三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画メインですが、鉄道&路線バスねたも♪


テーマ:

『ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー』
母親にドヤされヌードパズルを

完成させられなかった少年の屈折した

性格が中年になっても治まらず

ティーンエイジャーの四肢を電ノコで切断し
モノホン立体パズル製作に意欲を燃やす

日本未公開残酷スプラッターの決定版!
切れ味の良いチェーンソーで腕がスパスパ

吹き飛ぶ出し惜しみのない演出。
説明過多ながら犯人探しの要素を

匂わせたかと思えば、唐突にインサートされる

阿保な場面でスベったりと何処か

掴み所のない無国籍感がクセになります。
今回見たのはスペイン版の

ディレクターズカットなる

若干尺の長いバージョン。
しかーし!音楽がまるっきり別物。
あの気の抜けた能天気な

テニスマーチが聴けない(涙)
ゴブリン演奏の地味なベースラインも皆無…。
初期のジャーロ映画っぽい正統派な

イメージになっています。
音楽だけで随分印象が異なりますね。
でもねやっぱテニスの子は名演ですよね。
ビデオスルーですが、

昔から何か感じる物が

あるんだよなぁブラピって(笑)
2016年11月3日(木)ハピネットのBlu-rayで鑑賞。

※初見は80年代にレンタルビデオで。

 

 

『スタンダール・シンドローム』
アルジェント初期ジャーロを彷彿とさせる

至ってマジメなサイコサスペンス。
娘のアーシアを弄り倒し

(まるでリカちゃん人形のように)
過激なシチェエーションに叩き込むダリオ御大。
まだあどけなさの残るアーシアの美しさと

情緒不安定な役柄がマッチしており
「中身のある」ストーリーも

アルジェントは得意なんですね。
痛覚を刺激する暴力シーンは誰しも共感できる

身近なものを扱っていますが、
サスペリア2のジョルダーニ殺害を想起させる

角っ子の痛さ、血痕の鮮やかさ、
妙な箇所に拘る細かなディティールなど

古くからのファンがニンマリしてしまう

画の宝庫でした。
音楽にゴブリンを起用せずどうする?と

思いましたが、出し惜しみなく映し出す

フィレンツェの街並みや圧巻の芸術品などを
盛り立てていたのが

巨匠エンニオ・モリコーネの不穏なスコア。

 

巨大な人面魚やどこでもドア風の絵画潜りなど

夢の中のふんわりとした幻想的なムードも

印象に残ります。
レイプ魔は『オペラ座/血の喝采』に激似だったし、
90年代中期の危ういCGは『ドラキュラ3D』と

ほぼ同品質で安定感というか、
変わり映えしないアルジェント節が垣間見られて

なかなか面白かったです。
2016年11月7日(月)是空のBlu-rayで鑑賞

 

『吸血の群れ』
カエルが人間の手首を咥えた胡散臭い

ポスターヴィジュアルだけでカルト化している
ゲテモノパニックの代名詞と言ったら

『吸血の群れ』に決まっている!
レイ・ミランド扮する強情な大富豪が

生きるか死ぬかの瀬戸際に

己の誕生パーティーを優先し、

その一族が爬虫類や両生類に

猛烈アタックを交わし
自滅する分かり易さが最大の魅力。

(幼稚園児でも理解できるシンプルさ)


40年以上前の作品ですが、多種多様な

カエルや蛇、トカゲにワニの生き生きとした表情を

クローズアップで切り取っているのは
貴重なのではないか?
この手の生物が好きな人には天国のような

世界観が広がっています。
人間が勝手に嫌悪感を抱き

排除しようとするヘビやカエル。

彼らも環境破壊を繰り返し住み家を奪う

人間が難くて仕方ないと思う。
そんな吸血の群れからの重い視線に

耐え切れなくなったバカ一族が
トロロ昆布プレイをおっ始めたり、

ワニと泥レスリングを開始するのだから世も末。
終始鳴り止まないカエルの鳴き声は

案外クセになりますよ(笑)
2016年11月8日(火)マクザムのBlu-rayで鑑賞。
※初見は1992年1月11日、

テレビ東京の深夜放送(正味71分)で。

 

『ソドムの市』
パゾリーニ監督の遺作。

日野康一大先生の名著

『ショック・残酷・大全科』を
小学時代に読み、この「ソドムの市」は

とんでもない見てはならない作品だと
心に誓ったのも遠い昔。

僕のような凡人には到底理解できない異常な

性描写がバリバリ飛び込んでくる。
権力者たちの餌食になる美少年・美少女たちの

苦痛に歪む表情は見ていて心苦しい。


今となっては特に目新しい

映像ではなかったけれど、
糞尿地獄(スカトロ)の生々しさはフェイクと

理解していても虫唾が走る強烈さ!
徹底したサディズム。

正直「変態」以外の言葉が見つからない程の

野蛮行為でも、享楽にふける権力者が

子供のようにはしゃぐ姿は何処となく愉快に映る。
その昔、本で見た大虐殺も

意外なほど呆気なかった。
しかし映像はしっかり出来ているし、

語り部ババアの傍らでピアニストが弾く

流麗なメロディが耳に残ります。 
2016年11月9日(水)是空のBlu-ray

(HDニューマスター~製作40周年記念~)

 

『ダーク・ハーフ』
心の二面性をテーマにした

スティーヴン・キング原作のホラー。
堅実な画作りを得意とする

ジョージ・A・ロメロ監督が

メガホンを取るとキング作品に重厚さが増す。
善の心・悪の心を巧みに演じ分けた

ティモシー・ハットンの鬼気迫る

表情が面白いです。
普段は理性で抑えている暴力性を

小説に投影する主人公が執筆をやめた途端
フィクションのキャラが具現化。
黒づくめの井出達とキザな振る舞いがどこか

漫画テイストなジョージ・スタークが

いちいちカッコいい!

 

物語の続きを書かなければ

どちらかの肉体が滅びる。
クローネンバーグの「スキャナーズ」のような

兄弟対決を思い起こさせるところや、
双子の片割れが発見される箇所などは

「バスケットケース」のようです。
スズメの大群を再現した特殊効果と

抽象的なヴィジュアルが脳裏に焼き付きます。
誰もが持ち合わせている二面性。

度を超えない範囲で使い分ける事が大切。
毎日己は己と戦っている訳か…。

生きるのって大変ですね。
ダイヤル式風のプッシュホン電話の

可愛らしさにホッコリ(笑)
2016年11月10日(木)是空のBlu-rayで鑑賞。

※初見は1997年10月16日、木曜洋画劇場で。

 

『ザ・ボーイ~人形少年の館~』
人形も設定も屋敷の雰囲気も

掴みはOKなのにプロットがスカスカ。
ありふれた演出、じれったさ。
風邪引くよ、引いてないのかよ!と

突っ込みを入れるくらいしか出来ませんでした。
自分から行動を起こせ怠けもの!
2016年11月11日(金)鑑賞。

 

『グリーン・インフェルノ』
イーライ・ロスの食人映画オマージュだけに

留まらず回りくどい現代社会風刺が
盛り込まれた人が人を喰う

冗談のような大傑作!
森林伐採で環境破壊が続く先住民の

生活を守れと鼻高々に群れで行動する

意識の高い学生グループが飛んで火にいる

夏の虫の如く未開人に「新鮮な食料です」と
我が身を捧げた超絶優しいグルメ映画ですね。


お前ら平和ボケしたガキに何が出来る?
ほんとね、価値観の押しつけとか

余計なお世話なんですよ。
郷に入れば郷に従え。

先ず手始めに食材の解体ショーで見る者を

恐怖のドン底に叩き落とし、
お婆ちゃん秘伝の調理法で笑いを取る。
この緩急の付けかたがロス監督の得意とする

嫌味ったらしいブラックジョーク満載で
頬が緩んでしまいますね(笑)

