三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画メインですが、鉄道&路線バスねたも♪


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第11話「鞄を持った女」
     (昭和50年6月25日放送)
監督:出目昌伸
脚本:鎌田敏夫

看護婦の立花真弓(金沢碧)は暴力団から逃れる最中、
交通事故で瀕死の重傷を負った患者の加沼から
鍵を受け取る。
この鍵が何の鍵なのか合いカギ屋の店主に尋ねたところ
コインロッカーの鍵だということが判明。
手当たり次第に駅のコインロッカーに
差してみるのだが・・・。

真弓が大金の入った鞄を発見するコインロッカーは
江ノ島電鉄線・藤沢駅の江ノ電デパート(現・小田急百貨店)





江ノ島電鉄線の藤沢駅改札前。
奥に見えるのは今は無きヨークマート。
現在はOPAになっているビル。



開業当時の江ノ電デパート表示がされている看板は
2016年現在も当時と変わらぬまま現存している。
照明や天井の模様も同じ。
コインロッカーがある場所は売店になっている。



あたかも別の場所のように編集されているこの場面。
実は上記のロッカー右側通路で撮影されている。
金属パネルの壁やショーウインドウの構造も
40年前と比べ大きく改良が加えられた小田急百貨店。



1975年当時は照明器具売場のように見えるが、
現在は婦人服スペースになっている。



現在この付近にコインロッカーは設置されていない。
火災警報ベルも別の場所へ移設されている。




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『エクス・マキナ』
人間よりも人間らしい感情を持ったロボット映画は
これまで数多く描かれてきましたが、
強欲なロボット創造主を機械的に描いているのが
薄気味悪かったです。
ネイサン役のオスカー・アイザックは「ドライヴ」に
出ていましたが、大自然に囲まれた
研究室に引き籠っており、
いきなり筋トレを始めたりして生活にまとまりがない
キャラを上手く演じていました。

何と言ってもエヴァを演じたアリシア・ヴィキャンデルの
純粋無垢な演技が最大の魅力。
メッシュ加工された胴体とスケルトン仕様の腹部内に輝く
生命の青い光。機械の身体が徐々に生身の
人間らしくなる過程は感動させられます。
人工知能を作ったのは人だけど、その技術に過信して
「想定外の危機」に陥る科学者の愚かさ。
機械とは言っても人間が創造したものには命が
宿っている訳だから、彼らにも自由に生きる権利はあるし、
雁字搦めに抑圧するなんてもってのほか。
出来の悪い子ほど可愛いって言葉があるけど、
気に入らない作品は「物」のように排除してしまう
身勝手さが本当に怖いし許せない。
もしこれが生身の人間ならば残酷な話です。
我が子を自分の理想通りの容姿・性格に仕上がるまで
繰り返すなんて事は出来ないのだから。

生活感のない無機質なインテリア、リアルな特殊造形、
違和感を感じさせない自然なVFX。
どれを取っても一級の出来栄えで、その映像美に
圧倒されるのですが、どこか息苦しいムードが
強く出過ぎていて下手なホラー映画より恐ろしかったです。
みかんの皮のように剥ける皮膚が忘れられません!
【2016年7月6日】シネクイント渋谷で鑑賞

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『ネイビーシールズ:オペレーションZ』
アメリカ合衆国副大統領を救出するため
ネイビーシールズが出動。
いつの間にやらゾンビが発生し、町はパニック状態に陥る。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」にゾンビを
混ぜ込んでみました的なミリタリーアクションで
(バニングという名前の女性が出てくるw)
イケメン揃いかつ個性的なシールズ隊員が
至近距離からゾンビの脳天に銃弾をブチ込み、
マッチョな隊員はタコ殴りで応戦とあらゆる手を尽くしながら
瞬発力あるダッシュ系ゾンビを殲滅していく様は痛快!

