マキコミの技術という本を和歌山から帰る特急くろしおの中で読んだ。ネットという膨大な空間で、いかにクチコミを喚起してプロジェクトを行っていくかという話。何となく気づいた事をメモし、ちょっと眠かったこともあって、何となく★2つつけてメディアマーカーに保存した。

メディアマーカーに保存すると自動的にツイッターに投稿される様に設定しているので、こんな感じでツイッターのTLに掲載された。

@nextortho
有本博英@Molarist
[MM読了] マキコミの技術 http://bit.ly/hAuZz3 ★★☆☆☆ ツイッターが、フローだからこそ、ストックのブログの価値が際立つ。購入者に限り電子版ダウンロード可能。ギブandギブ。小飼弾。


と、しばらくすると、著者のコグレマサト(@kogure)さんからreplyが!

@kogure コグレマサト
ありがとうございますm(_ _)m “@nextortho: [MM読了] マキコミの技術 http://bit.ly/hAuZz3 ★★☆☆☆ ツイッターが、フローだからこそ、ストックのブログの価値が際立つ。購入者に限り電子版ダウンロード可能。ギブandギブ。小飼弾。”


コグレさんとは某セミナーで一度名刺交換させて頂いたことがあったのだが、はっきり言って、超有名人。だが、こうしてreplyされる事で、急に親近感がわき、本ー読者という関係から著者ー読者という関係に急に血が通った様に感じられたのである。

そして、はたと気づいたのは、まさにこれこそが、著者がこの本で訴えたかった事ではなかったか、という事。著者はツイッターにreplyを返しただけだが、こうした事の継続こそが巻き込みにつながって行くんだなぁと、身を以て体験させていただきました。で、★は4つに修正し、再び、reply.

@kogure
コグレマサト
うひょう!“@nextortho あ、さすが!マキコミ実践の学びに感謝の星4つです!RT @kogure m(_ _)m “@nextortho [読了] マキコミの技術 http://bit.ly/hAuZz3 ★★★★☆ ツイッターがフローだからこそストックのブログの価値が際


ネットはあらゆる情報へのアクセスを簡単にしたが、大量情報の被爆はときにかえって情報との距離感を生む。就職における会社選びしかり、医療における医院選びしかり。

@heart_dr_xiao
「ナル活」精神科医 西井重超
情報化社会も就職難の原因。他者と比較する機会の増加が若者を悩ませる。みんなセレブや電通マンになれるかのような幻想とのギャップに苦しむ。( #nhk 日本のこれから 若者の就職難)
@heart_dr_xiao
「ナル活」精神科医 西井重超
情報を見極める能力が育ってない内に大量の情報にさらされるのは不幸としか思えません。RT @nextortho 同意。企業にとっても個人にとっても情報だだ漏れ度が激変。


当院では多くの患者さんが紹介で来院されるが、中にはHPだけご覧になって来院される方も多い。そうした患者さんは他の医院のHPもたくさん見られている事が多く、それぞれが様々なことを書いているのでいったい何を信じたらいいのかわからないという状況に陥っている事がままある。そして、紹介患者さんとネット経由患者さんとではラポールの得られ方はもう全く違うのである。どちらが診療という名のプロジェクトがスムーズに進むかは明らかなのだ。

つまり、偶然でしかないつながりからは信頼を得る事がなかなか難しいという事である。ネットでのつながりは広くて希薄。しかも変化のスピードも大きい。ネットという偶然を血の通った必然に変えて行く技術こそがマキコミの技術であり、Uncontrollableな変化の中に創造を持ち込む作業だ。人間活動は信頼に基づく創造によって進歩する。ウィキリークスをはじめとした情報フラット化大量被爆時代において、このマキコミの技術は相当重要な技術になり得るだろう。

オーラルパワーで日本中をマキコミたい、イースマイル矯正歯科

マキコミの技術/コグレマサト

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