切り株、ホルモン、カワハギ、

燻製、ケムリとなんでもござれ。


雄大なチリの大自然をフルに生かした

ロケーションと原住民に「食人族」を見てもらい

大体こんな感じでと演技指導したら初めて見る

映画に大爆笑。

喜んで出演を快諾してくれたという
ハートフルな撮影秘話が素晴らしいです。

自然体の「食人族」像は

ネイチャードキュメンタリーを

見ているような説得力さえ感じてしまうほど。
『人喰族』『アマゾンの腹裂き族』『食人帝国』等の

グルメ名作を彷彿とさせるシーンを
盛り込みながら食文化の違い

「他所は他所、ウチはウチ」
変に干渉すると自滅するハメになりますよー♪と
頭の上の蠅も追えない暇人に喝を入れる

イーライ・ロスに底意地の悪さを感じたww
2016年11月12日(土)

ポニーキャニオンのBlu-rayで鑑賞。
※初見は2015年11月26日、

新宿武蔵野館の先行上映

「食人フェスティバル2015」にて。

 

『オーディション』
再婚相手を映画のオーディションで選び、

お目当ての女性に惹かれていく中年男が
歪曲した女の純粋すぎる愛のえじきになる

三池崇史監督の初期作にして

カルトな人気を誇るサイコスリラー。

容姿端麗で育ちの良さそうな麻美を演じる

椎名英姫が淡々と拷問を行う姿は

冷徹ながらもホラーアイコンと

呼ぶに相応しいカリスマ性を漂わせる!
まだあどけなさの残る椎名さん

とても美しかったです。


他に類を見ない衝撃的な残酷シーンと

やれる事は全てやる潔さが気持ちいい。
「キリキリキリキリ・・・」

針はあの部分が一番痛いんですよ。
女の心を手玉に取る男が山ほどいるなら、

その逆パターンがあっても全然不思議じゃない。
ランダムに配置されるパズルピースのような

構成、アシンメトリーな構図、

部屋を怪しく染める照明、奇怪な生物…。
一向にDVD再販はなくBlu-rayに至っては

海外版でしか手に入らない…。
和モノの真価を世界に知らしめた

傑作だと思います。
2016年11月13日(日)鑑賞。

 

『クリスティー』
パーカーフードを深く被った4人の殺人集団に

付け狙われる主人公ジャスティンが
大学構内を走って走って走りまくる

不条理サスペンススリラー!
異様にかっこいいタイトルバック。
もうここで傑作の予感。

浮腫みが取れたジェニファー・ローレンス似の
芯の強いヒロインが青白いライティングに

染まって魔の手から逃げ隠れする
スリル感が堪りません。

 

犯人が被ってるはにわヅラのマスクが

アルミホイルやダクトテープ製だったり、

最終兵器もDIY精神溢れるニヤニヤが止まらない
アイデア賞もので無駄を削ぎ落し

タイトにまとめ上げているのが素晴らしい。
キルスイッチの入ったジャスティン

「私を甘く見てもらったら困るよ」
そんな台詞が飛び出しそうな凛々しさに

惚れ惚れしますよー。


選曲も最高だしサントラが超絶クール。
赤いパーカーを着た紅一点な

犯人を演じているのは「ゾンビガール」で
エヴリンをやったアシュリー・グリーン。
彼女の小汚さ薄気味悪さも作品の

引き立てに一役買っています。
スタイリッシュな骨太ホラー!
2016年11月14日(月)鑑賞。

 

『深海からの物体X』
スケベな魚が人間のニャンニャン場面を見ると

本気を出す劣化版リバイアサンみたいな
ウルトラポップ系海洋ホラー。

中途半端にハイテクを装備した漂流船のダサさと
やはりエロい照明がホント何を目指しているか

理解できないけど、クリーチャーはちゃんと

造形物を作ってコマ撮りまで見せてくれるのだから
ホラー大好きな監督なんだろうね(笑)


特殊効果で物足りないシーンを

女優の顔芸で補うなんて無茶させ過ぎ!
こいつら神経図太いから死ぬ間際まで粘る!
チープだけど魚目線アングルやカット割りが

上手くてそれなりに楽しめるのは
イタリアならではの勘違い情熱によるものか?
吐瀉物にクワガタ住んでて

もう笑うしかなかった!w
2016年11月15日(火)鑑賞。

 

『タイムクライムス』
冴えない中年男が奇妙な時空の歪みに

巻き込まれる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に
『13日の金曜日』のテイストを盛り込んだ

タイムトリップ物の隠れた名品!
近所の裏山で撮ったような

安上がりなロケーション。
ナチュラルなお色気シーンに鼻の下を

伸ばしていたらやっぱり13金な展開へ(笑)
アイソレーションタンクみたいなタイムマシンに

ブッ込まれた親父が過去の

自分に幾度となく遭遇。

そして学習能力のない親父が

金太郎飴の如く量産されてゆく。


イエスマンな科学者と共に一蓮托生の

救いようがない堂々巡りさがスピーディーに

描かれていて全く飽きさせません!

網の目のように張り巡らされた伏線の数々。
BTTFに勝るとも劣らない見事なタイムトラベルの

定石を忠実に守った緊迫のストーリー。
巻き戻して再チェックしたんですが、

ホント見事すぎます!
これマルチアングル撮影してるのかな?
親切心で手を貸してくれたお姉さんの

マッパご馳走様でした(汗)
2016年11月16日(水)鑑賞。

 

『クリーチャー』
ストーリーも怪物デザインもほぼ

『エイリアン』を模倣した特殊効果畑出身の
ウィリアム・マローン監督による

「オレの手先の器用さを見てくれ!」と
言わんばかりに超一流SFXでゴリ押ししまくる

80年代中期SFホラーの隠れた人気作。
なぜこんなB級にクラウス・キンスキーが

出演快諾したのか理解に苦しむけど、
彼の怪演あってこそ引き立つ胡散臭さが

充満していて、この作品で真っ先に思い出すのが

男勝りな女隊員の胸を揉みしだく

場面じゃないでしょうか(笑)


親機が子機の寄生虫を放って人間を

意のままに操る発想はグッド!
緊迫感が全く感じられないけど、

鼻がもげたり頭部炸裂や生首が

床にボトリと落下するインパクト大の

特殊メイクは大満足のクオリティ!
全体像が露になったクリーチャーは

着太りしすぎているし、
その着ぐるみに蹴りを食らわすシーンで

ウーロン茶吹きそうになりましたよw
ホラーファンの間では有名な作品なので

機会があれば是非一度

目を通しておくと良いかも…。
2016年11月17日(木)、TV放映版の吹替で鑑賞。
※初見は1988年2月18日の木曜洋画劇場にて。

 

『スローター・ハウス/13日の仏滅三隣亡』
精肉業のオートメーション化で

廃業に追い込まれた豚捌きの

親子が立ち退きを要求する

保安官と無断で映画撮影にやって来た若者たちを
血祭りに上げるスプラッターコメディ。
ベースは『悪魔のいけにえ』なんだけど

雰囲気は『地獄のモーテル』に近いですね。
巨漢の息子がブヒブヒ鼻を鳴らしながら

面白いように無断侵入してくるガキをブチ殺して
ミートフックにぶら下げ恍惚の

表情を浮かべるのけど全然憎めないw
パトカーの運転席に座って子供のように

はしゃいだかと思ったらA級ライセンス所持者も

ビックリなドライビングテクを披露!
女の喉笛を切り裂いた直後に

トマトの輪切りシーンに場面転換する

センスの良さ!
冒頭で命の食べ方を教え、

パッケージとして出荷された肉しか見た事がない

消費者に精肉業の苦労など

分かる訳ないと訴える親父…。
真面目なんだかバカなんだか分かんないけど、

脚本が良く練られていて面白かったですよ。
2016年11月18日(金)鑑賞。

 