ドローンを駆使した空撮は迫力あるし、
安っぽいんだけど出来る事は極力実写を使っているので
意外とリアルな仕上がり。主役のAJ隊員が「ファンタズム」の
マイケル・ボールドウィンに似てるし、
カニンガム大尉はブラッドリー・クーパーを横に
引き延ばしたような面構えで親近感を覚えます。
管制官が渡瀬恒彦ソックリなのもツボるポイント!
【2016年7月6日】シネクイント渋谷で鑑賞

ネイビーシールズ:オペレーションZ [Blu-ray]/アメイジングD.C.
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『死霊館 エンフィールド事件』
怖い場所に近寄る描写を執拗に追う引っ張り具合。
こんな長回しされたらこちらの心臓が持たない!
静かに忍び寄る悪霊の影。ヌッ!と出てくる
おどろおどろしさ。西洋人には表現できない
背筋がゾクゾクする言い知れない恐怖感を
絶妙なタイミングで叩き込んで来るジェイムズ・ワン監督。
ジャパニーズホラー同様、目に見えぬスリルを観客に
手探りさせる手法は東洋人ならではの感覚。
元祖ゴーストバスターなウォーレン夫妻が命がけで
悪霊退治に挑む。信仰心、感受性の強さが大きな武器。
人間の弱みにつけ込む悪霊が怯んでしまう
強い夫婦愛がテーマになっているのも
ドラマチックな深みを与えています。

冒頭「悪魔の棲む家」で有名なアミティヴィルの
惨劇を映し出し、前作「死霊館」とスピンオフの
「アナベル」をも噛ませてくる目まぐるしい伏線の数々。
70年代に一世を風靡したオカルト映画の
恐ろしさをそのままに、過去の名作に恥じない
実話ベースの説得力と恐さの中に
時折挿入されるクールなヴィジュアル!
影が絵画と一体化する所なんてヒーロー映画のような
カッコ良さがあるじゃないですか!
闇の魔物に弄ばれるホジソン家は
お化け屋敷のような賑やかさ。
当人だけでなく、第三者もその怪異を目撃している所が
正に「事件」扱いとして絵空事では済まされない
リアリティを生んでいると思います。

シリーズ通して魅力的な70'sファッションとレトロな車、
小物に至るまで徹底した時代考証も見所の一つ。
TVのリモコンがデカい!
「死霊伝説」「ポルターガイスト」「エルム街の悪夢」を
彷彿とさせるイメージを盛り込みながら、
ホラー慣れしたファンの心臓をも一突きする
ショック効果の連鎖!見終わった後は魂が抜けたような
満足感ある疲労を味わえるトンデモない王道ホラーに
仕上がっています。

映倫区分【PG-12】男子中学生がフードを深く被り、
落ち着かない様子でショックを楽しんでいるかと思えば、
女性3人組が手を繋ぎ団子になってトイレへ駆け込む・・・
2016年にこんなストレートな観客のリアクションが
見られるとは思いもしませんでした。
カップルが多かったですが、皆青ざめた表情で
「こ、恐かった!」と。子供だましのジャンルとは言わせない
最恐のホラー映画を送り込んできたジェイムズ・ワンの
才能にただただ感心させられました。
地獄めぐり!死ぬ気で観に行け!
【2016年7月9日】公開初日、109シネマズ湘南で鑑賞。
Conjuring 2 - O.S.T./Joseph Bishara
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『デッドプール』
減らず口を叩くんだけど、やる事はしっかりやる
ノリ突っ込みお下品スーパーヒーロー、
それがデッドプール!
映画ネタを随所に散りばめているから共感できるし、
綺麗事ばかり並べてないで直球で挑んで来る
姿勢が爽快ですよね。

アメコミ物ってちょっと苦手というか
取っ付き難くて心配でしたが、
お高く留まっている輩以外は
腹抱えながら笑える痛快アクションに
仕上がっていると思います。
弾丸に番号振ってあるのが良かったし、
ド天然で武器忘れたら刀で戦う臨機応変さも
身近なヒーロー的で親近感湧きますね~。

コロッサスが良い話してんのにゲロ吐かせる
無益な溜め演出も馬鹿臭くてたまらんです!
副作用で無敵の体を手に入れたけど、
火傷が酷くてコンプレックスになってる所を
恋愛と絡めていたのが痛く感動しました。
スーパーヒーローランディングは膝を痛めるって
教えてくれたし、ホントどうでもいい
知識の宝庫なデップーちゃん。
ライアン・レイノルズの裏返った声も素敵です!

