デュッセルドルフのソフトボール大会は、デュッセルドルフの日本人の間では有名なのですが、つい先日その50回記念大会が行われました。その大会にちなんで、50歳以上のプレーヤーのみのチームが臨時に結成されて、普段は30歳代きどりの私もそのチームに招かれてしまいました。そのチームの発起人が帰国のためにたった今まで送別会だったのですが、その送別会で花粉症で苦しんでいる人が3人もいることを発見してしまいました。

50歳以上のチームのメンバーということは、つまり皆さん50歳以上。にもかかわらず意外と知られていないのが、花粉症などは食事で治ってしまうという事実です。私の場合は、40代後半でひどいめまいで倒れてから健康に人一倍気を使うようになり、何かでキャベツが身体にいいことを知りました。そしてキャベツを昼食のメインに食べること数ヶ月。まずは慢性の下痢で悩んでいたのが一週間もかからないうちにすっかり治ってしまいました。

さらには数ヵ月後に花粉症まで7,8割治ってしまっていることに気が付きました。それだけではなく、皮膚が大変に強くなり、風邪もひかなくなってしまいました。元々デリケートなのか、皮膚が弱くて特に冬などは唇にはリップクリーム、身体にはスキンクリームが離せず、慢性鼻炎で鼻もかみっぱなしでした。上着のポケットには常にティッシュ、リップクリーム、小さなハンドクリームが入っていました。それが今では不要になってしまったのです。

キャベツの効果に驚いて、その方面であるマクロビオティクス関係の本を読みあさったのですが、マクロビオティクスで癌も治ってしまうと聞いても何ら不思議ではないことを確信できました。このお話しは長くなりますが、まずは知られざるキャベツの効力を下記いたします。

古代ギリシャ・古代ローマでは胃腸の調子を整える健康食として食されていた。ビタミンU(キャベジン)を利用したキャベジンなどの胃腸薬も作られている。含まれている栄養:ビタミンA、B1,B2,B3,B5,B6,B9、C、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛...       以上 Wikipedia より

ビタミンCがずばぬけて豊富。他にもビタミンA、B1,B2,C,E,K,ナイアシン。ビタミンCについては大き目の葉2,3枚で一日の必要ビタミンCをカバーできます。特に中心部にビタミンCが多く含まれます。特筆すべき栄養素はビタミンUとKです。ビタミンUには胃壁の粘膜を丈夫にし、胃や十二指腸の潰瘍の発生を抑制する働きがあります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍に有効な食品なのです。 

ビタミンKには、骨にカルシウムが沈着するのを助けるはたらきがあり、骨粗しょう症の予防に効果があります。ビタミンKが不足すると、骨に十分なカルシウムが取り込めなくなって骨がもろくなり、貧血や大腸炎などをおこしやすくなります。又、赤ちゃんの脳内出血を防ぐ作用が認められており、妊婦や授乳期の母親に十分とって欲しい栄養素です。キャベツ(他)の食物繊維は、便秘を改善するだけでなく、腸内環境を良好に保ち、大腸がん、高血圧、動脈硬化、糖尿病、肥満などの病気に効果のあることが判明しています。

キャベツの外側の葉の緑色部分には、カロチンが比較的多く含まれています。カロチンは体内で必要な量だけビタミンAに変わり、残りは抗酸化物質としてはたらきます。ビタミンAは、皮膚や粘膜を丈夫にし、がんの予防や、活性酸素の害から身体を守る働きがあります。赤キャベツには、血栓を防止するポリフェノールが含まれています。動脈硬化防止、免疫力増強、肝臓害抑制などの分野でも使われており、今後ますます期待される食品と言えます。カルシウムは丈夫な骨を維持してイライラを解消し、精神を安定させる作用もあります。

キャベツはアメリカ国立がん研究所によって提案された”デザイナーズフーズ・リスト” の中のトップグループに位置づけされた食品です。がん抑制成分であるイソチオシアナートやインドール化合物、発がん物質の活性化を抑制するペルオキシダーゼなどが含まれており、ビタミンCとともにがん予防に大きな効果があります。ビタミンUには潰瘍を治すはたらきも、免疫力や自然治癒力を向上するという面でがんの予防に効果があります。

胃炎や胃潰瘍の人は、胃粘膜の再生を助けるビタミンUを効果的に摂取するために、キャベツの絞り汁250mlを一日2回、食前に飲みます。10日ほどで効果が現れます。キャベツの葉には鎮静効果があるので、葉を手でもんで患部に貼ると効果があります。キャベツの食物繊維がトンカツの脂肪の吸収を抑え、キャベツに豊富に含まれるビタミンUが胃腸を優しく守ってくれます。 ... 以上http://www.o-e-c.net/syokuzai/kyabetu.htmより

キャベツの独自有効成分ビタミンU(キャベジン)には、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発化し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の回復をサポートする効果があります。又、胃腸の粘膜修復に必要なたんぱく質の合成を促進し、胃潰瘍や胃腸に関する機能回復効果があります。近年では、キャベツに含有されているがん抑制物質の” アリルインチオシアネート”、” インドール”、発がん性物質の活性化を抑制する... 以上http://www.i-shokuiku.net/vegetable/kyabetu.htmlより

そしてその食べ方はやっぱり生が一番!なぜなら熱に弱いとされるビタミンが多いからです。又、なるべく新鮮なものを食べるのも大事。切ったところからもだんだんと劣化してビタミンやミネラルなどが失われていくそうです。でもザワークラウトはいいのではないでしょうか? 私見ですが、ザワークラウトも納豆と並ぶ位に良食(*)の王様ではないでしょうか(笑)。キャベツだけでこんなにいいのに、ザワークラウトになると乳酸菌が加わって発酵(善玉菌たっぷり)食品にもなるからです。でもスーパーで売っている、工場で作られるザワークラウトはちょっと... 自分で簡単に作れます。作り方はいたって簡単。今度書きますが、待てない人はインターネットで見てみて下さい。色々と紹介されています。

* 良食=マクロビオティクスの元祖、桜沢如一さんが使っている言葉ですが、本来人間が食べるべき(進化の結果の人間の歯が示す/12月4日)身体にいい食事です。

さて後は実行するかどうかだけ。つまり全てはあなたの手の平の上に乗っています。時間が無い? それは嘘でしょう(笑)。あなたの(自由)時間はあなたのもの。プライオリティーは自分でつけられるはずです(笑)。世界で一番忙しい人達だって自分のしたいことは時間を作ってしているはず。それをあなたにできないわけはない(笑)。必要なのは決心とあなたのプライオリティーリストの順番の変更だけ。

でもさすがのキャベツにも短所はあります。 おならがたくさん出てしまうのです(笑)。そして...:  繊維質が消化に悪く、食べ過ぎると腹痛を起こす恐れもあると書いてあります。 ... 以上再び Wikipedia より。 でも胃腸がかなり弱い私がこれだけたくさんキャベツを食べても腹痛はまだ一度も起こったことはありません。 

さらには解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンを服用している人は、キャベツを控えめにして下さい。薬の作用が弱まってしまうことがあります。 ...以上www.o-e-c.net/syokuzai/kyabetsu.htmより。 万物に長短あり...