『デス・ロード 染血』
雪山で立往生した車内にて男女二人が

極寒の一夜を明かそうと身を寄せ合うが
カーラジオからオールディーズが流れると

黒い影が忍び寄る…。
エミリー・ブラント主演のサバイバル劇と

オカルト要素を絡めた正統派の幽霊映画。
計画性ゼロの学生が喧嘩して

ドツボにハマるありきたりなストーリーかと
高を括っていたら出るわ出るわ

不気味な亡霊の集団が。


曰く付きの場所で立て続けに起こる異変。
絶叫クイーンはどこにでもいるけれど、

恐怖に慄き表情が固まるリアル志向の演技を
披露してくれるエミリー・ブラントを見るだけでも

十分に価値がある佳作。
それにしても凍て付く雪山でのロケは

過酷そうだし、狭い車内撮影は

息が詰まりそうな雰囲気が出ていて

パニックに陥りそう。
どことなく『シャイニング』を彷彿とさせますね。
2016年11月19日(土)鑑賞。

 

『愛しのジェニファー』

(マスターズ・オブ・ホラー)
顔は醜いけど身体は健常者と変わらない

ジェニファーという名の女性を助けた刑事が
彼女の魅力に憑りつかれていく

巨匠ダリオ・アルジェント監督の短編TV映画。
魔性の女か?呪いか?

口が聞けず猫のように

じゃれついてくるジェニファー。
本能の赴くまま男の身体を欲しがり、

生肉を貪る獣を思わせる面と彼女に翻弄され
自我が崩壊してしまう男はさしずめ

逆ペット化といった虚しいもの。


緊迫感をタイトな尺に上手く凝縮していて、

血みどろ効果や特殊メイクもTVとは思えない
ハイクオリティーなレベルで見ごたえ十分。
それにしてもエロチックな描写が多いような…。
人間顔の造りで良し悪しは判断出来ないけど、
何を考えているか分からないのは不安ですよね。
Goblinのクラウディオ・シモネッティが奏でる

ララバイと躍動感たっぷりな

オーケストレーションは

やはりアルジェント作品にマッチしています。
ジェニファーと鉢合わせする刑事家族のくだりが

ほぼ『E.T.』と同じで失笑。
2016年11月20日(日)鑑賞。

 

『ニューヨーク1997』
鬼才ジョン・カーペンター監督による

近未来SFアクションの傑作!
マンハッタン島が監獄と化した1988年も

スネークが大統領を救出した1997年も

遠い昔の出来事になってしまったけど、
ズンドコベロンチョばりに誰もが

その存在を知る伝説のアウトロー
"スネーク・プリスキン"は永遠に不滅。


喧嘩は決して強くないし、キザで胴長短足。
だけどアイパッチの奥に隠れた優しさと

揺るぎない反骨精神にメロメロにさせられます。
今は無き世界貿易センタービルに

着陸するグライダー。精巧な摩天楼のミニチュア。

壁一枚で隔てられた囚人たち。
自由な生活を送っているのはどちらか?
島全体を刑務所に仕立て上げるアイデアは

『ゾンビ』でショッピングモールに
籠城するゲーム感覚に似ているし、
人間臭いキャラも相当際立っていて

何度でも見返したくなる中毒性があります。


マットペインティング(風景画)を担当したのは
無名時代のジェームズ・キャメロン監督。
カーペンターのテコテコ・シンセを聴くと

タバコが吸いたくなる。
レトロフューチャーな

LED式カウントダウン時計やら

台詞やらもうとにかく影響されまくった心の1本。
Mac10が弾丸を吐き出し、

スネークが煙草に火を点けると
老舗音楽番組アメリカン・バンドスタンドの

テーマ曲が流れる!
「俺をナメるな。スネークと呼べ!」

痺れる、死ぬ!
2016年11月27日(日)、

BSプレミアム(2016年7月15日放送)の

録画で鑑賞。
※初見は1996年10月、

テレビ朝日系の深夜放送で(吹替)

 

 

『MIA ミア』
テロリストに両親を殺された孤独な少女ミアが

復讐を誓うリベンジ・アクション。
ミアに戦闘訓練をするMI6の

傭兵サイモンとの関係が「アサシン」を思わせ、

アフガニスタンの戦地は「96時間リベンジ」

っぽいけどミアの生い立ちが

切なく重みが感じられ、とても真面目に

作られおり見入ってしまいました。
脱糞中にケータイが鳴るシークエンスは

緊張を解してくれる変な演出で

吹き出してしまったw
ヒロインが美しいし、芯の強さと親を憎んでも

血の繋がりは変わらないというテーマに

グッと来ました。
しかしなんだあのターミネーター崩れみたいな

ソース顔のボスは!
車内シーンで特殊メイクが左右逆に

映ってましたよ…。 
せっかく訓練した銃をあまり活用しなかったのは

勿体なかったね。
2016年11月28日(月)、

午後のロードショー(2016年11月1日(火)放送)の

録画で鑑賞

 

『虫おんな』

(マスターズ・オブ・ホラー)
レズビアンの昆虫学者が知り合った女性と

交際していく内に常識では考えられない「虫」の

存在が二人の人生を大きく変える
ラッキー・マッキー監督の趣味嗜好が

爆発したゲテモノ恋愛ホラー。
神経質そうなアイダと相思相愛で

若くてどこかクセのあるミスティ。
レズ描写がとても明朗に描かれていて

全然ホラーのホの字も出ないくらい
多幸感に満ち溢れているのが

見ていて気持ちが良いですね。


部屋は昆虫だらけ、ミスティはホラー映画好き!

なんて素敵なカップルなんでしょーか!
ナナフシの化け物みたいな虫に

操られるとまるでミスティが「シャイニング」の

ジャック・ニコルソンのようにキレて
常軌を逸した名演を披露するのはビックリ仰天。
リアルでこんな人いたら近寄りたくないけど、

フィクションの世界なら大歓迎。
KNBが手掛けた特殊効果はTVムービーの

枠を超えた大変贅沢な良い仕事をされています。
ハイアングルで捉えるカメラの動き。
マッキー監督が尊敬するダリオ・アルジェントを

思わせるオマージュ的な撮影技法にウットリ。
いやはや上手い事作りましたなあ~♪
2016年11月30日(水)鑑賞。

 

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『バトル・ハザード』

ドルフ・ラングレンがアジアンゾンビを殴って・

蹴って・斬る(KILL)肉弾戦で魅せる

正統派ゾンビアクション物。
東洋人のゾンビってのは何処か

胡散臭いイメージがあるのだけど、

コレ本気度高いですよ!フザけてないんです。

 

極力ハジキを使わずにボコる爽快さ。

街に取り残された少女を救出するラングレンの

男気溢れる色気たまんないね。
まさかの殺人ロボット登場で

こりゃあ蛇足かと思いきや

なかなかの隠し玉で可愛いったらありゃしない。

ロケーション効果も抜群だし、

安っぽさも感じさせずダレずに

最後まで楽しめました。

オリエンタルなムードも抜群!

ゾンビ店員の田舎芝居!

あれ滅茶苦茶怖いじゃないですか!!
2016年10月13日(木)鑑賞。

※午後のロードショー

(2016年6月6日、地上波初放送)

 

 

『ロケッティア』

グラフィックノベル原作だけど、

スーパーヒーローに成り切れないと言うか

なる気もない曲芸飛行で生計を立てている

主人公がロケットパックを背負って

危なっかしく空を飛び回る姿は

人間味があって夢を感じさせて

なんか憧れますよ。


時代設定と相まってリアリティを生んでいるので

物語にすんなりと入り込む事ができるのも楽しくて

素敵だと思います。先ず注目すべき点はクリフの

コスチュームだよね。ハンドメイドの鉄仮面に

やたらスナップボタンが付いている

レザージャケット!

