し、たくさんの学生の国際協力団体の人と知り合って刺激を受けたことを今でも覚えています。

しかし、私が入ったころはつい今年の6月まで行われていたプロジェクトの資金が足りず、ひたすら「資金を集める!」ということしかしていませんでした。正直もっと実際にプロジェクトの運営に携わりたいだとか、雑誌をつくりたいとか、高校生向けのイベントを行いたいだとか自分のなかでやりたいことがあったのに、資金がないので、やりたいこともできなければ、プロジェクトの資金も払えるかわからない状況でした。

もちろん、やらなければならないこととわかってはいましたが、資金を集めるためにこの団体に私は入ったのではないんだとか、一時期いやでしょうがない時期がありあおいに入っている意味がわからないと思いました。そこで一緒に入った仲間もやめてしまい辛い時期を過ごしました。そんな時にはじめて出張でカンボジアに行って、プロジェクトの対象地に行って村の人々にあったり、インタビューをしたり、生活をみて、このプロジェクトははたしてうまくいくのか・・・という不安に陥りました。このプロジェクトを行ってどのくらいこの村で効果がでるんだろう・・・・児童買春の成果は目にみえるものではないので、物資の支援と果したほうがいいのでは・・・と正直おもったりしましたし、女の子に将来の夢を聞いたら「ない」といわれて私はなにができるんだろうと思って、ひどく悩んだり、OBOGの先輩方にあってどうしたらいいのかわからないと泣き崩れたり、10期の友達と会うたびにどうしよう・・と結論のない話をしている時期があったり、そうかと思えばひたすら児童買春や児童ポルノなどの本を読んで絶対にやりとげて見せるんだと変な自信にみちあふれることもありました。また、その頃にできたサポーター制度の担当を主に行っていたので、サポーターの方にどうやって活動を伝えよう、どんな会報誌を送ろう‥と自分たちのプロジェクトの資金をくださっている方々に責任をもちたいと思うようになりました。とりあえず、そのころは毎日のように落ち込んだり、泣いたりを繰り返していました。そんなときにかめのり賞を受賞して、賞金が入り、あおいの行っている活動が高く評価されたと知り、とてもうれしく、また自信をもってプロジェクトをやりたいと思うようになりました

 

そして、12月頃からCHAT!の準備がはじまりました。

このときはものすごく楽しかったです。とりあえずがむしゃらにやったというんのでしょうか、いま思えば暴走していた気もします笑

CHAT!の目的は、地方で国際協力をする若者をふやすというのが目的です。そのためにこのイベントを通して、学生でも国際協力ができること、とりあえず国際協力が非常に難しいものではなく、その「国際協力」というかたいイメージをなくしてもらえるようなイベントにしたいと考え、たくさんの学生団体に連絡をとり、参加を呼びかけました。新しいつながりや、自分がやりたいと思う事をこのイベントに盛り込むことことがうれしく、また楽しくてしょうがなかったです。正直あまり寝てもいなかったし、寝なくても平気なくらいでした。このころから、ブログやfacebookの更新頻度もグーンとあがり、毎日のように更新していたらどんどんアクセス数があがって、たくさんの人がみてくれてるんだとうれしくなったり、ブログに私たちの活動を応援してくれるコメントが何度もきたりして喜びまし、私たちの活動を知って大学にはいったらあおいに入りたいというコメントが来て、実際にあおいに入って活動している後輩もいたりしてすごく嬉しかったです!

当日、対象としていた高校生はなかなかイベントに呼べなかったという反省はありましたが、たくさんの人が立ち寄って、話を聞いてくれたり、興味をもってくれたり、団体同士もお互いに刺激をうけあうような交流となり、充実していました。

 このころ内部で、主に私たちの代と上の代で少し考え方などか食い違う時期がありました。代ごとにやりたいことも、色も違いますし、雰囲気がすごく悪くなってしまった時期もありましたが、お互いの本音を言い合う機会を設けて話し合いました。私はそのころなんでもやりたがりでしたし、正直本気でやればなんでも出来ると思っていましたしたとえ失敗したとしてもやらないよりいい!と思ってる超ポジティブな考え方でした。(正直今もそうだと思っている部分がありますが‥)やっぱり団体を引っ張る三年生になるとそれだけじゃダメだなと今は思えます。

2年になり、所属していた班を移動し、私は海外事業の班に入りました。

パートナー団体と連絡をとったりして、プロジェクトを中心になって進める班にはいり、実際にプロジェクトのロジックモデルを作ったり、いままではやりたいと思っていながらもできなかった、また今までよりも難しいことに挑戦するようになりました。

 パートナー団体との連絡も中心になってとるようになりました。やっぱりあおいをやっていてプロジェクトを動かしていて大変なのはパートナー団体との意思疎通が測りづらかったことだなぁと今も思います。もっとこうしてほしい!というわたしたちの意思がなかなか伝わらなかったり‥自分の英語の出来なさに落ち込んだりもしました。やっぱりプロジェクトをもっとこうしてほしいとか、パートナー団体との事情などでプロジェクト期間が予定よりも伸びてしまったのは、大きな反省点です。

二年の最後に春出張にいきました。二回目のカンボジア出張で前回あった村の子どもが大きくなっていたり、CPGを続けてくれてたり、私が一年の時あったことを覚えてくれてたりして嬉しかったです。プロジェクトの最終評価をしっかりとやりたいとこの時すごく思いました。



3年になって、一年生が入って来てくれてまたがんばろうとさらにモチベーションがあがりました。

今のプロジェクトが終わったり、stop児童労働キャンペーンに参加するなどの活動をしていましたが

夏休みくらいからは少し体調を崩して活動にいけなかったりもしたのが非常に申し訳なかったのです。でも最後にまたあおいの五カ年計画や今後のプロジェクト、組織体制についての話し合いには参加できたのでよかったです。

引退に近づくにつれて、さびしくてしょうがないですし、自分たちのプロジェクトをの反省点を活かして次期プロジェクトをどうするか‥なんてばっかり考えてしまいます。

正直にいうと、三年間でどんな成果が出たとか、何が成長したとか言われるとすぐには答えることはできません。

でも、あおいを通して私が成長したのは確実ですし、あおいを通してカンボジアの人やたくさんのNGO団体の方、学生団体、または違った分野の方々や、あおいを応援してくれるサポーターの方に会えて本当にしわわせでしたし、刺激のある三年間だったと思います。

正直辛い時期の方が断然多かったのに三年生あおいを続けられた自分にびっくりです。でも、それでもやめなかったくらいあおいという団体が好きなんだと思います。

これから私たちができなかったことも、また新しいことも信頼できる大好きな後輩たちにがんばっていってほしいと思いますし、OGとして出来る限りのサポートをしていきたいです。そして三年間一緒に活動してくれた10期のメンバーも大好きです。卒業してもあおいのOBOG会でまた語り合えるそんな関係でいられたらと思います。

まだ二日ありますが、私も支えてくれた方々に心からお礼をいいたいです、本当に本当に本当にありがとうございました!そして、これからも静岡学生NGOあおいをよろしくお願いします!!



三年 柏木早紀