①不登校解決：　お子さんの“学校が恐いというトラウマ”と心の辛さをなくす４つの秘訣”とは？

(一部添削、再掲)

早速ですが、今回からは

前回の記事で予告しましたように、

以下の、お母さんに家庭できる

「お子さんの“学校が恐いというトラウマ”と心の辛さをなくす４つの秘訣」

について書いていきます。

１．お母さんが「学校に行かなくてもいいよ」と宣言する
２．お子さんの要求を100%満たしてあげる
３．気になるお子さんの言動を見ない、何も言わない。お母さん笑顔で接すること
４．常にお子さんの辛い心に共感し、スキンシップをしてあげる

では、先ずは１番目から。

１．お母さんが「学校に行かなくてもいいよ」と宣言する

お子さんの心の中のトラウマを取り除くために必要です。

お子さんを無理に学校に行かそうとしますと、

子どもは一時期は親の期待に応える

“良い子を演じる”こととなり、

一時的には登校します。

しかし心の中にトラウマが残ったままだと、

五月雨登校となったり、やがてまた不登校になります。

お子さんの心の辛さが耐えがたくなってくると、

暴れたり、暴力をふるうようになります。

そういう状況がありましたら、

お子さんは自分の辛さに

耐えられない状態になっていることを

理解してあげる必要があります。

そこで、先ずは、根本的なトラウマを

お子さんの心から除去してあげる必要があります。

そのために、どうしても

一度は、お母さんが腹をくくり、

お子さんに“学校に行かなくてもいいよ”と

宣言してあげることが必要な場合が多いですね。

お子さんから見ると、

自分の保護者であり、味方であり、

一番信頼しているお母さんが

そのように宣言することで、

いつもお子さんの目の前にあり、

毎日、毎時お子さんを苦しめ続けていた

“学校に行くのが恐い”というトラウマが

遠ざけられることになり、

お子さんの心がとても楽になります。

そして、その他の、お母さんの働きかけを

素直に受け容れる心の土壌ができてきます。

お子さんに「学校に行かなくてもいいよ」宣言をする前に、

きちんと子どもの心のしくみを知り、

なぜそのような宣言をする必要があるのか、

その理由と、それがどのような心理的な影響と効果を

お子さんの心にもたらすことになるのか、

あらかじめ理解しておくことが大事ですね。

「学校に行かなくてもいいよ」宣言をするだけでは、

お子さんの心の辛さの大きな部分は解消できますが、

その他の辛さが直ちに解消されるわけではありません。

また、その宣言によって必ずしも不登校が

解消するわけではないということも、

知っておく必要があります。

「学校にいかなくてもいいよ」と宣言するのは、

お子さんにとっては耐えがたくなっている

学校が恐いというトラウマを癒してあげるためです。

もちろん、子どもを学校に二度と行かせるな、

という意味ではありません。

子どもは心のトラウマが消えますと、

また心に元気がもどり、

子どもの本能がよみがえってきて、

自分から学校に行きたがるものです。

大切なのは、どのようにして、

どのようなタイミングで、どのような言い方で

お子さんに「学校に行かなくていいよ」

と告げるか、ということですね。

十分お子さんのお気持ちに配慮し、

「お母さんは自分の苦しい、恐い気持ちをちゃんとわかってくれているんだ！」

と伝わるような言い方をするといいですね。

逆に、お子さんが

「とうとうお母さんは自分を見捨てたんだ…」

と誤って受け止めてしまったら、

元も子もないですね。

私は不登校・ひきこもりのお母さんの

カウンセリングをする際には、

この点を重視し、お子さんの心の状態や

様子を慎重に観察しながら、

お母さんとよくご相談して、

一緒に決めることにしています。

それほど大きな影響をお子さんに及ぼす

大切なお母さんからの働きかけなんです。

（②に続きます）

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