公開当時とても話題になりました。


で、クリフ役のビル・キャンベルが本作が縁で

ジェニファー・コネリーと婚約しちゃう!

ファンだから悔しかったなー(笑)

そんなビルの当たり役なのかどうか

分からないけど、強烈なDV夫を演じた

『イナフ』とかマルチな演技に

度胆を抜かれます。

超大作じゃないけどゆったりとした

コメディタッチで描くクラシカルなSF映画。 
チューインガムは必携!
2016年10月14日(金)鑑賞。

※サタ★シネ(2016年7月24日放送の録画で)

 

 

『ロックンローラ』

三枚目のジェラルド・バトラーが

ゲイのトム・ハーディ(歯がチャームポイントねっ!)

に気に入られ仲間から「ホモダチ」と

イジられるシーンは抱腹絶倒間違いなし!

しかもジェリーのプリケツまで

拝めるのだからファンは見るべきでしょう。

犯罪群像劇でかなりごちゃついているけど

楽しいです。
2016年10月15日(土)鑑賞。

※映画天国(2016年8月30日放送の録画で)

 

 

『エクスペンダブル・レディズ』

誘拐された大統領の娘を奪還するため

凄腕の女囚が駆り出されるエクスペンダブルズの

パクリと思いきや真面目な方の

アサイラム作品でした(笑)
導入部がまんま『ニューヨーク1997』で

頸動脈に爆弾を~のオマージュに

ニヤ付いていたら本業がスタントマンの

ゾーイ・ベル姐さんのアクションが炸裂し、

お色気担当は見覚えがある姉ちゃん!

そう『ターミネーター3』でT-Xを演じた

あの女優さんです。

爆弾魔のチャイナガールも何もかもキャラが

引き立っていて決して馬鹿にできない

爽快感と面白みが凝縮された

キャットファイト猛打が!


血糊はアサイラムお得意のCGだけど

粘性の高さからブロブが飛び出しているのかと

思うくらいコミカルなビジュアル。

久方振りに顔を見たブリジット・ニールセンが

女親分を楽しそーに熱演しております。

なんかゴツくて面長だけど、

まるでマックスヘッドルームだよね。

この人うんこも太そうだよね…w
2016年10月16日(日)鑑賞。

※午後のロードショー

(2016年10月3日放送の録画で)

 

 

『ジョーズ4/復讐篇』

熱帯の海には順応出来ないサメがブロディ一家へ

復讐するため遠路遥々バハマへお上り。

憎きサメに次男を殺された母エレン・ブロディが

息子の、そして夫の仇を撃つため

人間vs"ジョーズ"因縁の対決が

幕を開けるシリーズ最終章。


透き通るエメラルドグリーンの大海に

ファイバーグラス製のサメがしなやかな動きで

獲物を付け狙うヴィジュアル。

昨今のCG技術では表現できないザラザラとした

「サメ肌」を自然光下で堂々と映し出した

リアルさはさすが本家本元の

専売特許というべき圧倒的迫力。
ブロディ夫人が覚醒しテレパシーを修得。

キルスイッチONになった未亡人の

ロマンスも丁寧に描かれています。

マイケル・ケインがアカデミー授賞式を蹴ってまで

(実はギャラの為w)撮影に挑んだ話は

少し有名だったりします。

 

息の合ったマイケルとジェイクの掛け合いも

上手く描かれていて、1作目のような男の友情を

彷彿とさせてくれるのもドラマチック。
賛否両論あるようですが、サメが吼え、

意思をもって復讐に挑んで来る斬新と言うか

荒唐無稽と言うか真剣さの中にも

キチンと怪物映画としての流れを汲んでいるのが

本作最大の魅力でしょう。 
船の足場をバリバリ噛み砕いて歯が欠けて

出血しようが、機械部分が見切れようが

そんなの物ともしない真面目さに

僕は惚れこんでかれこれ29年も

愛して止まない完結編。

ブロディ一家とジョーズさんの小競り合いが

収束したのだから4作で〆て

本当に良かったと思います。


潜水艇、バナナボート、伝家の宝刀ストロボ攻撃からの体当たり。ソフト版と劇場公開版では

結末が異なる(厳密にいうと全体の編集も違う)

一粒で二度美味しいモヤり方も

全く飽きさせません。 
海中へ沈んだセスナ機は今もバハマで魚礁として

第二の余生を送っております。

サメはユニバーサルスタジオに

展示されていましたが、経年劣化が激しく

ボロボロになったので廃棄処分。

陸の藻屑と消えました。。
2016年10月17日(月)ユニバーサルの

Blu-rayで鑑賞。

(劇場公開時題名「ジョーズ'87/復讐篇」

※初見は1987年8月8日、

公開初日に横浜東宝会館にて。

 

 

『サスペリア』

強烈な色彩感覚と神経を掻き乱す

ゴブリンのスコア。

もうこれだけで気が振れてしまう

ダリオ・アルジェント監督の

美的センスが凝縮されたイタリアを

代表するオカルトホラーの大傑作!


童顔で太眉のジェシカ・ハーパーがとっても可憐。

当初子役を起用する筈が製作元からの

指示で使えず、大人を子供のように見せる

手法として意図的にドアノブを高い位置へ

取り付けるなど、美術面でのアイデアが

そこかしこに散りばめられており、

割れたガラスでさえ美術品に見えてしまう

抽象画のような作風は一度見たら決して

忘れる事の出来ないインパクトを放っています。


腕毛フサフサのおっさん?が殺しに来たり、

ちょっとオカルトとはかけ離れた設定に

疑問を感じる箇所もあるんですが、

キャラクター全員なんか怪しいんですね。

何を信じていいのか分からなくなる不安感。

それを極彩色のヴィジュアルで追い込んで来る。

暴力的なティンパニの響き、

チェレステが奏でる美しいテーマ曲。

五感で見る映画。二度と作れない映画。

映像に物語が埋め込まれた映画。

「青いアイリスを回すのよ…。」
2016年10月26日(水)

『サスペリア/HDリマスター・

パーフェクトコレクション』Blu-rayで鑑賞。

 ※初見は80年代に木曜洋画劇場で。

 

 

 

『31 サーティーワン』

「これから皆さんに殺され合いを

初めていただきます」

70年代のヒッピー文化、悪魔のいけにえタッチな

のらりくらりとしたキャラたち。

ブラックエクスプロイテーションをしっかり

織り交ぜながら家族愛、そして窮地に

立たされた人間の残虐性が爆発!

ロブ・ゾンビの自己愛が凝縮されている。

カーニバルで働く男女5人が見せる立場から

見世物側に追い込まれ、赤い液体の噴射と

屍が散乱するデス・ゲームの

火蓋が切って落とされるゴアホラー。

 

シェリ・ムーン・ゾンビはライオンのヨダレかけを

トレードマークに旦那の要望に見事

応えてくれているけど、バイオハザードの

ミラ・ジョヴォヴィッチも布一枚でおっぱい隠し

コスに挑戦させられたり、

何かこのおしどり夫婦には

布切れで語る夫婦愛があるのかなーと

色々考えさせられましたw

『死亡遊戯』のボスみたいに各ステージで

待ち受ける頭のネジが吹き飛んだ狂人たちが

実にコミカルかつ哀愁が漂っていて

どっちに感情移入してよいのやら…。

ミゼットナチ君、チェーンソーピエロ馬鹿兄弟、

白塗りおっさんなどなど。

 

シワシワ婆さんになっちゃったメグ・フォスターが

戦う女性としてキチンと描かれていたのに

好感が持てたけど、マルコム・マグダウェルは

存在感ねぇな(泣)

ブルジョワはさ、卵かけご飯の素晴らしさを

知らないんだよね。

暇ぶっこいてるなら仕事をしろ仕事を!

