避難所の寒さが問題になっているようです。
テレビの報道でも「とにかく寒い」と避難所で訴えている人の姿が映っていました。

避難所を暖房設備の整った総合保健福祉センター「ほほえみ館」に集約させるという話も流れてきました。そこには少しでも床の固さを和らげようとも運ばれたようです。

暖を優先し、機能を集約させるという点では良いのだと思います。
保健師や医療班などが巡回するにも効率的です。夜勤のことを考えても。

ただ、今でもスペースがなく、自主的に廊下やホールなどに移ってお互いがスペースをつくっているところに他の3箇所からの人が集められて大丈夫なのかという問題もあると思います。
一件スペースがあるように見える場所は、今そこで過ごしている人達が工夫してつくったスペースでもあったりします。空いているからもう少し収容できるだろうという考えは新たな問題を発生させるような気がしています。

もし、可能であれば、暖がとりづらく巡回も少なくなる可能性はあるけれど、スペースは広くとれる他の避難所を残し、自己管理ができる体力のある人が使えるようにするのも一案かと思います。
総合保健福祉センターは手厚いケアや管理が必要な人を中心に使えるようにするという考えもありなのではと思うのです。

有珠山噴火でも、開設したというニュースを聞いて続々と増える避難者が、先に入ってうまくスペースをつくりあっていたスペースを埋めて、またスペースをつくったら「まだいける」と埋まってしまうというやるせない連鎖がありました。私は早々に駐車場に停めた車で寝泊まりすることを選びました。

高原町の責任者の方にはそんなことも考えてもらいたいと感じています。


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あと、今、ツイッターなどで支援の輪が広がっています。
口蹄疫の時の流れからすでにタオル配布のボランティアははじまっています。

ただ、救援物資の呼びかけに関しては注意が必要です。

今「暖房器具が不足している」「余っている暖房器具を集めませんか」という流れになってきていますが、暖房器具はそれを管理する問題や、提供した後使って行くには熱源として電気や灯油をどのように確保するかという、ボランティアレベルではいかんともしがたい課題が発生します。

救援物資の呼びかけは、現地の責任者の考えを確認してから行った方が良いです。



人の心は微妙なもので、きっかけは善意でも、それが受け止めてもらえなかった時のがっかり感が「なんで!」という不満や怒りに変わってしまうことがあります。
 みんなの気持ちを無にしていると現場に対して
 集めた物をきちんと届けているのかと呼びかけた者に対して

有珠山噴火でも実は無駄になってしまった救援物資がなかったわけではありません。

そんな悲しいことにならないように、現地が本当に必要としている物資はなんなのか、連絡相談しながら一緒に考えて行くのが良いと思います。

みなさん 行動の前にぜひご一考を!!


★★★ 今、情報が入りました ★★★

高原町ボランティアセンター立ち上げ!連絡先:高原町社会福祉協議会 事前登録を」
〒889-4412 宮崎県西諸県郡高原町大字西麓360-1 高原町シルバー人材センター
0984-42-2230 ‎

ボランティアの総合窓口になってくると思います。
ここで支援の輪をまとめていきましょう。