日本人が英語を話すのを、当たり前にするために。 (年始ご挨拶) | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

日本人が英語を話すのを、当たり前にするために。 (年始ご挨拶)

あけましておめでとうございます。
この2012年に取り組むことを、ここに書きたいと思います。

オンライン英会話「レアジョブ」では、昨年4月から外部の有識者をお招きし、
英語教育について毎月議論してきました。
「オンライン英会話のあるべき姿とは、どのようなものか」
「日本人1000万人が英語を話せるようになるためには、どうしたらよいか」
などを議論してきました。

オンライン英会話は、留学して行く語学学校とは大きく異なると考えています。
留学は非日常です。
留学は、どこか別の国にいき、英語を勉強するために毎日学校に行きます。
単純に学習の効率だけを追求したハードなカリキュラムも可能です。

しかし、オンライン英会話は日常の生活の中にあります。
毎日忙しい中で、どうやったら英語を続けていけるのでしょうか。
だらだら過ごす誘惑に勝つには、どうしたらよいのでしょうか。

そのカギは楽しむことだと、僕は考えています。
英語を上達するには、英語にたくさん触れることが不可欠ですが、
日常生活の中で続けるためには、効率がよいだけでは不十分で、
楽しめるかどうかが重要です。

レアジョブで生徒様が最も楽しんでいらっしゃるのは、
特定の教材を使わずに生徒様と講師が自由に話す、
フリーカンバセーションのレッスンです。
フリーカンバセーションを楽しむには、生徒様と講師のマッチングが重要だと考えています。
例えば、僕は歴史の話ができる講師が好きですが、CTOの中村はそうではありません。
どのような講師たちが最適か、ひとりひとりの生徒様にあった講師数十人をオススメしたり、
一度気に入った講師を繰り返し予約したりできるよう、環境を整えていきます。

次に大事なのは、教材を使ったレッスンです。
TOEIC教材やDaily News article教材など、レアジョブに教材は500個以上あります。
今後はSituational grammarという考え方を取り入れ、
教材で学んだことをフリーカンバセーションで試すという好循環が加速できるよう、
実際の会話で役に立つ教材を今後は強化していきます。

また、個別のレッスンの向上だけでなく、
英語学習全般についても生徒様の助けになるよう、努力してまいります。
「なんのために英語を勉強するのか」
「どれくらいの英語レベルまで上達したいのか」
「そのなかで今自分はどこにいるのか」
「オンライン英会話は、どのように受講すればよいか」
「オンライン英会話以外に、どのように英語に触れればよいか」
「自分と同じ境遇にいる人と切磋琢磨するには、どうしたらよいか」

生徒様をはじめとする皆様のご支援で、
レアジョブは幸いにしてオンライン英会話の最大手になることができました。
講師だけでなく、優秀なスタッフもたくさんあつまってくれています。
このチャンスを活かして、少しでも生徒様皆様のお役にたつよう努力すること。
これが、日本人1000万人が英語を話せるようになるために必要だと考えています。

パソコンを使って仕事をするのは、20年前は特別でしたが、今では当たり前です。
英語を使って仕事をするのも、今ではまだ特別かもしれません。
しかし、世界の動きを考えると、20年後には当たり前になるでしょう。
この当たり前を20年後にするのではなく、15年後や10年後にする。
日本人が世界で活躍するチャンスをいち早く整える。
これがレアジョブの役割だと考えています。

今年もよろしくお願いいたします。

レアジョブCEO 加藤智久