そして卵かけご飯を食べるのだ。

「腹が減っては戦は出来ぬ」

2016年10月27日(木)新宿シネマカリテで鑑賞。

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『シン・ゴジラ』

 

VSモノも面白いけどやはりゴジラのソロ活動は
未知の脅威に奔走する人間ドラマが重厚でよい。
『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』『地震列島』

などの東宝パニック映画を基軸にしたストーリー展開。


被爆国ならではのゴジラへの防衛作戦。
ハリウッド作品のように原爆ボトンで

一件落着なんて短絡的な考えじゃない貫禄と

日本人が人類存続の為に語り継がねばならない

宿命みたいなものを放射性物質の被害者ゴジラを

通してオリジンのイメージを崩さず丁寧に

描いているのが素晴らしかったと思います。

 

特撮ファンとして少し残念なのは物量感が

足りなかったこと。確かにVFXでしか表現できない

ヴィジュアルもあるんだろうけど、やはり細部まで

作り込まれたミニチュアの質感と本物が生み出す
予測不能な破壊のカタルシスが

あまり見られないのは物足りないかな。

特撮班より本編班の功績の方が大きいと思う。


馴染み深いエリアでロケーションされているのも、
これまでの作品とはひと味違う親近感を覚えました。
江ノ島から鎌倉。横浜から川崎へ進軍する。

裏道に詳しいシンゴジさん(笑)
生まれ育った横浜南部が破壊されるなんて涙モノでしたよ。

 

庵野・樋口両監督長年の夢だった新幹線パート。
『新幹線大爆破』をリメイクするなら最新型の車輌でと

17年前に語っていた、まさにそれを映像化したというのは

鳥肌が立ちました。鉄道好きの監督による鉄分過多な

セレクションもファンには堪らなく豪華なもの。
東京モノレール、東海道線、京浜東北線、中央線、鶴見線、

東海道新幹線、都営新宿線、京浜急行、江ノ島電鉄、

そして極めつけに多摩都市モノレールの○○が…。

 

ゴジラが変態するなど生々しさの中に

機械的な要素をも含んだ最強最悪の巨神兵風な井出達。
抜本的な解決策が存在しないのはまさに人類の脅威。
まだまだ考えさせられる面があるのも虚構では済まない

リアルさを生んでいると思います。
それでもやっぱり蒲田くんは最高だったよなあ~(^^♪

 

2016年8月5日(金)、109シネマズ湘南で鑑賞。※IMAX上映

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『ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティ』

 

何の脈絡もない夢のような地獄絵図が時系列無視で

ポンポン飛び出してくるので見ている方はたらい回しに遭う。

幼少期に見た悪夢、それも大人になってからも
時折見る同じ夢。この辺は身に覚えがあるので、

妙な説得力を感じました。

 

就職先を間違えすぎた警官(には見えない)が迷い込んだ闇。
まぁケバブらしき物はあると言えばあるんですけど、

とても不衛生な環境でして実際に嘔吐しているような

リアルなカットも出て来たりして。
台詞も非常に小汚い!ボスがいい人。とてもいい人!

主人公はイイ男。なかなかにマスクが良い俳優!

 

「マニアック」のジェイ・チャッタウェイ風のテーマ曲や、
ポーンポーンスポポポポポーン!でお馴染みの人肉映画とか

随所にホラーファンがニヒヒと薄ら笑みを浮かべる

素敵なオマケが用意されています。
トルコ映画なんて初めて見ると思うけど、カット割りや特殊効果など
手馴れた感じで全然違和感なく引っ張ってくれました。

バスキン親分が清川虹子だったな!
意味が分からんというのは恐ろしい事ですよ。

 

2016年8月8日(月)鑑賞

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『ロスト・バケーション』

 

昨今の人喰いザメ映画の中でも群を抜く出来栄え。
CGのチープさを感じさせない『ジョーズ』の

メカニカル鮫に迫るリアルさは流石メジャー会社が

手掛けただけの事はあります。
そこにサーフィンの魅力とサバイバル能力に長けた

芯の強い戦う女性をブレイク・ライブリーが熱演!

白い肌が時間を追う毎に汚れていき、
それが陰影のようにスレンダーで

健康的なボディにメリハリを与える。
美しさと逞しさのドッキングに大変魅了させられました。

 

エメラルドグリーンの海はどこまでも透き通っており

最高のロケーションなのに、サメが姿を現すとガラリと

漆黒の舞台へと様変わりする設定が非常に上手い。
退避する岩場からビーチまで僅か200mと手の届く距離なのに
魔物に行く手を阻まれ身動きの取れないじれったさをサバイバル術を
織り込みながらグイグイと引っ張るドキュメンタリータッチで
主人公への感情移入も相当な物。

時間経過をテロップではなくスマホやG-SHOCKを

浮かび上がらせ表現している所が未来的。


ブイって日本語かと思ったら違うんですね…。
そのブイの活用法も『ジョーズ』のOPを匂わせる、と言うか

本家をも凌ぐスペクタクルな宿敵の退治法は目を見張る。

独り善がりにならず心の余裕を持ったヒロイン。
絶体絶命の状況下に置かれても身に付けている

アクセサリーや衣服で必ず生き延びて見せるという

生命力に勇気づけられました。


傷口が大きく開き大量出血するカットは

下手なグロホラーより痛い描写。
やっぱ日頃の備えと精神力の強さは大切だと思います。
嫌らしさを感じさせない強調されたお尻や太腿に

目が釘付けになるのに清々しく撮れている。
ブレイク・ライブリーってなんて素敵な女優さんなんだろ。
自分も彼女の施術受けてみたいですよ(笑)
片言のスペイン語セリフも素敵でした!

 

2016年8月10日(水)、池袋HUMAXシネマズで鑑賞

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『アンフレンデッド』

 

クラスメートに苛められ自殺を図ったローラ・バーンズが
SNS上で同級生に復讐する全く新しいタイプのオカルト作品。

ほぼ全編PCモニタ上で展開する緊迫の復讐劇。
現代っ子の必須ツールも中年世代には難解な部分があるけど
FacebookにGoogle、コピペ等目まぐるしく飛び交う情報量で
押しまくる演出は斬新。POVが苦手な人には安定感のある

固定画面がしっくりくるかもしれない。


オフ会などで出会う事もあるわけで、下手な事を言えば

陰口を叩かれるかも分からない。
そんな希薄な人間関係をSNSという便利なツールを活用し

放棄すれば死が訪れ、ローラの質問に答えなければ殺される。 
死のカウントダウンが始まると仲間割れが生じ自滅してゆく
人間の脆さを上手く表現しています。

 

貞子はビデオだったけど、拡散力の強い

ネットリベンジから逃げる術はない!
呪いのアタック25とでも言うべき画面構成。 
ひとり、またひとりと脱落してゆくイジメっ子。
軽率な行動をすると取り返しのつかないことになるぞ!
PCで鑑賞すると臨場感がマシマシになるかも?

 

2016年8月10日(水)
池袋HUMAXシネマズで鑑賞。

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『巨大ねずみパニック』

 

ステロイド混合飼料を盗み食いしたドブねずみが巨大化!
大都会の地下からワラワラ這い出てきて人を食い散らかす
カナダ・香港合作の珍しい動物パニック映画。

前半は中年の男性教師が年増好きの教え子に迫られたり、
街中で出会った女性から食事に誘われた後、

ベッドのお食事へ展開するなど題材に見合わない

色恋沙汰で見る者を唖然とさせる。


「処刑教室」「ザ・ネスト」のリサ・ラングロワが

色目を使いセクシーな下着姿で担任を誘惑する姿は

ファンなら嬉しいシチュエーションかも(笑)

肝心のネズ公ですが、異様に歯が長くギョエー!と

奇声を上げ暗闇から顔を覗かせる姿が・・・カワイイ!

