鳴っている電話に手が届くか | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

鳴っている電話に手が届くか

自分の責任ではないが、誰かがやらなければならない作業というものがある。

例えば、鳴っている電話。
十中八九、自分宛の電話ではない。
いつも電話受付をしてもらっている人は席をはずしている。
自分がやらなくてもいい仕事だ。
だが、この電話の応対は誰かがしなくてはいけない。

このときに、四の五の考えず、すっと手が伸びるかどうか。
鳴っている電話に手が届くか。
これが重要だと思う。

鳴っている電話に手が届くか。
手を伸ばすか、ではなく、手が届くか。

この電話を取ると、自分のやりたい仕事が中断される。
この電話を取ると、相手に長話されてしまうかもしれない。
はっきり言って、何のトクもない。

けど、それは周りも同じ。
あなたが取らなかった電話は、周りの誰かが取る電話だ。

いつも手が届く人は、損な役回りを積極的に引き受けている人。
なにか困ったことがあれば、積極的に助けてもらえるだろう。

いつも手が届かない人は、「自分さえ良ければいい人」というレッテルを免れ得ない。
「いつもは助けてくれないから・・・」 ということで、積極的には助けてもらえないだろう。

いや、こんなことを四の五の考えるのもよくない。
条件反射で何も考えず、鳴っている電話を手にとれるようになるべし。

それがどう自分に役立つかとか、
そもそも自分がそれをやることは会社にとってメリットがあるかとかは、
手に取れるようになってから考えるべし。