②　不登校解決：　お子さんの“学校が恐いというトラウマ”と心の辛さをなくす４つの秘訣”とは？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

前回の、お子さんの不登校・ひきこもりを解決するために効く

一つ目の処方箋

「１．お母さんが「学校に行かなくてもいいよ」と宣言する」

につづき、今回は

二つ目の処方箋について書いていきます。

２．お子さんの要求を100%満たしてあげる

こんな題をとつぜんご覧になったお母さんからは

「エッ？バカなこと言わないでよ。そんなことなんて、きるはずがないじゃない！いくら子どものためとはいえ、家にはお金がそんなにないし、私にも限界があるわ。バカなこと言わないでよ！」

ときびしいお叱りを受けそうですね（笑）

それも当然のこと。

親から見たら、学校にも行かず、

さりとて家で勉強もせず、ゲームに高じて遅寝遅起き。

情けなくて、だらけているとしか見えない

そんな子どもの様子を毎日見ているだけで

イライラするのに…

それなのに、言うも言ったり、

「子どもの要求を100%聞き入れろだと？　ンザケンナ～」

とヤクザまがいに怒鳴られて、

ナイフを突き出されても、

ハイ、説明には窮してしまいますね(^_^;

しかし、ここはひとつ、子どものために、

お母さんに敢えて叱れるのを承知で、

蛮勇をふるってご説明申し上げますね。

そこが不登校・ひきこもり専門のカウンセラーの

辛いところです。

たぶん画面からナイフや弾丸は飛んでこないし…　

勇気をふるって書かせいただきます。

納得いない点があるかも知れませんが、

「どれどれ､話だけでも聞いてあげてみるか…」

という寛大なお気持ちで､とりあえず、

最後まで読んでみてくださいね。

学校に行きたくない、勉強したくない、

ゲームをして遊びたい、自転車を買いたい…

などというお子さんの

親からみたら認めがたい無理な要求…　

でも、それは心理学的に見れば、

お子さんが自分では抱えきれない

学校にいけない心の辛さ、

あるいは、親から愛されていないという辛さ、

そのような心の辛さを少しでも和らげるために必要なものです。

そのような要求を出さずには入れないのです。

その“お子さんの辛い心を理解してあげた上で”、

できるだけお子さんの要求をきいてあげることにより、

お子さんは、

「お母さんは自分の辛さをわかってくれている。自分の気持ちを理解してくれている」、

と感じるようになります。

勉強もできず、学校にも行けないでいる

今のお子さんの心中は、

あるいは次のように思っているのかも知れませんね。

“親が自分の気持ちや辛い心の状態を理解してくれないで、自分が一人で悩み苦しみ、心に辛さがどんどん蓄えられて元気を失っていっても気づいてくれなかった。そのせいで自分は学校にいけなくなった…”

“嫌なことや辛いことがあってしょげていたから勉強も手につかず、学校を休みたかったのに、そんな気持ちをぜんぜんわかってくれなかった。そして二言目には、「勉強しなさい」、「みんなも行っているんだから、あんたもがんばって学校に行きなさい」といつも強制してばっかり…”

“だから、自分は勉強も学校も嫌になったのに、お母さんはぜんぜんわかってくれていない…。お父さんは普段は話もろくにしないのに、こんな時だけ、学校に行けとうるさいし…”

もしそうであれば（そしてほとんどの場合､実はそうなのですが）、

お子さんは今では全く親を信用していない、

お母さんのことも信頼していない、

ということになりますね。

そうしますと、お母さんが､今の時点で、

お子さんの要求を100%聞く努力をされることは、

実際には100%の要望を聞いてあげれなくても、

そのお母さんのお気持ちは､

お子さんとお母さんの壊れている

“信頼関係”を取りもどすためには、

是非とも必要で、かつ効果的な対応となりますね。

“お子さんとの信頼関係を取りもどすこと”が、

再び以前にあったような

親しい親子関係を再構築することが、

お子さんの心の辛さを解消し、

“学校が恐いというトラウマ”を

完全になくしていくためには、

いまぜひとも必要な条件なんですね。

“お母さんとお子さんの信頼関係”ができれば、

お母さんは適切な言葉と接し方で、

積極的に効果的にお子さんに

働きかけることができるようになります。

その結果、

お子さんの心の辛さがだんだんなくなり

（そしてやがて、トラウマが消えはじめます）、

お子さんの心の元気が復活してきます。

お子さんの心が元気になれば、

子どもの本能が再び活発に動き出し、

お子さんは以前の元気だった頃のように、

色々と知りたい、勉強したい、外出したい、

友だちと遊びたい、親の期待に添えたい、

学校に行きたい、などという

お子さん本来の要求が

心にふつふつと湧いてきます。

お子さんが自ら変わっていくのです。

お子さんの未来は、まさしく今、

お母さん、貴女の手中にあり、

貴女次第の状況にある

と言っていいのかもしれませんね。

（③に続きます）

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