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先日のブログにミトコンドリアを増やすのがタウリンと言う記事を転載致しました リサイクル


ミトコンドリアに関する記事を転載致しますので リサイクル お時間のある時にお読みください 本


【転載】

超簡単!ミトコンドリアを増やし1週間で若返る秘訣

これまでにもミトコンドリアについては少しお伝えしてきました。私達人類が、交配や交雑を繰り返して現在の姿かたちに進化してきた過程で、細胞内に取り込まれた微生物だということ。そして腸内や鼻腔、口腔、皮膚表面に住みついた「人体常在菌」たちと一緒に様々な働きで私達を生かしてくれている存在だ、ということetc。

そのミトコンドリアの一番重要な働きは、エネルギーを作り出すこと、若さと健康の源泉です。今日はそのミトコンドリアの権威の太田先生が、誰にでも簡単に出来るミトコンドリアを大幅に増やす方法、そして、たった1週間で劇的に若返る!?秘訣を教えてくれていますので、ご紹介します。

体内のミトコンドリアを増やせば体は一週間で若返る 月刊『致知』 (2011.2月号)     日本医科大学教授 太田成男(おおた・しげお)

体内でエネルギーをつくる能力を増やし、活性酸素を抑えることで体を若返らせることができる。このカギを握るのがミトコンドリアだという。日常生活の中でミトコンドリアを増やす習慣とその仕組みについて分子細胞生物学の権威である太田先生に伺った。

ミトコンドリアは体内のエネルギー発電所

私達の体は、動いたり考えたり、何をするにもエネルギーを使っています。エネルギーは体の仕組みを作ったり壊したり、あるいは傷ついた遺伝子を修復したりと、全ての生命活動に使われる非常に大切なものです。生きるとはエネルギーを作り続け、使い続けることです。

エネルギーが少なくなると疲れやすくなったり、息が上がったり、体の機能が低下してしまいます。体の衰えとは、体の「エネルギーを作る能力」が低下することです。中年になると太りやすく、痩せにくくなるのもエネルギーを作る能力が衰え、食事によって取り込んだエネルギーの原料が使い切れずに余ってしまう為に起こります。

逆に考えれば、エネルギーを作る能力をアップさせれば、体力がつき、若々しく太りにくい健康な体になるということです。そのカギとなるのが、私達の細胞内にある「ミトコンドリア」です。最近になって、ミトコンドリアは私達の体と健康に深く繋がりがあり、「体を若くする機能」があることが分かってきました。

ミトコンドリアは、私達の細胞の中にある小器官の一つで、細胞全体の10~20%を占め、生きる為に必要なエネルギーを作り出しています。ミトコンドリアがどうやってエネルギーを作り出すかについては、その研究だけで9人のノーベル賞受賞者、この内エネルギーを生み出す電気反応の研究だけで2人のノーベル賞受賞者が出ているほど非常に奥の深い領域です。

ひと言で説明するのは難しいのですが、簡単に言えば、日々の食事によって一端ミトコンドリアに蓄えられた栄養素は、酸素と電気反応を起こして結合することでエネルギーを生み出しています。この時に活性酸素も生じます。これが体の遺伝子を傷つけたり、老化やがんの遠因になるなど様々な害をもたらします。

長寿の鍵はミトコンドリアと活性酸素

研究が進むにつれ、長寿と活性酸素の因果関係や、ミトコンドリアの質が良ければ活性酸素を少なくして害を抑えてくれることなども明らかになってきました。

よく長寿を代表する動物の例えで「鶴は千年、亀は万年」と言われますが、亀が長寿なのは徹底した省エネ型ライフスタイルのお陰です。亀は非常にゆっくり動くのでエネルギーの消費量が少なく、それだけ老化原因となる活性酸素の量が少なくなるのです。

一方、鶴の寿命は50~80年とされ、これは体の大きさ、空を飛ぶ運動量を考えれば驚異的な長さです。これは鳥類のミトコンドリアが、非常に多くのエネルギーが作られる割に製造過程でできる活性酸素の量がとても少なく、エネルギー生産能力が高い為です。

つまり、体を若くする秘訣はエネルギーを生み出すミトコンドリアを出来るだけ増やし、同時にその際に生じる活性酸素を少なく抑えることにあると言えます。また、ミトコンドリアはちょっとした生活習慣や運動によって1週間程度で劇的に増やせることも分かってきました。しかも私達はミトコンドリアが増えることを実感することが出来ます。

分かりやすい例で言うと、走って心臓がドキドキするのはエネルギーを作っていて、使っている証拠です。運動をしていなかった人が初めて走った時に「ハアハアハア」と息を切らしていたのが、1週間も続ければ同じ運動量をより楽にこなせるようになります。これは体内のミトコンドリアが増えた証拠です。1週間前のエネルギーとでは使ったエネルギーは同量でも、ミトコンドリアが増えてエネルギー代謝が良くなったのです。

ミトコンドリアを効果的に増やすには

毎日の生活習慣や運動時でミトコンドリアを増やすにはコツがあります。例えば、ミトコンドリアは持久力を司る筋肉に多く含まれると分かっていますから、筋肉痛にならない運動を行うことです。

