35年越しの夢が叶った!ゴブリンの日本版『ゾンビ』カセットテープ遂にゲット!! | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

1979年4月にセブンシーズ・レコード(キングレコード)から発売された『ゾンビ』のサウンドトラック盤。

LPアルバムやシングル盤は比較的出回るものの、カセットテープに関してはほぼ幻の存在。ゾンビのサントラ盤は35年の間に世界各国のレコードやCDをコレクションしてきましたが、この日本版ミュージックテープだけはどうしても入手出来ずにおりました。

2022年の年の瀬、喉から手が出るほど欲しかったこのカセットをご縁がありようやく手に入れることができました!!

スリーブ図柄はレコード共通のエレベーターゾンビ。赤い毛筆体に昔懐かしい「オリジナル・サウンドトラック」の文字入り。

スリーブ裏面。曲目のみのシンプルな構成。昭和54年初公開時はジョージ・A・ロメロ監督は無名だったため『サスペリア』が大ヒットを飛ばしたダリオ・アルジェント監督名義の"イタリア映画"として売り出しました。

テープ本体。青地にセブンシーズ・レコードの地球マーク。レコードだと"DAWN"のスペルが"DOWN"と誤植されていますが、カセットだけは正しい表記になっています。


43年前のアイテムですが、元オーナーがあまり再生していなかったのか?歪みが皆無でNMクラスのコンディションを保っています。

ライナーノーツはLPと共通。シミ一つなく、テープ本体のマクセルUD説明書まで付属。大抵プラケースにヒビなり割れがあるものの、僅かなスレ程度で、もうほとんど奇跡に近い保存状態。


音質は磁気テープならではの高音のノビが豊かで音域の広い迫力あるサウンド。イタリア・チネヴォックス社から送られたオープンリールはダビング劣化していたのか?音が籠もったアナログ盤より遥かに良質。

『ゾンビ』のカセットテープは、本国イタリアで初版と再販、ドイツ、フランスとリリースされていますが、流石にこれらは入手困難で持ち合わせておりません。テープが切れるのが怖いですから早いうちにデジタルアーカイヴしておきたいところ。長年探し求めていた逸品がまさか今頃になって手に入れられるとは思わなかったです。数年前にオークションで一度だけ出品されたましたが、そのときは50.000円までビットしたものの、落札できずとても悔しい思いをしました。長く生きていると夢が叶うこともありますね。

 現在『ゾンビ』の日本盤CDは廃盤になっており、唯一手に入るのが未発表音源(全17曲)を追加したイタリア盤。こちらはAmazonで取り扱っています。

 

 『ゾンビ』の楽曲をレコード会社の許諾を得て流用したブルーノ・マッテイ監督作『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』のCDが2022年に初音源化。オープニングクレジットで流れるルイス・エンリケス・バカロフ作曲のテーマ曲(こちらもチネヴォックス・レコードが所有する別映画からの流用)と、やはりゴブリンの『エイリアンドローム』『ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛』から数曲が選曲されており、500枚限定ながら現在、割りと安価で入手可能になってます。