今日は「江戸時代の岡山の城めぐり」の続きを書く予定でしたが、ちょう

ど月遅れのお盆だったのもあり、目下岡山県内で開催中の「名刀・武将

テーマの展覧会」が、3か所同時開催と言う連携効果なのか、賑わってい

るニュースが有ったので、それを先に御紹介させて頂きますネ。

我が家の門周りでも、夏の花が咲き始めています。




ここからが今日の本番記事です。



この夏、岡山が刀剣や歴史ファンの女性から熱視線を浴びています。

日本刀や戦国武将をテーマにした展覧会が集中しているためで、複数

の美術館、博物館をまとめて巡る県外客も目立ち、相乗効果を生んで

います。この情報は15日付の【山陽新聞】からで、画像も借りました。



上の画像ですが、備前長船刀剣博物館の様子です。

「すごくきれい」「これが土方さんのだ!」

幕末が舞台の人気ゲーム「薄桜鬼」とのコラボ企画で、特別展『薄桜鬼

刀剣録」(9月19日まで)を開催中の備前長船刀剣博物館
の様子です。

会場は若い「刀剣女子」で華やぎ、新選組の土方歳三ら登場人物ゆか

りの刀剣の前で、黄色い歓声が上がります。瀬戸内市の22歳の女性

は「刀の表面に浮く)鍛え肌の迫力に鳥肌が立った」と話します。ゲーム

で興味を持ったといい、イケメンキャラクターのパネルと見比べながら、

じっくり鑑賞していました。7月中旬の開幕以降、週末は1日約400人

が訪れ、そのうち6~7割が女性だと言います。2カ月の会期で昨年1

年間の入館者数(4万3千人)の約半数を見込んでいます。



「若い女性で賑わうなんて、あり得なかった光景です。」と興奮気味に

話すのは、特別展「すべて魅せます備前刀」(9月11日まで)を開催す

る林原美術館の浅利学芸課長です。
週末を中心に1日120人前後が

入場し、その半数以上が女性です。(画像下です)



国宝、国重要文化財など32本の名刀を公開しています。写真撮影を

許可したことで、スマートフォンやデジカメを手にした女性が次々訪れ、

SNS(会員制交流サイト)で画像を拡散していて、これも呼び水の一つ

になっていました。



仙台藩伊達家の名品をそろえた特別展「伊達政宗と仙台藩」(8月28

日まで)を開催中の県立美術館
も、普段はあまり姿を見ない「歴女」が

増えているといいます。

活況の大きな要因が3館の同時開催にあるようです。「いくら刀剣や


歴史が好きでも、1館だけでは踏み切れなかった」と愛知県春日井市

の女性は語って居ます。オンラインゲーム「刀剣乱舞」で魅力にはまり、

2泊3日で全館を巡るツアーを決行したそうです。心ゆくまで名品に触

れ、「テンションが際限なく上がる”ハイパーインフレ”状態です。全く見

飽きず、何度でも訪れたい」とまで話します。1泊2日で2館を回った広

島市の会社員女性も「見どころが多すぎて時間がかかりました」と満足

そうでした。



館同士の連携も盛り上げに一役買って居ます。林原、県立美術館は一

方を観覧すると、もう1館の観覧料が2割引きとなる相互割引を実施して

います。林原は伊達家コーナーを設け、刀剣博物館とはポスターなどで

相互にPRを実施しています。

各館はファン層を広げる好機ととらえ、多彩なイベントやサービスも用意

しています。

刀剣博物館は、初心者向けの講習会を開き、林原は刀の超高精細画像

のモニターを設置しました。県立美術館は政宗の甲冑の試着体験など工

夫を凝らします。

刀剣博物館の植野学芸員は「備前刀など美術工芸品を守り、技術を伝

承するにはファンの数が鍵になります。あの手この手で魅力をPRし、刀

剣ファンの裾野を広げたい」と話しています。

  お盆休みも時差休暇の方も有るやに聞きますし、この機会
  にお時間を作って、是非とも岡山に足を運んでくださいネ。