暗闇に潰れて何が映っているかほとんど
分からないんだけど、一流の特殊メイキャップマンが

ねずみを製作してるんですよ。
あの「ジャンク」で電気イス処刑シーンを実は手掛けた(笑)

アラン・A・アポーンや「バタリアン」でタールマンを

造型したケニー・マイヤーズ、そして若き日の

アレック・ギリス(エイリアン3)とそうそうたる面々!
丸々と肥えたネズミが群れをなしてゾロゾロ歩く場面が割とリアル。
ダックスフントに着ぐるみ被せて撮影しているんだと(笑)

 

監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ。
映画館で流れている作品は自らメガホンを取った「死亡遊戯」。
しかもクライマックスのジャバー戦を

ほぼまるっと見せてしまうサービス精神に狂喜乱舞。。

リーの声はやっぱりクリス・ケントの吹替なんですよ。
怪鳥音が鳴り響くなか、観客がボリボリ食われていく。
手が千切れ、頸動脈から血液ピィーピュー!


観客がガラスを突き破る場面は死亡遊戯の倉庫シークエンスを

思い起こさせる、というか「ドッグ」っぽいなんとなくパニック状態が

伝わる非常にチープな作り。

地下鉄の乗客を血祭りに上げるクライマックスは

キワモノ映画には勿体ない地下鉄会社全面協力の

大胆なロケーションが展開し、
先のモテ教師が電車を運転するという暴挙に出て
突然幕を下ろすトンデモなオチはTV放送時に割と気に入って
録画テープ見返していた僕が20年ぶりくらいに鑑賞したのが
本作という訳でした(なげえよ!)


海外ではBlu-rayが出ていますが、誰特なの?なんて言わず
レアな中古VHSを見つけたらサルベージしておいた方がグーですよw
だってゴールデン・ハーベスト作品ですもの~♪

 

2016年8月13日(土)鑑賞。
初見は1989年12月6日(水)TBS『ナイト・アイ』(TV題名)。
ポール(屋良有作)※エンドロールまで流れるノーカット放送でした。

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『殺人豚』

 

飼い豚に死体を食わせるオジイ。

地獄のモーテル風なのかなと思いきやそうでもない。
何故かカルト化している本作だけど、いざ鑑賞してみると

初めて8mmビデオカメラを手にした中学生が面白がってズームで

遊んでいるような落ち着きのないカットばかりで
なんかイラッと来る。

 

この世の果てみたいなド田舎でノンビリした住民が

あーだこーだと語るだけの薄いストーリーではあるけれど、

H.G.ルイスちっくな安っぽい演出と脱色された
メリハリのない映像は絶対70年代前期だと確信できる

臭いが充満しており悪くはないです。

「豚に死体を食わせてはいけないと言う法律はない」と

身も蓋も無い一言で片付けてしまう

保安官にお前それ言うか!と脱力しました。
この保安官役の俳優ってサイレント・ランニングで

アンディを演じてた人ですね。

ブタ小屋の親父は耳毛処理に気を使いなさい。


『エルム街の悪夢』で有名な作曲家チャールズ・バーンスタイン

初期の作品だったのは驚き!

『エンティティー/霊体』の原曲らしきフレーズが飛び出したり、
妙に耳に残る歌とか音楽の力が大きいと思いましたね。

台無しちゃんになるけど殺人豚は出てきませんw
既に死んだ人間をお食べになられているだけ。
一番印象的なのは血だまりを歩くデカい虫でした。
このシーンは2回だけ巻き戻して見たいぞ。

渋谷TSUTAYAでVHSレンタルしてるから変な子は見るがいいよ。

 

2016年8月13日(土)鑑賞

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『ホラー・エクスプレス』

 

シベリア横断鉄道にクリストファー・リーとピーター・カッシングが
乗り込んでどうなる事やらと見守っていたら、

運搬中の氷漬け死体が蘇えり見つめられた者は

白目を剥いて死ぬ!類人猿みたいな毛むくじゃらの化け物が

異様に手先が器用だったりして、つい笑ってしまう場面が

多いのですが、他人の身体に乗り移ったりと
ボディスナッチャーっぽい設定やカサンドラクロスの

元ネタ(と言うかまんま)なショットが登場するなど

1973年製作とは思えない斬新なグランドホテル形式で

大満足できる怪作でございました。

 

つるつるの脳味噌や、神父が寝返ったり、

いきなり登場するテリー・サバラスなど
突拍子もない展開だけどスピード感があって

あまり古臭く感じないのは意外。
目ん玉の特殊メイクが豆電球仕込んだりと大変そうですね。
汽車のミニチュアが実写と見間違えるくらい上手く撮れていて
風吹の中を疾走するシーンは抜群のムード!
ジョン・カカバス作曲の美しいメロディも心に響きます。

こんな面白い作品が劇場未公開なんて勿体ないですよね。
食わず嫌いしてて損しました…。

 

2016年8月13日(土)鑑賞

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『デス・サイト』

 

犯人が仕掛けてきたポーカーゲームに勝たないと

人質が殺されるダリオ・アルジェント監督のスリラー映画。
ポーカーのルールを知らないので置いてけぼりを

食ってしまったのが残念でした…。

ローマ市内のロケーションは美しく描かれているんだけど、
犯人探しの面白みが足りないというか、殺しの手口を見せないし
どうも詰めの甘さが目立ちます。灰皿に映る犯人や

手掛かりとなる植物などアルジェントらしさは感じられますが。


虫大好きの監督だけど本作ではワンカットしか出てこなかった。

セルジオ・スティバレッティがクリエイトした等身大ダミー人形は
長回しにも耐える出来栄えで腐臭漂うリアルさ。
クラウディオ・シモネッティの音楽はマンネリ化したイメージが
払拭できておらずあまり映像を引き立てていないのが残念。
ゲームで流れるムカっ腹の立つBGMも彼の仕事っすw

 

フィオーレ・アルジェントが老けすぎてて

何処に出ていたのか分かりませんでした。
娘をこき使う監督だけど、今回のヒロインは神経質そうだけど
我が強くてなかなかの活躍ぶりだった。
邦題の「デス・サイト」は酷いなあ。。
ショップではワゴンの500円シリーズで売っていたこともあるし、
画質・音質は申し分ないだけに埋もれた1本って感じで

ダリオ好きとしてはちょい悲しい。

電車の制動距離短すぎるでしょ(笑)
動機が不純なのもなんだかなあ…。

 

2016年8月14日(日)鑑賞

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『ORGAN/オルガン』

 

キツイ!グロじゃなくて中身が無いのが…。
ヤクザとヤクザ警官の見分けが付かないし、

舞台が東京なのに関西弁が響き渡る(笑)

路地裏でトラックに巻き込み事故食らう

刑事のくだりは最高に笑えますね。
意外な出演者だと若き広田レオナと菅田俊くらい。
沼田刑事が千原ジュニアにしか見えなかったよ。。

際どい台詞はあるけど、アマチュアの域を出ない特殊効果と編集、
浮きまくるアフレコなどかなり異質な空気が漂っていて
リピートするには苦しいドラッグムービー。

 

2016年8月14日(日)鑑賞
※超過激ロングバージョン(完全版)

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『ローリング・サンダー』

 

ベトナム帰還兵の復讐劇。

『タクシードライバー』のポール・シュレイダー脚本なので
タクドラと似通ったシークエンスが幾つも確認できるけど、
トラビスがベトナムへ行ったという確証はなく、
面接時に名誉除隊と説明されるだけ。
一方、ローリング・サンダーではアメリカ国民に

帰国を歓迎されるシーンから始まる。

捕虜となり7年にも渡る拷問に耐え、それが日常の一部として

染み付いてしまったレイン少佐。
我が家へ帰ると息子は懐いてくれないし、妻は保安官と不倫関係。
祖国に戻っても居場所がない。やっと安息できたかと思った矢先、
強盗に押し入られ全てを失った少佐の苦痛は

