子連れ台湾旅その4〜台北もぐもぐ | イラストレーター&コミックエッセイスト ハラユキ公式ブログ

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イラストレーター・ハラユキの公式ブログ「スイキョー日記」。主にお仕事紹介&子育て&道楽メモ。旧仕事名カワハラユキコ

 

 



ホントに毎晩、真栄田声だった。

実は帰国後、ビミョーに人見知りが始まったのだけど、
このときのぽうちゃんは他人にだっこされるのが大好き。
そして台湾の人のあやし方もツボだったらしい。
いや~人見知り始まる前に台湾行ってよかったねえ。


てなわけで台北2日目。

 

 




宿泊先のホテルからの眺め。
リバービューホテル、中国語では「豪景大酒店」
というだけあって壮観。


 

 

 




ホテルの朝食。やっぱり茶で煮た卵は必須らしい。
実はぽうちんは今日でちょうど生後半年なのだ。
お粥もあったので、ぽうちんに初めて食べさせてみる。
ぱくぱく食べる。れんげに興味津々。
離乳食スタートが台北でお粥なんてかっこいいぜ!

 

 

さてさて、
今回は初子連れ海外、さらに夏の台湾ということで、

 

無料の市内観光ツアーを1日頼んでいた。

 

車のほうが赤子にはいいかなあと思って。
今日は晴天で暑いのでちょうどよかった。
久々のツアーバスぞろぞろ旅。

 

とはいえ、これがハードスケジュール移動。

朝から夕方までに、保安宮、公子廟、お茶ショップでお茶セミナー、
総統府、中正紀念堂、民芸品店、昼食、忠烈祠、国立故宮博物院
(世界4大博物館でむちゃくちゃ広い)
漢方セミナーで足ツボマッサージ、また民芸品店をまわるらしい。
人として旅として間違っているが、とにかく出発。

 

 

 

 

 

 


医学の神が祀られている保安宮。
晴れるとさすが日差しは南国。カッとくる。
ぽっちんはだっこひもに入れて、
日陰から日陰を忍者のように移動。もちろん日傘も使用。


 


公子廟。どこにいってもお花がたくさん。空が広くてきれい。

 

 

 

 

 

 




右の大きな絵、一見立派な偉人みたいだけど、
持っているのが桃だったり小さい鹿だったり、
このおっさんはタダの食いしん坊ではないだろうか。
故宮博物院の名物は角煮型や白菜型の石だし、
どうもこの国の国民は食いしん坊な気がする。
ひと事とは思えん。


 

 

 

 




ここにも鳥。きのうの鳥ストリートといい、
やっぱり鳥が好きなのか、台湾人。


 




30分コースの足もみ。
王子にぽうちんをだっこしてもらって受けさせてもらう。
ツアー客の希望者がいっせいに受けるので、
室内は癒しというより大量生産工場のムードである。
ぎゅうぎゅうもみもみ痛い系の足もみ。
でも終わったら目がすっきり。ふ~。

そして夕方、ツアー解散。
昼食時にぽうちんが手をのばしてお茶をひっくり返した以外、
(火傷なし)特に大きな問題なし。
途中トイざらスがあってオムツ替えも問題なし。

ちなみに写真はほんの一部の場所である。
いろんなところに短時間ずつ連れ回されすぎて、
しかも無料ツアーだからお土産屋さん営業攻撃にもあい、
実際にはバスにいた時間がいちばん長いにもかかわらず、
精神的にげんなりぐったりである。
昼食もものすご~く普通の味の中華料理だったし。
もうホテルに帰って寝てしまおうか。。。
と思うが、ツアーから離れたら元気復活。
やっぱ性に合わなかったのかもな~。

というわけで、地下鉄に乗って、
台北一の規模を誇る士林(シーリン)夜市へ。


 




おお!
きのうのローカル夜市と違い、
どこまで行っても終わらないほど店がたくさん!
ファッション、雑貨、食べ物と店のジャンルも多彩。
言うなれば、原宿の竹下通りと横浜の中華街を足した雰囲気。
外食文化の台湾だけに、夕飯を食べに来た家族連れも多くて、
歩きにくいほどの人、人、人。


 




さてさっそく食べ歩き。
まず葱が入ったもちもちしたパン(名前忘れた)。
ナンを焼くような窯で焼いている。
おいしいけど、まあ普通の味。

右はミニトマトにリンゴ飴の要領で飴をからめたもの。
そのまんまの味なんだけど、これが意外とあう。
ジューシーなトマト汁が飴の甘みと絡んでおもしろい。


 

 




上は伝統食、臭豆腐。
発酵させた漬け汁に浸した豆腐を、
油でじゅわっと揚げて、数種類のタレをからめて食べる。
これはもう、くさや好きが絶対食べるべき味。
王子が屋台から逃げるほどの強烈な臭い。
むわっと臭い、でもじわっと旨い。
とはいえ、やはり臭さが強烈なので量は食べられないなあ。


 

 




あちこちにあるパパイヤ牛乳。
すごくのみやすい、子どもでも喜びそうな味。
このある種のチープ感はくせになるかもなあ。


 

 




デパ地下入り口風なこぎれいな階段を降りると、
意外や、ここにも一大食べ物屋台街。
(少し前に屋台がいっせい転居したらしい)
この地下市場、活気があってたいへんよい!