<背筋を1分間伸ばす>先ずは、背筋を1分でもピンと伸ばす習慣をつけることです。実はミトコンドリアは筋肉の中でも姿勢を保つ為の筋肉、特に背筋と太ももの筋肉に多く含まれています。背筋を伸ばすには背中の筋肉を意識して使い続けることが必要で、とても持久力を伴う動作です。いつでもどこでも出来ますし、見た目も若々しくなります。

<毎日1分片足立ちをする>また、毎日1分ほど片足立ちをするのもお勧めです。例えば体重60kgの人が普段両足で立つことで30kgずつ支えているとすれば、片足立ちしている間、足にはその倍の負荷が加わります。普段両足で支える体を1分ずつ片足で支えることで負荷を与え、バランス感覚も鍛えることが出来ます。

<短時間で効果的な有酸素運動>有酸素運動の前に汗が出る強めの運動をプラスすることでミトコンドリアを増やし、ダイエット効果も上げることが出来ます。有酸素運動とは、ウオーキング、ジョギング、エアロビクスなど、「酸素を使って脂肪を燃やす」運動すべてを指します。しかし、通常の有酸素運動では体が脂肪燃焼を始める「有酸素」状態になるまでに30分かかるとされ、30分以上続けないと効果が無く、効率が悪いのも事実です。また、ウオーキング程度ではミトコンドリアを増やす効果はありません。そこで、初めに汗がどっと出るような強めの運動を行い、「エネルギーの枯渇状態」を作り出すことですぐに有酸素運動の状態に入るようにします。具体的には、

①.30秒ほど小走りする ②.1分ほど脈が整うまで歩く ③.また30秒ほど小走りする

これを最初に繰り返すだけでミトコンドリアを増やす効果が劇的に高まります。ダンベルで少し汗ばむくらいの準備運動をしてからウオーキングやジョギングを行うのも同じような効果があります。

<古来伝わる不自然な動き>ヨガ太極拳もゆっくりとした動作を繰り返しながら、ミトコンドリアを増やす運動と言えます。また、古くから伝わる日本舞踊の動きも実に効果的です。動作がゆっくりであるほど姿勢を保つ事は難しくなり、様々な筋肉を使うことが求められるからです。ともあれ、普段の生活で背筋を伸ばした「美しい」姿勢を習慣化することから始めてみてください。

<寒中稽古、サウナ後の水風呂>寒い所で運動することもミトコンドリアを増やす効果があることが分かっています。寒さを感じることによって体は「エネルギーが必要だ」と感じ、ミトコンドリアを増やそうとします。剣道や柔道などの武芸では古くから寒中稽古が行われてきました。1週間ほど続けると運動後は体が歩かぽかぽかしてきます。これはミトコンドリアが活性化している為です。

寒い所での運動は骨が折れるということでしたら、「サウナでたっぷり汗をかいた後に水風呂に入る」ことでも同様の効果が望めます。ただ、冬場に体が冷えるのは風邪の原因にもなるので十分に注意してください。

お腹をすかせて若くなる「週末断食」のすすめ

一昨年発表された論文で、自由に食べ物を食べさせた猿とカロリーを70%に抑えた猿との二つの群に分け、20年間比較した研究がありました。カロリー制限した猿は、そうでない群に比べ、生活習慣病や老年病で亡くなる数が1/3程度で、しわや白髪が少なく、目の輝きも違っていたといいます。猿は人間と最も近い動物ですので、カロリーを抑えると若々しく長寿になると考えられます。

しかし、実際に20年もの間、3割もカロリーを減らし続けるのは至難の業です。その後、研究は進み、総カロリーを減らすよりもミトコンドリアを増やし長寿遺伝子のスイッチをオンにすることが大切なこと、そしてミトコンドリアを増やすには、空腹感が最も重要であることも分かってきました。

更なる実験の結果、20年間カロリーを7割に抑え続けるのと、週2日、30%のカロリーにすることでは同じ効果があることが分かりました。カロリー制限に捉われるとストレスに繋がりますが、毎日食事制限をしなくても、時々空腹感を味わう「プチ週末断食」をお勧めします。空腹になると体はもっとエネルギーを作らなければと認識してミトコンドリアを増やし、エネルギーを作ろうとするのです。

難しく考える必要はありません。平日は普段通りの食事を摂り、週末の1~2日だけ3割程度のカロリーにすれば良いのです。例えば朝は野菜ジュース、昼はざるそばなどの軽食、軽めの夕食にする程度で十分です。経験者の方はいずれも体調が良くなったと言います。但し、回復期が肝心ですから、回復期にはいきなり普通の食事をせずに徐々に普通の食事レベルに戻していくようにして下さい。

私はこれまで30年以上ミトコンドリアの研究に携わってきましたが、近年検査方法の進歩によってこれまで想像の域に過ぎなかった仮説が次々に実証されるようになってきました。それでもミトコンドリアにはまだまだ多くの謎が沢山残されています。

私達は、他の動物に比べてずば抜けて高い活性酸素を除去する能力、傷ついた遺伝子を修復する能力があり、みな生きている限り、いくつになっても「若くなる為の機能」が備わっています。この本来備わった「若くなる為の機能」を存分に活用し、生命の根源であるミトコンドリアを増やせば、私達の体は簡単に10年は若くなることが出来ます

背筋を伸ばす片足立ちを行う。この二つを習慣化するだけで1週間で体の調子が変わってくることを実感できるでしょう。先ずは、ほんの少しの努力でミトコンドリアを増やす習慣をつけることから始めてみてください。