【2016年6月1日(水)】公開初日、
109シネマズ湘南のIMAX版で鑑賞
【Amazon.co.jp限定】デッドプール ブルーレイ版スチールブック仕様 (俺ちゃんステッ.../20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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『悪夢の系譜』
エンジンが温まるまで時間がかかるけど、
ラスト20分が怒涛の展開でオカルトなのか
スラッシャーなのか混乱するオージー産のサスペンスホラー。

子供の頃、ホラー専門誌で幾度となく眺めた
老人の水死体や抱きつく惨殺死体をようやく
動くカタチで拝めたのは感無量です。
手持ちカメラがダッシュして扉の隙間に潜り込んだり、
角砂糖のクローズアップや天井からの俯瞰など
凝りに凝ったカメラワークでぎゃふんと言わされる
隠れた秀作かもしれません。
鍵穴から直撃する棒はご都合主義でも別にOKな清々しさ!
ババア怖いし、アホ男気色悪い。。

エンドロールが巻き終わった後も
ヴォコーダーの音色が延々と続くしつこさは
『フェノミナ』のVHS版を軽く超えましたな~。

【2016年6月3日】鑑賞

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『エイリアンドローム』
火星人が地球侵略のため人間をマインドコントロール。
熟れた卵の汁を浴びると体内から血が飛び散り
内蔵が噴出する恐るべき殺人兵器を
世界中にばら巻こうとしていた。

『エイリアン』の有名な卵を模したポスターから
着想を得ているんだけど、不気味に輝くシリコン製の
タマゴがぼわ~んと鳴き声を上げながら破裂。
液体を浴びた者は数秒もたたない内に「北斗の拳」の
ケンシロウから北斗神拳をお見舞いされたように、
ひでぶ!あべし!と肉体が爆発!
こんな突拍子もないアイデアを思いつくイタリア人は
流行に敏感な上に割と天才である。

黒幕の火星人は身動き一つ取れない木偶の坊なので、
テレパシーで獲物を操り卵を運ばせる他力本願さに
呆れるけど、とっくり型で電気仕掛けの
サイクロプス・エイリアンの製作は700万も
掛かったのだとか。眼が光り、二重の口で人間をスッポリ
飲み込んでしまう。体の至る所から臭そうな汁を滴らせる
醜くて使えないヤツ。こういうダサい造形に心動かされる
性質なので美麗な画質で蘇えった
Blu-rayを買わずにはいられませんでした。
手を動かすテグスが見えちゃってるんだもの(笑)

あとね、腹の具が飛び出して死んだ火星人の手下が
やたら瞬きするプロ根性に欠けた寝るだけの演技が
最高にバカ過ぎて何度一時停止して見た事か。
『サンゲリア』や『人間解剖島/ドクターブッチャー』と
同時期に製作されたので主役のイアン・マッカロクが
皆同じキャラに見えてしまうどうでも良いオマケ付き。

映画より知名度が高いのは音楽を担当したゴブリン。
本編よりサントラアルバムの方が
売れてるんじゃないですかね?
キーボードのクラヴディオ・シモネティが脱退し、
受難期の後期ゴブリンを必死で支えてきた
ベースのファビオ・ピニャテッリ率いるリズム隊。
南国風でジャズ色の強いサウンドが
異国情緒溢れるストーリーを盛り立てています。

【2016年6月4日】アロービデオのBlu-rayで鑑賞。
※初見は1995年春にレンタルビデオで。
Contamination/Goblin
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『ツールボックス・マーダー』
年期の入ったボロアパートの住民が黒づくめの
殺人鬼ラスマンに惨殺されてゆく
トビー・フーパー監督のスラッシャームービー。
誰もかれもクセの強い住民ばかり出てきて、
早く死んで欲しい順にラスマンが道具箱から
選りすぐった武器で葬るバリエ豊富な
殺人パーティが非常に愉快。
トンカチにネイルガン、丸ノコと
ざくざく切り裂いたりぶん殴ったり。

フーパーの強いコダワリでCGは使用されず
惨死体や血糊全て特殊メイキャップアーティストが
丹精込めて製作した手触りのリアルさの中に、
これは作り物っぽくて安らぐなーみたいな
度を超えないレベルを保っているのが特徴でしょうか。

