考え方は色々・・・ | 中西ふじよオフィシャルブログ

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~ 心・技・体で未来につながる架け橋 ~

 考え方は人それぞれです。今、自分がこういう立場になって、色々な方とお話しさせていただきます。そんな中、本当に人それぞれだなって感じます。


 ある学校に通っている保護者とランチをしました。同じ部活動・同じ学年のお子さんをお持ちの保護者です。部活の顧問の指導に対しての意見も、片方の人は「もっとバリバリ練習をやってくれるように言いたい!練習の日にちが少なすぎる。土日も一日中やって欲しい・・」と・・・。しかし、もう一人の方は「いやいや、今のままで十分。これ以上増やされたら…勉強も出来ないし、家族との時間もとれない。」と。この時は相談ではなく、ランチでしたので、何も意見は言わずウンウンと聞いていましたが・・・。


 この両方の意見を顧問にぶつけたら、先生たちはどう答えるのかと思いました。“大変だな・・・土日もずっと一日中部活をやったら、その先生の家庭は崩壊するだろうな・・・よほど家族の理解がないと・・・”とも思いました。“でも、実際、土日も活動している部活はたくさんあるから、あまりやっていない顧問には苦情もいくんだろうし・・・。でも、やりすぎだ!って言われてやる気をなくしてしまった教師もいるし・・・。”難しい問題だと改めて感じました。


 私の時は・・・・。部活懇談会で「こういう方針でやっていきます。」ということを伝えていた記憶があります。そこで、理解してもらえるかどうか・・・。でも、方針がしっかりしていて真剣に部活動と向き合っている姿勢があれば、理解は得られると思うのですが。


 部活動について相談に来られる方の多くは、顧問の考えがコロコロと変わってしまうということです。ある保護者に言われたらすぐに方向転換。また、違う保護者に言われたら方向転換。「結局、言った者勝ち?」みたいな雰囲気になってしまっている・・・とも。「強い姿勢で、堂々としてくれていたら・・・。例え、一部の保護者が文句を言いに行っても怯まない姿勢でいてくれたら、もっと安心して任せられるのに・・・」とも。


 難しいですね。本当に難しいです。


 でも、話し合いの中心に子どもたちの姿があればいいと思うのです。部活動を通して子どもにどう成長してほしいのか、部活動で何を学んでほしいのか、何を学ばせたいのか・・・そういう思いがお互いの立場にあれば、きっとベクトルはひとつの方向に向かっていくはずですから・・・。


 主役はこども・・・。いつもそのことは、頭と心の中にいれておきたいものですね。