気がついたこと | いつも木端微塵

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ギタリスト:テリー木端の日記。この日記は、フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Blue Nile,
The Smiths,Morrissey ギターは、Tokai SEBレスポール木端モデル。

毎日いろいろ起きて、
かなり大変。
平凡で動きのない暮らしに憧れる。


しかし、だいたい、
僕のことを可哀そう
大丈夫かなと心配してくれる人はいない。


僕自身が危険だから大丈夫か?
とは心配されることはあるみたい。


長いこと考えて気がついた。
この間聞いたスピーチについてだ。


会社をおやじさんかおふくろさんか
という例えだが、
その人がそういう風に思っていたということだ。


つまり、その人が社員を自分の家族のように

考えていたと言うことだ。


例えば、世の中には過労死したり
自殺したり、鬱病で倒れたりなど
そういうケースがある。


何人も技術が心の病になっていくのを
見たことがある。


ワタミだってあれだけ責められているが、
実際のところ、
歯車の一部で、そんな人とは口もきいたことないし
気にかけたこともないし、名前も知らないというのが
事実と言えるかもしれない。


自分はそれが嫌だったってことだ。
結局のところ、心の底で嫌だった。


例えばある部署の営業マネージャーに
この数年間でいったい誰がそうなったかと
名前と人数を聞いても答えられないという
のは普通にある。


それはその人にとってはどうでもいいことだからだ。


つまり、その人が家族だとか仲間だとか
そういうふうに思うかどうかが大事なのである。


自分がそういう風に常に考えて来たかというと
けっこう、そうでもなかったりする。
確かに人によりけりではあった。


子供が病気になったら休ませたり看病する。
でも、別の親は死なせてしまったりもする。
つまり、その人がどう思っているかなのである。
自分の子供だとも思ってないような親が過ちを犯す。


社会においても
一緒に働いている仲間が働けなくなり悲しんで
涙を流す人もいる。


反面、そんなの俺じゃないから、実際のところ関係ないし
仕方のないことだとする人もいる。


ようやく、時間がかかって、
ああ、なるほどと、

どうして1番最初の会社が好きなのかがわかった。


あの人が、我々を家族のように
心のどこかで思っていたからなんだということがわかった。


そう考えると、僕は問題のある子供だった。
家出して、喧嘩するタイプの子供であるに違いない。