共同生活の煩わしさ。フーパー監督の初期作
『悪魔の沼』や『ファンハウス』で描かれていた
壁一枚隔てた所から恐怖が始まる演出が
再見出来たのは嬉しかったです。
ロケに使われた実在するアパート。
人間の手では作り出せない
経年劣化と造形美も本作の見どころ。
どことなくクローネンバーグの
『シーバース』を彷彿とさせたり、建物に
謎が隠されている設定はダリオ・アルジェントの
『インフェルノ』っぽくて名作の良いとこ取りな感じです。

冒頭に登場するシェリ・ムーン・ゾンビは
水も滴るいい女ですなあ~。
ドアマン役は『コブラ』でスーパー籠城男を演じた
アバタ面俳優マルコ・ロドリゲス。
ありふれたスラッシャー物に留まらず
オカルトテイストを加味させたり、殺人鬼が
人間臭い所もハマりました。

【2016年6月5日】鑑賞

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『スティーブン・キングのナイトシフト・コレクション』
スティーブン・キングの短編集から
2話を収録したオムニバス映画。
第1話「老婆の部屋」を撮ったのは「ショーシャンクの空に」
「グリーンマイル」「ミスト」のフランク・ダラボン監督。
彼の処女作だけあって1話は癌に侵された母を
息子が断腸の思いで安楽死させる
悲しみに満ち溢れた泣ける物語。
第2話の「ブギーマン」は回りくどくて正直辛い。

【2016年6月5日】鑑賞。

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『ディセント』
女性だけで編成された珍しいダークネスホラー。
未開の洞窟探検がきっかけで未知の生物に
襲撃されるという古くは『エイリアンズ』や
近年だと『地獄の変異』あたりを
思い起こさせる立ち入ってはならない場所に
ヅカヅカ入り込んで痛い目に遭う典型的な
バチ当たりパターン。

穴ぐら野郎もメスに統一してほしかったなあ。
大体暗いところが好きで引き籠ってるのに、
餌を誘い込むなんて卑怯だぞ!
露骨に驚かす演出も気に入らないし、前フリが長すぎる。
これも監督が意図したものだと思うけど、
まんまとドツボにハマった訳だ…。
87分辺りからサラのリミッターが振り切れて
プレデターのシュワ並に覚醒する姿は
惚れすぎて失禁するカッコ良さ!
「俺も女だ。殺る時は殺る!」

なあなあと生温い友情で解決する事のない
芯の強い女性像が上手く描かれていると思います。
途中、暗がりで顔の判別が付かなくなり
「あれ?もうヒロイン死ぬの!」と焦りましたが、
違ってた(笑)2作目が楽しみです。

【2016年6月6日】鑑賞
DESCENT/Lions Gate
¥1,897
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『ドロドロ・モンスター!!
/放射線レポーターの復讐劇』
原発の放射能漏れを告発しようとした記者が
核廃棄物タンクに落とされ醜い姿になってしまう。
触れると焼けたり溶けたりする放射能パワーで
自分を陥れた社長一派に復讐する
コミック調のコメディホラー。

ドロドロモンスターと言うよりは
ドロドロにさせるモンスターですね。
フレディみたいな井出達のマイクが皮膚を
ピッと剥がして敵に投げつけると肌が焼けただれる。
ツバを垂らしたら額が溶解し、バスタブにおしっこすると
女の体が真っ赤に腫れあがる。
会社の陰謀で醜い復讐魔へと変貌する流れは
「ダークマン」そっくり。お手洗いの石鹸を水で希釈し過ぎて
全く泡立たない洗ってるんだか塗っているんだか
理解に苦しむチープさが売り。

それにしても嫁が全く信用してくれないし、
崩れた顔を見て「オエーッ!」とかマイク哀れ過ぎるでしょ(泣)
お馬鹿路線で〆るのかと思ったら
しんみりさせるエンディング。
「ヤルマンスキー」とか「ソチンスキー」等の
デタラメ字幕もなんか懐かしい匂いがする(笑)
マイクのスペアリブを美味しそうに食していた
ワンコが一番強かったですなあ~♪
着ぐるみゴリラは一体何だったんだ…。

【2016年6月7日】鑑賞

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『ディセント2』
前作で命からがら生還したサラ。
数日も経たない内に事情を説明するため
保安官たちと再び地獄の洞窟へ潜っていく。
これはデジャヴか?と思うような延々と続く洞窟に
前作にも増してワザとらしいショック場面の
押し売りでウンザリ・・・。

