前回の記事は、こちら─、
『 もう一人の自分と、ついに遭遇!』
もっとも─、
ここで、私の過去の日記を、
公開したところで、
多くの読者にとっては、
何の意味も、メリットもない話であろう。
それは─、
私にとって、即ち、書いた本人にとって、
奇妙な体験であるということである。
しかし─、
いつの間にやら、記憶にもないほど、
遠い彼方へと去ってしまった、
過去の自分との対話は、
非常にスリルに満ちたものでもある。
なぜなら─、
そこにいるのは、
他ならぬ、自分である ( あった!? ) にもかかわらず、
その存在が、何を言いだすのか、
予想がつかないのだから…。
それは─、
写真や映像には、決して残らない、
いつの間にか堆積されて埋もれてしまった、
脳の下層部へと繋がる "バックドア" であり、
自分を "再インストール" する作業でもある。
もっとも─、
過去の自分など、もう思い出したくもない、
という方も、おられるかも知れない。
それでも、私は…、
可能なら、一度は、
会ってみるべきだと思う。
そして─、
今日の自分もまた、
十年後の自分にとっては別人である。