1979年4月にセブンシーズ・レコード(キングレコード)から発売された『ゾンビ』のサウンドトラック盤。
LPアルバムやシングル盤は比較的出回るものの、カセットテープに関してはほぼ幻の存在。ゾンビのサントラ盤は35年の間に世界各国のレコードやCDをコレクションしてきましたが、この日本版ミュージックテープだけはどうしても入手出来ずにおりました。
2022年の年の瀬、喉から手が出るほど欲しかったこのカセットをご縁がありようやく手に入れることができました!!
スリーブ図柄はレコード共通のエレベーターゾンビ。赤い毛筆体に昔懐かしい「オリジナル・サウンドトラック」の文字入り。
スリーブ裏面。曲目のみのシンプルな構成。昭和54年初公開時はジョージ・A・ロメロ監督は無名だったため『サスペリア』が大ヒットを飛ばしたダリオ・アルジェント監督名義の"イタリア映画"として売り出しました。
テープ本体。青地にセブンシーズ・レコードの地球マーク。レコードだと"DAWN"のスペルが"DOWN"と誤植されていますが、カセットだけは正しい表記になっています。
現在『ゾンビ』の日本盤CDは廃盤になっており、唯一手に入るのが未発表音源(全17曲)を追加したイタリア盤。こちらはAmazonで取り扱っています。
『ゾンビ』の楽曲をレコード会社の許諾を得て流用したブルーノ・マッテイ監督作『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』のCDが2022年に初音源化。オープニングクレジットで流れるルイス・エンリケス・バカロフ作曲のテーマ曲(こちらもチネヴォックス・レコードが所有する別映画からの流用)と、やはりゴブリンの『エイリアンドローム』『ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛』から数曲が選曲されており、500枚限定ながら現在、割りと安価で入手可能になってます。