クライマックスで一瞬盛り上がるけど、
大失敗した続編の典型みたいな流れで
ガサツな奴らばかり出てくるし、組み立て方も
下手っぴだし全く救われないしで
後味の悪さしか残りません。
「ヒルズ・ハブ・アイズ2」とシーンが被るねぇ。。
サラは相変わらず美人でカッコ良かったです。
それだけが救い。ホント。

【2016年6月7日】鑑賞
ディセント2 [DVD]/Happinet(SB)(D)
¥3,990
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『雨女』
「呪怨」の清水崇監督が4DX専用に撮った
35分の短編映画。
幼いころに母を亡くした理香は雨の日に限って同じ夢を見る。
踏切で雨に濡れながら線路にうずくまる女性の夢を。
清水監督が得意とする幼少期の辛い記憶や子供の描き方、
あるシチュエーションで背後に何者かの気配を感じる・・・
そう言った誰しも経験した事のある恐怖感と
人間の情念が渦巻く切なさを
上手くまとめていると思いました。
都市伝説が受け継がれる意味深な所も良かった!

理香を演じた清野菜名さんの内向的で純朴な
雰囲気にとても魅せられました。
吉瀬美智子さんを若くした様な(失礼!)
清純派の女優さんですね。
体感型4DX上映オンリーという事で、雨が降れば
水がしたたり、血しぶきを浴びると結構な水量のミストが
顔面めがけて噴射され文字通り雨女・雨男と化します(笑)
幽霊が現れると耳の裏に風がヒュッ!と吹き込み、
水中シーンでは座席がゆらゆらとマイルドに
揺れるギミックなど、絶妙な加減の恐怖を体感できる。
臆病な人や4DXの入門に最適なサクッと楽しめゾクッ!として
ホロリと泣かせる切ない怪談映画でした。

ちょっとクドくなりますが、雨が降るエフェクトとミスト噴射は
20数回ありましたよ。びしょ濡れになるのでは?と
心配しましたが、そこまで過激じゃなかったです。
レインコート持参のお客さんがいて
すっごく気持ちが分かりましたよ(汗)
トークショーで聞いた話ですが、製作前に
「4DXなんだから客が入らなきゃ座席が濡れるだけだぞ!」と
ハッパを掛けられた清水監督。
4DXエフェクトに見合った場面をより多く撮ったそうです。

ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ、らんらんらん~♪

【2016年6月8日(水)】小田原コロナシネマで鑑賞。
※4DX上映。料金1,500円。パンフ未発行。

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『エスケープ・フロム・L..A.』
舞台をロサンゼルスに移した1作目のセルフパロディ。
オープニングからメインテーマの激燃えカバーで
早くもテンションMAX!LAに大地震が来ると予言した
大統領候補がやりたい放題の理想国家を
築き上げる恐ろしい近未来・・・と言っても2013年なので
過去の話になってしまいました(笑)
大統領の娘ユートピアが盗んだ極秘機密の
ブラックボックス奪還のため再びスネークが
いいように使われる。

ヤケクソ感満載のワークプリントはめ込み合成みたいな
CGは一瞬ダサー!となるんですが、
狙ってやってると思うのであまり気にならないんですよ。
スネークも半ば自暴自棄みたいな状態で
島流しされてる訳だし釣り合いが取れてるんですね(笑)
カーペンター監督が最も得意とする西部劇から
インスパイアされたシークエンスの数々。
生き残る為には手段を選ばないスネークの
バンコックルールの汚さとキザな台詞に鳥肌立ちまくり。

ガジェット類は当時からなんかイケてなくて、
ダマクルスの剣なんて出来損ないのMDみたいでしたし、
360度投影可能なホログラムは先見の明があったかなーと。
物質文明に溺れ、簡単な事さえ機械任せ。
要らないものをジャンジャン作って価値観を見失った
世の中をリセットさせても一匹狼のスネークには
何一つ困らない。いや本当に原始時代とまでは
行かなくてもワールドコード入力でやり直さなければ
人間自身がダメになる。それを分かって描いているんだけど、
現実には甘えの方が勝ってしまうんですね。