タクシードライバーのトラビスとは比較にならない程の

悲しみを背負っていると思う。

 

フック型の義手を鋭利に尖らせ、復讐の鬼と化すレイン少佐を

少し愛嬌のある顔立ちのウィリアム・ディヴェインが

物言わぬ存在感で観る者を圧倒させます。
彼の助っ人として若き日のトミー・リー・ジョーンズが

喜々とした表情を浮かべながら
ショットガンを炸裂させ悪党をバッタバッタと射殺してゆく
クライマックスシーンはダイナマイトの短い導火線に

火を付け握ったまま特攻するようなカタルシスを生んでいます。


ジョニーの弟に『悪魔のいけにえ』で車椅子のフランクリンを演じた
ポール・A・パーティンが扮しているのも見逃せない。
しかも、いけにえのキャラと同じく青いシャツを纏って。

粗削りな所はあるけれど、怒りが込み上げる男をなだめるかの様に
平穏なメロディの主題歌がOPとEDを飾り、

ベトナム戦争で苦しんだ人々の心に響く

ストーリーが堪らなくリアルで説得力を感じる。


レイン少佐の腕立て伏せが素晴らしく美しいフォーム!
顔を付きだすと効果抜群。

抜かりのないディティールに70年代の底力を観た!

 

2016年8月14日(日)鑑賞。
※TCエンタテインメントの【HDニューマスター】Blu-rayで。

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『ジェイソン』

 

ジェイソンは出てこないのにジェイソンって奴は出てくる。
チェーンソーが出てくるのにレザーフェイスじゃない!

もの凄くややこしい(笑)
13金の舞台設定をそのままに、安直な二番煎じ

Z級ホラーかと見くびっていたら、あれっ?

意外と面白いし話の流れがしっかりしている。

スラッシャー物のクリシェをふんだんに盛り込みながら、
誤魔化しの効かない自然光バリバリの下で

堂々とした大量殺人と心理戦が錯綜する意欲作でした。

 

女優が別嬪さん揃いで、ヒロインなんてかなり好みの顔でしたよ。
ボートの上で揺さぶられていたオニャノコが

早期退場しちゃったのは残念だったなー。
13金のクレイジーラルフまんまなオッサンが

出たり入ったりするカットが一番ビビるよ…。

ジェイソンの武器チェーンソー説、あれは嘘だ!
いやホントだよ。それが『ジェイソン』ってメンドクセー(汗)

 

2016年8月15日(月)鑑賞

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『ジョーズ2』

 

続編モノの中では1作目にヒケを取らない出来栄え。
海が苦手だったブロディ署長がサメに襲われる息子と

仲間を救出するため孤軍奮闘する姿が非常に頼もしく

理想の父親像とでもいうべき家族愛に重点が

置かれているのが本作の特徴。

 

前作に比べサメの動きがしなやかになり、背ビレを覗かせ

猛スピードで迫りくる!ところ構わず体当たりする

狂暴性が見どころ。顔半分が焼けただれ無差別に

食い荒らす手の付けようのない貪欲なサメ。
中でも沿岸警備隊のヘリを海中へ引きずり込む

迫力のアクションシーンは、どのサメ映画にも

真似できない強力なインパクトを放っている。

 

中継島での攻防戦。

ブロディ署長が電力ケーブルを引き上げる辺りから流れる
アップテンポで攻撃的なフレーズが飛び交う

巨匠ジョン・ウィリアムズの音楽。

カコン!カコン!と鳴り響くオールの音。
M-65を羽織ったロイ・シャイダーが再び宿敵ジョーズに
真っ向から戦いを挑むクライマックス!
退治法も斬新ですが、ゴムボートに乗っていなければ

感電していたのでは?
ユニバーサルスタジオのアトラクションにも

採用されているこの撃退法。
全く古びない良く練られたプロットは

何度見ても興奮させられますね。

 

マイクの友人役で「クリスティーン」のアーニーを

演じたキース・ゴードンが出演している。
ブロディ夫人役のロレイン・ゲイリーやヘンドリックス役の

ジェフリー・クレイマー等、1作目から続投している

お馴染みのメンツが拝めるのも嬉しい。
1作目で足を食い千切られたボート漕ぎの男性は

名スタントマンのテッド・グロスマン。
本作ではスタントコーディネーターとしてクレジットされている。

 

TV放映版にはヘリ操縦士が海中でサメに食われる

(直接的な描写はなし)シーンやブロディ署長の退任を求める

会議など細かなシークエンスが挿入されているのですが、
VHSが発売された時にはこれらの場面はオミットされ、
今回発売されたBDもVHSと同じ仕様になっているのは

言うまでもありません。
おそらく劇場公開版とビデオリリース版があるのだと思います。
しかし特典映像に収録されている削除シーンが

額縁仕様だった事を考えるとオリジナルマスターネガは

紛失している可能性が高いのではないでしょうか。

 

ダイバーの前に突然飛び込んで来るショッキングな

カットなど心臓に悪いドッキリ効果があるのも印象的。

ショーン役の子供が素晴らしく可愛らしいんですが、
ヒステリックに叫びまくるジャッキーの喧しさは何十回と
観た今も腹が立って仕方がない(笑)

弾丸に青酸カリを含ませ蝋でフタをする

地味なショットは男の子が好きな画ですよw
水平線に浮かぶ夕陽のエンドロールに

美しいジョン・ウィリアムズの曲が流れる。
満足度100%。70年後期黄金時代の大傑作です!

 

2016年8月16日(火)ユニバーサルのBlu-ray(原語)で鑑賞。
※初見は1986年放送の金曜ロードショー

  

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『幻魔大戦』

 

キース・エマーソンのファンなので前々から興味があり劇場鑑賞。
宇宙の破壊者・幻魔の出現により世界は壊滅。
各国の超能力者が集結し地球を守るため戦う。
主人公の丈(ジョー)と心優しい姉の三千子が見せる家族の絆を
印象的に描いているのが泣けます。

姉の声が池田昌子なので必然的にメーテルを想起させ、

スリーナインのような母性愛に満ちた作りが
個人的にうるうる来ました。

 

難解な設定においてけぼりを受けるところもありますが、
馴染み深い昭和の東京の街並みが事細かく

描かれているのはテンション上がります!
新宿アルタ、副都心、ポルノ劇場(歌舞伎町?)、吉祥寺駅前、

中央線など。新宿の映画館で観たので臨場感もバツグン!

吹替声優が誰なのか聞き当てるのも醍醐味。
俳優が担当している声ではカフー役の穂積隆信と

フロイ役の美和明宏くらいしか分かりませんでしたが、

まさかタオの声が原田知世だったなんて
さすが角川作品らしいキャスティング!