いかにもおいしそうな牡蠣お好み焼きを注文。
つくってる過程で何か汁をたしてるな、とは思ったのだけど、
これはきのうの肉丸と同じ、ブルブルコラーゲン的物質だった。
ブルブルが混ざった生地に、こってり甘いタレ。
ふうむ。おいしいのだけど、
牡蠣お好み焼きならシンプルサッパリのが好みだなあ。
そしてこのコラーゲン物質は私にはやはり重い。

うーん。どれもおいしいっちゃおいしいけど、
ビックリするほどうまいものにはまだ出会わないなあ。
店とのめぐりあわせが悪いだけ?
まだ屋台食メインだから?
そして薄々思い始めていたのだけど、
ひょっとして、台湾の味付けって、
私の好みより甘ったるくてしつこいような。
…いやいやいや、待て待て待て。
台湾は歴史的な関係もあり、
中国料理だけでも四川、上海、雲南など
多様な料理法が楽しめる地のはず。
きっとまだ好みの味に出会ってないだけだ。

そういえば、台湾系の友人が、
「台湾に行ったら、屋台料理もいいけど、
 ぜひ魚料理のフルコースを食べてほしい」
と言ってたっけ。

よし、その言葉にかけてみようではないか!

士林夜市は途中で切り上げ、
屋台料理の残りはホテルに持ち帰ることにして、
タクシーでとある店に向かうことにする。


 





その店がこちら、「鵝肉城活海鮮」。
歌舞伎町的ハデハデな店の入り口には、魚や野菜がずらり。
なんでも元屋台ということで、
新鮮でおいしい魚介料理が安く食べれるらしい。

日本語の喋れる店員さんもいて、
食材を指差しながらメニューを決めていくシステム。
店内は気楽かつ活気のある居酒屋風。


 




まず左はお通し。鯛の皮を湯びきしたものと野菜を
さっぱり甘辛のタレであえたもの。お、うまし。
タイ料理のおつまみでありそうな味だなあ。
ふむ、これは料理も期待大!

そして注文した料理スタート。
右がはまぐりと野菜の炒め物。
貝の身がぷりぷり。スパイシーな味付け。
わ、これ、むちゃくちゃ好み!!
王子とふたりで「ここ、あたりの店だ…」
とわしわしと食べる。


 

 

 




左は台湾野菜(名前不明)の炒め物。
かなりクセとアクの強い野菜を、
じゃこや海老などとあわせている。
そのあわせかたが絶妙。
ぺろりとたいらげる。

右は甘海老。ジューシーでうまみたっぷり。
頭の汁までチュウチュウすすって味わう。
うう、ここ、全部外れなく美味しいぞ!!
味付けがシンプルでムダが全然ない!


 




メインは蒸した白身魚(名前不明)。
身の締まり具合もさることながら、味付けがみごと。
この汁がなめまわしたいくらいうまいのだ。
たっぷり葱のうえに、
コショウをしっかりかけているのがピリリと効いている。
それなりの大きさがあったのに一気に完食。

 





ホントは魚介だけのつもりだったのだけど、
おいしかったのでもう一品追加することにする。
そして選んだのは、ガチョウ肉。
魚介料理が多い店だけど、
なにしろ店名は「ガチョウの城」なのだ。
この店なら味に間違いないだろうし、食べずには帰れまい。
しょうが、バジル、甘辛の2種のタレで食べる。
中華料理にバジル、台湾ではよくある取り合わせらしい。
そして肉をひとくちほおばれば、
ブリン、と弾力のある肉厚の身。濃厚な味。
うわ~~~~~肉好き、昇天。

 

 

 

ああ、やっぱりすばらしいではないか、台湾食文化!!

ちなみに、出発前に別の友人に奨められた
仏跳スープ(仏も跳ねるほどうまいという高級薬膳スープ)
もこの店にあったけど、
少人数で食べるものではないらしいので、
それはいつか食べにくることにしよう。
たらふく食べてぽんぽんのお腹かかえつつ、
タクシーでホテルまで帰途。

ふう、かなりハードな一日になってしまったけど、
ぽうちんは途中で何度も昼寝してるし元気だし、
なにしろ期待してた美味に出会えて大満足である。

さて明日は、千と千尋の神隠しの
舞台のモデルになったといわれる街、九分へ。
というわけで、つづく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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