パイプラインを演じたピーター・フォンダの「津」波乗りや、
ねずみ男みたいにずる賢いエディに扮した
スティーブ・ブシェミが最高に盛り上げてくれます。
カージャックマローンは黒人女優パム・グリアが
腋毛をチラリと覗かせて怪しい魅力を放っているし、
言われなければ気が付かないリック・ベイカーが
特殊メイクを担当した整形外科医のブルース・キャンベル!
マーロイにステイシー・キーチを起用したのも
抜群の取り合わせ。

LAを見たら1997が見返したくなり、
またLAへ続く無限天国突入のアウトロー映画。
冒頭のナレーションは『ハロウィン』で
ローリーを演じたジェイミー・リー・カーティス。
本人は1997とLAともにナレーションを
担当した事を忘れているそうな(泣)
アメリカンスピリッツ吸いたくなるなー。
"Welcome to the human race"

【2016年6月9日】パラマウントの北米盤Blu-rayで鑑賞。
※初見は1996年11月23日(土)
横浜相鉄ムービルで(公開初日)

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『アウトバーン』
ブルーの瞳が印象的なニコラス・ホルトの魅力が
詰まったノンストップ・カーアクション。
わらしべ長者の如く高級車ばかり乗り回し
乗り捨てアウトバーンを疾走する。
全編カーチェイスだけかと思ったら、
ヒットマンに命を狙われるニコラス君が狭い路地を
俊敏な動きですり抜け、時に大胆な行動に移したりと
アドレナリン全開の目まぐるしい追跡劇が楽しかったです。

アンソニー・ホプキンスはレクター博士まんまな
寡黙な麻薬王を貫禄たっぷりに演じているけど、
誰より彼より凄いのはヤク中でお喋りが止まらない
成金のベン・キングズレー!
トルコ訛り英語で映画通を気取ってみたり、
黄金銃を片手に酒を煽るお馬鹿なマフィア役は
主役を食ってしまう強烈な存在!
バート・レイノルズが大好きみたいだけど、古いなぁ~(笑)
ベンのハイテンション演技を
見るだけでも価値がありますよー。

邦題の「アウトバーン」はちょっと名前負けしてると思う。
アウトバーンでのアクションは大して多くないし、
高級車が目白押しなのに肝心要な大舞台で
派手にクラッシュするのがファミリーカーとは…。
ウン千万円するスポーツカーの1台くらい
惜しみなく潰して欲しかったです。
ニコラス君の役柄は自動車泥棒なんだけど、
彼女に優しい面を見せたかと思えば、
大金を目にすると強欲になったりして何だか掴み所のない
風変わりな性格は少し置いてけぼりを食らう感じです。
でも「ウォーム・ボディーズ」と「マッドマックス」のキャラを
足したような魅力を放っているので
女性ファンは必見かも。

【2016年6月10日(金)】公開初日、
TOHOシネマズ海老名で鑑賞。

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『ラザロ・エフェクト』
死人が息を吹き返す驚異よりも、蘇えった後に
肉体的変化が生じ、自己制御出来なくなった女性の悲劇と
欲望を抑えきれず彼女を蘇生させた者に降り掛かる災難を
限定された空間を上手く活用し誰もが体験している
瞬時に場面転換し脈絡のない「夢」のような
無限のイメージでタイトに纏め上げている所が
非常に面白かったです。

死の淵を彷徨い、三途の川を見た後は霊感が
強くなるなんて話を耳にしますが「キャリー」「スキャナーズ」を
想起させるパワーを身に付け、神への冒涜とも取れる
禁断の行為に及んだ仲間たちへ復讐するヒロインを
ホラーキャラ映えする顔立ちのオリヴィア・ワイルドが
感情の起伏を上手く演じ分けながら
「復讐に燃えるカッコいい女」に扮しているのが一番の魅力。

芸達者な犬のロッキーは「遊星からの物体X」の
シベリアンハスキーを想起させるし、愛する者を
禁断の方法で蘇えらせるのは「死霊のしたたり」
「ペットセメタリー」「ゾンビ・コップ」等の
美味しいパーツを組み込んだハイブリッドな
アクション・ホラーに仕上がっており、
ランタイム83分の中にぎゅっ!と凝縮しているので
テンポが良いしサクッと楽しめると思います。
ベースは「フラットライナーズ」なんですけどね。

