NHK朝ドラ 視聴率だんだん低迷 関心薄れ脚本力も低下? | 芸能ニュースタレントニュース大好きのエンターテイメント情報ブログ

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 NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)が低迷している。平均視聴率は過去最低を記録した「瞳」に続き、9月末に始まった「だんだん」も初回以降16%前後。原因として、多チャンネル化による視聴者の分散や生活習慣の変化だけでなく、脚本の質の低下を指摘する声もある。こうしたなかNHKは、舞台が全都道府県を一巡する次作を区切りに見直しをすることを決めた。朝ドラの時代は終わったのか-。(田辺裕晶)

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 「一回りしたから、当然見直すべきことは見直していかないと。マンネリになっちゃいけない」。NHKの福地茂雄会長は6日の会見で、朝ドラのリニューアルについて言及。地域からの期待が大きいだけに放送は継続するものの、「続け方についてはもう一度よく考えるべきだ」と語った。

 朝ドラの低調は実は今に始まったことではない。視聴者の期待度の目安ともいえる初回視聴率は平成6年に30%、16年に20%を割り込み、年々下降傾向にある(数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 放送中の「だんだん」は「ふたりっ子」で主演した三倉茉奈・佳奈(マナカナ)主演の意欲作ながら、初回視聴率は16・8%で歴代ワースト3に。2人の出生秘話が明かされた第3週も、最高が16・8%(10月17日)と伸び悩んだ。こうした低迷についてNHKは、BS2、ハイビジョンなど週6枠で放送しているため、「視聴者が分散している」と説明する。

 しかし、テレビドラマに詳しい映画評論家の樋口尚文さんは「初回視聴率の低下は、期待が低くなった表れ。女性の社会進出で、主婦を中心に家族で朝ドラを見る生活習慣がなくなった。毎朝見続けるのは難しいと最初から見ない人も増え、ワイドショーなどに流れている」と分析する。

 日本大学の中町綾子准教授(放送脚本論)は「大切なのは、人と人との関係性や、心の痛みを15分間でどう表現するか。筆力のある脚本家がついた作品は数字も伸ばしている」と作品の質に原因があるとみる。例えば落語家へ挑戦するヒロインの奮闘を描いた「ちりとてちん」は視聴率こそ伸び悩んだが、根強いファンの要望でスピンオフ(派生)ドラマが作られるなど話題に。「落語家一家に飛び込んだヒロインが、周りに溶け込み、成長していく様子をしっかりと描き込んだ」と評価する。

 「だんだん」は今後、2人のヒロインがデュエット歌手としてプロデビューする展開となる。果たして、NHKの期待通り「だんだんよくなる」(福地会長)か-。

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