『ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版』自作のジャケとレーベル | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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VHSやLDからアーカイヴしたDVDの

ジャケット作りが好きなのですが、

僕に生きる糧を与え続けてくれている

『ゾンビ』を10年前に凝った

ジャケ・デザインで自作しました。

 

キャノンの8色インクプリンターが

ラボ焼きのような印刷クオリティだった

ものだから、デザインするのが楽しくて楽しくて

納得いくまで弄り回していたのが懐かしいですw

専用ソフトを購入し使いこなせそうにない

機能が多々ありましたけど、写真透過や

立体フォントとかイメージ通りの作品に

仕上げるには必要不可欠なソフトでした。

 

素材は公開当時のキャビネ版やDVDからの

スクショなどお気に入りの場面を節操なく

詰め込んでとっ散らかるまで並べる(笑)

まぁこれはこれで出来栄えには

満足してるんですよw

 

背景はモールを練り歩くゾンビ。

ゾンビといえば青白い顔なので真っ青に・・・。

写真は生前のスティーブンを使ってませんねえ。

一丁前にコピーライト表記やら

既製品を真似たナンチャッテ仕様。

 

ジャケ裏面。

とにかくスタッフ・キャストを

これでもかと詰め込んでます。

上の夜明けシーンはスクショで、

下はゾンビのポスターブックをスキャナーで

読み込んだもの。エレコムかどこかの用紙を

使いましたが、裏面は艶消しなんですよ。

 

レーベル面。

マクセルの写真光沢画質ディスクは

さすが滑らかなツヤツヤ発色!

この万歳ゾンビイラストはイタリア版ポスター柄。

CICビクタービデオ初版のVHSジャケを

600dpiで読み込んでハメ込んでます。

タイトルのフォントは日本初劇場公開時のような

筆の殴り書きみたいにしたかったんですけど、

選べるパターンが少なくこれで妥協。

 

ディスクを外すとインナートレイから透けて見える

バックインサート。クリアパーツならではの

遊び心ですね。日本のポスターや

パンフデザインと言ったらエレベーターゾンビ

以外に考えられないので、迫りくる様子を

際立たせようと画像処理しました。

 

バックインサートにはきちんと

背タイトルも入れてあります。

イタリア表記は"ZOMBI"であって、

"ZOMBIE"じゃない。

本編タイトルバックにはEが付いてますけど、

これだとフルチのサンゲリアのアメリカ題名に

なってしまう。やはりZOMBI表記がいい!

 

肝心な中身は95年2月に2万円で販売された

パーコレLDのアルジェント版が入ってます。

やっぱビデオテープと違ってバーノイズや

音声乱れが無く、メリハリの効いた映像は

レーザーディスクならではの質感と安定感。

多少スノーノイズが乗りますが、許容範囲。

 

現在流通しているDVDやBlu-rayはビスタの

上下をカットしたトリミングバージョン。

オリジナルのアスペクト比は4:3なので、

HD画質は綺麗でも情報量は圧倒的に

削られているんです。

今出てるBDはオープニング&エンドクレジットが

伊アランヤング社が新規に製作したの物へと

差し替えた悪く言うと「改悪バージョン」なので

オリジナル版が見たいファンはVHS・LD・

ビームの初盤DVD(廉価版も)を買うか

手放さない様にして下さいね。