レイティング【G】で表現できる残酷描写の
演出が非常に上手い!見せ過ぎない痛さ・怖さの表現、
これもホラーを作る上で重要なポイント!
個人的には露骨なびっくり場面が気に入らなかったけど、
ホラーファンならある程度予測できると思います。
因果応報、去る者は追わず・・・。

【2016年6月11日(土)】公開初日、新宿バルト9で鑑賞

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『10 クローバーフィールド・レーン』
※ネタバレです
前作を見ていなかったけど、昭和のインチキ宣伝っぽい
煽りに感銘を受けて観に行きました。
キーアートはしょうがないよ、あれくらい出さないと
客は入らないもん。または思い切ってサスペンス路線で
ぶつけてみれば良かったのか?
良い意味で期待を裏切られましたね。

キャスト3人のみで展開する会話劇だけど、
用心深いメアリーちゃん、何を考えているか分からない
ジョン・グッドマン、何も考えて無さそうな
ジョン・ギャラガー・Jr.それぞれの個性がぶつかり合っていて
疑心暗鬼に陥らせる所は物体Xっぽいし、シェルターという
隔絶された空間をフル活用して監禁されながらも
僅かながら希望を感じさせる脚本は上手だったと思う。

冒頭は「SAW」や「ザ・キーパー」風なのかな?と思ったけど、
「ルーム ROOM」まんまな天窓とか出てくるし、
こりゃSFを謳った新手の変態映画かと…。
ほら、火事場泥棒というか世の中の混乱に便乗して
欲望をむき出しにする馬鹿どもがいるでしょ。
ああいう連中が身近にいますよ、ゼイリブですよ、
地球外生命体より隣の恐怖ですよ~と遠まわしに
警鐘を鳴らした作品なのかもしれません(違うな)

そういう意味では良く出来たサイコおじい映画かつ、
サバイバル能力の高いメアリーちゃんの身体を
舐めまわすように観察できる
メアリー・エリザベス・ウィンステッドinシェルター
【イメージビデオ】みたいなノリで楽しめましたね!
ジョン・グッドマンの椅子がいつ壊れるかハラハラしながら、
仮性包茎風の異星人がムニー!と登場する場面に至るまで
割と飽きずにグイグイ進めてくれたと思います。
引き合いに出すと怒られそうですけど、
近所のおばさんが窓に頭突きするシークエンスで
シャマランの「ハプニング」を思い出しちゃったのは内緒(笑)

【2016年6月17日(金)】公開初日、
TOHOシネマズ海老名で鑑賞

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『貞子vs伽椰子』
地球が滅びてもこの怨み晴らさずにおくものか!
日本が生んだホラーアイコン貞子と伽椰子。
顔色が悪い大和撫子の二大対決が遂に実現!

好奇心で封印を解いてしまった若者に降り掛かる
悲劇を両作の魅力を織り交ぜながら
説得力あるプロットでぐいぐい押しまくり
「見たら呪われる」「入ったら呪われる」
これぞ体感型ホラーだ!と言わんばかりの
ヤバイい怨霊を観に行ってしまった
我々も被害者。いやぁ~上手い事作りましたねぇ。

過去帳入りしたと思われる(一部ファンはいますw)
記録媒体のVHSを何処で入手するか?
それを現代風にアレンジしており懐古趣味というか
モロ世代の人には堪らない懐かしさを感じさせますね。
度胸試しに曰く付きの場所へ足を踏み入れるなんて
バチ当たりな行為は昔から変わらず。
つい出来心で・・・こんな事になるとは思いもしなかった等、
物事を深く考えず思いついたらスグ行動に移してしまう
若者の心の闇に喝を入れている所も
生々しくて考えさせられました。

VS(対決)モノだと『フレディvsジェイソン』が
素晴らしかったですが、サダカヤの良い所は
キャットファイトが売りじゃないところ。
そこに至るまでのプロセスを粘って撮っていて
「なぜこの二人が対決する事になったのか?」
ここに重点を置いているのが単純なVSモノで
終わらない奥深さ、手の付けられない恐怖を
見る者に与えてくれる所だと思うんです。