 

キース・エマーソンが奏でる美しくポップな

シンセが流れる度に盛り上がる。
少し音量低めなのと曲が場面に合っていない

シーンが幾つかありましたが、
エンドロールで流れるローズマリー・バトラーの

「光の天使」の使い方は生きる希望を

感じさせる涙腺崩壊の名曲!
1983年製作ですがドルビーステレオで鳴り響く

音の臨場感は相当なモノ。

正直なんだか良く分からなく間延びする箇所も

幾つかあるんですが(光の点滅が派手w)
後々になって感動や深みがジンワリ

甦って来る不思議な作品でした。

 

2016年8月19日(金)、角川シネマ新宿で鑑賞。
※角川映画祭

 

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『野獣死すべし』

 

松田優作が役作りのため奥歯を4本抜き、挙句の果てには

長い足を切り落としたいとまで言い放った

優作さんの狂気が滲み出る心底薄気味悪い

ハードボイルドアクションの傑作。

 

アフロヘアのウェイター役に些細なことで

すぐキレる分かり易いキャラの鹿賀丈史も

優作さんに負けず劣らずな名演でして、

ペイ中なのかと本気で思うほど
落ち着きのない動きと目を合わせようもんなら

「お前何見てんだ!」と食ってかかる狂犬っぷり。

同世代でシコシコやってきた仲とか言われても
こんな人間爆弾みたいなヤツと関係を持ったら

命が幾らあっても足りませんわ(笑)

 

オープニングは青木義朗の殺陣が見事だし、

クライマックスの長回しも見事ですね。
優作さんかなりアドリブ入れてると思いますよ。
アドリブっぽい箇所は故郷訛りが出ちゃって凄いものね(汗)
そこが魅力の一つでもあるんだけど「わがるが?」

何べん言ったでしょうね…。

 

銃の密売屋を演じる佐藤慶の東北弁は良く真似しました。
「ずっぱごずっぱつ(十箱十発)」雑踏の中で崩れ落ちる

スロモってゲリラ撮影なのかな?嫌に生々しいんですよ。

金魚のフンみたいに尾行を続ける室田日出男も良い味出していて、
弁当まで買って白飯に食らいつく所なんてディティール細かいなぁ~。
レコードの視聴中にヘッドホン付けてるのに

会話を把握してる伊達さん気色悪い!
ホント掴み所のない戦場カメラマンのフラッシュバックと

妄想か現実か見る者へ解釈を丸投げする乱暴なプロット。

意味不明だから不意に見返したくなるのかもね。

 

で、言わずと知れたリッブヴァンウインクルの話。
あれ電車はセットらしいんだけど、車掌が尋ねに来るでしょ。
それで巻き沿いを食らう流れが異様に気持ち悪くて
初見時に具合悪くなりました(笑)
「面白いでしょー、ねぇ?」はい面白いです…。

 

2016年8月19日(金)角川シネマ新宿で鑑賞。
※角川映画祭にて

 

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『マングラー』

 

洗濯用プレス機が処女の血をすすりランドリー従業員を

次々と飲み込み粉砕していくアイデアが面白い。

デザインがモロに魔物だし工場全体が魔窟のような世界観で
スチームが吹き出し、ピンクやブルーの照明が

びかびかと点滅しまくる辺りはスティーブン・キングらしい

突拍子もないヴィジュアルだと思うし
真にキッチュな暴走が素敵ね(笑)

 

社長役は「エルム街の悪夢」のフレディこと、ロバート・イングランドが
老けメイクを施し怪演!しゃがれ声と不敵な笑い声は

まさにフレディそのもの。
主人公の刑事には「ヒルズ・ハブ・アイズ」で焼死するお父さんを演じた
テッド・レヴィンが胃薬を丸齧りするナイスな癖と圧倒的な存在感で
仕草を真似たくなる役柄でした。

 

昔、工場に勤めていた頃大きなプレス機に

腕をもがれそうになった事があるんで
マングラーが生贄を美味しくいただく場面はキャンタマが縮むくらい
恐ろしく他人事とは思えませんでしたよ…。
全体的にファンタジックなムードが漂っているけど、

フーパーらしさは感じなかったかも。。
血は水よりも濃し!

 

2016年8月22日(月)鑑賞。

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『イット・フォローズ』

 

不条理すぎてとにかく怖い。見せ方も怖い。

見てしまったから後悔している…。
斬新な設定。生命の根源が死を呼ぶニュータイプの化け物ホラー。
僕が時折夢に見る死体が階段を降りてきたり、

バラバラ死体が放置された物置に放り込まれる

悪夢と似ているような気がした。
「マニアック」のようなエレクトロミュージックが画面を引き立て、
風景の切り取り方も美しい。ただそれは付随的なもので否応なしに
恐怖はどこまでも忍び寄る。死んでも死に切れないとはこの事だね。
一体なんなんだ?

 

2016年8月23日(火)鑑賞。

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『ジョーズ3』

 

80年代3D映画ブームの火付け役となった

ジョーズ・シリーズ初の立体作品。
水飛沫や水中銃が画面手前に向かってわざとらしく

飛び込んで来る撮り方も2Dだと煩わしさを感じるだけ…。
それでも偏光フィルターを採用した3-Dシステムには

幼少期とても憧れました。

 

海の中に建設された水族館"海底王国"に

巨大ザメが忍び込み来園客を恐怖のどん底へ叩き込む!

となかなかの知恵を絞ってみたものの、
蓋を開けてみりゃあ水槽版・箱庭遊びのような安っぽい仕上がり(笑)
サメよりイルカを主体に持ってきて難を逃れるなど
飼育員のヤル気のなさが目立つんですが、

駆け出し時代のデニス・クエイドがマイケル・ブロディに扮し、

映画初出演となったBTTFのリー・トンプソンの
初々しい姿は一見の価値あり。

 

水死体と歯糞爆弾は子供の頃とてもショックを受けましたね。
シリーズ中で最も評価が低いですが、メスザメの狂暴さは群を抜いていると思う。
何が一番素晴らしいか・・・

それは躍動感のあるアラン・パーカーの音楽でしょう!

 

2016年8月24日(水)ユニバーサルのBlu-rayで鑑賞。
※初見は80年代にビデオレンタルで。

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『ゴースト・バスターズ』

 

理系オタク女子が好きな事に打ち込んでネオンカラーの

お化けを退治する80'sの名作GBリブート。

女四人衆が個性的で街のためというより
趣味活動の一環としてゴーストと戦ってる姿がとってもフリーダム。
オリジナルのように市民から英雄扱いされる訳でもなく、
地道に仕事をこなしてるのは現代風なテイストですね。

 

男性の支持を集めているのはメカ弄りの天才ホルツマンなんだけど、
僕はおしとやかで惚れっぽいエリン派。

黒人パティのグルーヴ感も最高にイケてるし、
暴走ワンタンのアビーもどこか憎めない。
返答が遅れてやって来る天然パーなケヴィンが揃えば

怖いものなしのスーパーチーム!


お馴染みマシュマロマンにオニオンヘッドの再登場は嬉しかったし、
ほら色々とカメオ出演だって豪華で

頬がとろける隠し玉が揃ってるんですよ。

美術にも驚かされる。これがセット?みたいな。
ポップなCGとIMAX-3Dで見るファンハウスちっくな

アトラクション大満足でしたわ~。
タイムズスクエアの映画看板に

あれやこれや思い出すだけで笑みがこぼれます。
4人の女性ゴーストバスターズ、プロフを見たら

ホルツ以外は結構歳いってるんすね。
全然若く見えたからビックリしましたよ。女臭さっていいもんだ!


ベトベト、ヌルヌルもばっちし(^^♪

 

2016年8月25日(木)、109シネマズ湘南で鑑賞。
※IMAX上映初日。

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『ライト/オフ』

 

ホラー映画で不意を突いてくる演出事体苦手なのに、

お化けが出てくるのが真っ暗闇って反則でしょ!
そりゃ身構えて指の隙間や薄目で見ちゃいましたよ(汗)
恐ろしい場面はことごとくクリア。
マジびびりしたのが1~2回って不甲斐無いったらありゃしない…。
明かりが点いた時の安堵感たるやもう! 

 

視覚が効かないのに、爪で床を擦る音とか聴覚でも追い込んで来る。
凄いんですよサラウンドが。
左後方に雑音出している観客がいるのかと勘違いするくらい音の分離感がリアル。
で、次は右から聞こえてくる。

こういうネタは劇場じゃないと面白くないかもね。 

 

武器となる電灯類も見事なチョイスでした。
言っちゃダメだけど、光と闇のだるまさんが転んだでしたね。
あんな暴力的なお化けに狙われたくないな…。 

 

2016年8月27日(土)公開初日、シネマート新宿で鑑賞。

 

 

 

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