前回の記事は、こちら─、
『 なかなか売れなかった男は、なぜか○○を売ることには長けていた。不本意だったかも知れないが…。』
であるならば…、
ソフトエンジニアが音楽というフィールドにおいて、
"風上" に立つには、
どのような手を打つべきだろうか?
答えは考えるまでもない。
それが「 分からない 」と言うのなら…、
それは「 分からない 」のではなく、
既に出ている明確な答えが、
「 自分は気に入らない 」
と抵抗しているに過ぎない。
もちろん─、
気に入る、気に入らないは、
本人の自由である。
しかし─、
合理的、かつ、戦略的に考えるならば、
音楽というフィールドにおいて、
ソフトエンジニアがとるべき手は、ただ一つ。
音楽ソフトを開発することだ。
そう思い至った私は、
これまで自分がピアノに取り組んで来た中で、
常々、あれば便利だと感じて来た、
ソフトウェアの開発に取り掛かった。
2009 年のことである。
そして─、
本業の傍ら、一年ほどをかけ、
二本のソフトウェアをリリースし、
その後も─、
定期的にバージョンアップを繰り返して行った。
そして─、
今日、それらのソフトウェアは、
累計一万件を超すダウンロードを獲得するに至っている。
私がピアノだけに取り組んでいたとしたら、
いや─、
ソフトエンジニアとして、
会社勤めを続けているだけだったとしても、
恐らく─、
一万人もの人間が私に目を向けることはなかっただろう。
◆◇◆◇◆
私も時々、庭の門番でいるより、
庭師になりたいなんて思うことがあります。
でも、これが私の役割だと思います。
我々は皆、それぞれに人生における役割があるのだと思います。
そうは思いませんか…?
( 出典不明 )