なので観に行くと呪われるライド感覚のJホラー。
「お前さ呪いのビデオ見た?
あの家(映画館)にも入ったでしょ?ヤバくね!?」
これを最も口コミで影響力のある若い世代が
楽しめる内容にしたって事も
近年ではエポックメイクな事だと思います。
暴力描写やグロ映像に依存することなく
小学生から大人まで満足できる映画に仕上げたってのは
作り手側からすれば一大決心じゃないですかね?
レイティングが高く設定されたら子供が見られない、
表現がソフト過ぎると大人が満足しない。
その絶妙なサジ加減でキメて来た白石監督は
やはり凄いと思う。

感情を素直に表現するのが苦手な日本人が
「ぎぇー!」とか「私は目をつぶってるから、あとで教えて」とか
上映中に小声で話すんですよ。若い子が耳を塞いで
震えながらも目の奥はキラキラ輝いている!
大きい画面だから映画館で観るとかじゃなく、
知らない客と怖さ面白さを共有できる、
そんな忘れかけていた喜びも一緒に思い出に残る
これぞエンタメな傑作です。

夏美役の佐津川愛美さんの変化に富んだ
名演が素晴らしい!生きるって難しいよね色々と…。

【2016年6月18日(土)】公開初日、
TOHOシネマズ海老名で鑑賞

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¥価格不明
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『クリーピー 偽りの隣人』
引っ越し先で隣人に嫌がらせを受ける
希薄なコミュニティでの疎外感。
アメリカ映画でいう所の都会もんが田舎でヒデー目に遭う
あの理不尽さを日本で描けたというのが新鮮でした。

どことなく歯車が噛み合わない西島&竹内夫婦。
そこに隣人の香川照之が掴み所のない気味悪さで
夫婦を翻弄してゆく全く新しいタイプのサイコホラーに
仕上がっていて、香川さんがぬらりと
登場するだけで恐ろしく、時に笑ってしまう
怪演に圧倒させられます。

黒沢監督コダワリの舞台選び。
東京郊外の住宅地は実名を伏せずにロケしているし、
不幸を運ぶ風の演出。生きているような影の動かし方。
思い出したくない過去を振り返る時に回想シーンを挟まず
長回しの映像に明暗を付けて表現した素晴らしい
照明効果。壁一枚隔てた所にあの世とこの世が存在する。
時折挟んで来る荒唐無稽な表現が
たらい回し感を生んでいて足元をすくわれる感覚は
見事としか言いようがないですね。

艶っぽい竹内さん上手かったなあ~。
鈍感だけど興味のある事になると
前が見えなくなる西島さんも
普段演じてるキャラとは違っていて新鮮でした。
ドラマ「ストロベリーナイト」のファンなので
上司と部下がめでたく結ばれた風に見えてしまうのは
感慨深かったですけど…。
香川さんの娘を演じた女優さんも
感情移入させられっぱなしの熱演でしたね。

まぁなんだかんだで香川さんの下唇にとっ捕まりそうな
ナマズ顔と、天邪鬼で自分の思い通りに
事が運ばないと駄々をこねて人のせいにする幼児性。
やってる事は用意周到なんだけど精神年齢が
低いところがより恐怖感と人間不信感を生んでいて
出オチの博覧会っぽさが凄いんですよ。
エクソシストのパズズみたいな憑依型粘着体質。
思考が読めないのってスゲー不安感を煽りますね。
兎にも角にも香川さんの気色悪さが眩しい
トンデモないサイコパス物。

有無を言わさぬ美術の素晴らしさ。
煤けた壁に無機質な秘密部屋。
小道具ひとつ取っても黒沢イズム漂う
あの怪しさ満点な通路と防音扉が堪りません!
芥川也寸志を思い出す重厚な音楽。
まるで70年代の「おー!ちゃんと終わった。
やり切った感がハンパじゃない」って感じの
〆に至るまで黄金期の邦画が
帰ってきたような懐かしささえ覚える
大傑作に仕上がっていると思います。

常識が通用しない人間と関わるのは脅威ですよ。
スクリーンプロセスの場面、ネバーエンディングストーリーの
ファルコンを思い出しちゃって「ここでこんなファンタジックな
画をぶっ込むか!」と改めて黒沢監督の才能に
惚れ惚れさせられましたです!

【2016年6月23日(木)】TOHOシネマズ海老名で鑑賞
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