部屋には何人の男がいたのか? | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 あなたには見えていないものがあるのです…。』



さらに─、



その先生は、こうも付け加えられた。



「 上手いピアニストの演奏は、
複数の旋律が、浮き彫りになって聴こえてくる。」



「 ふ~ん、そういうもんか… 」



私は ( またしても )、ポカンとした面持ちで、
その言葉を聞いていた…。



◆◇◆◇◆



さて、知らない人が集まるべつの会合に
出席していると想像してみて。
十人の男性とひとりの女性がいる。
あなたがその部屋に入っていくと、
女性が ─ 美しくて、なまめかしい女性よ ─ 踊りはじめ、
服を脱ぎだすの。
あなたは部屋から出ていく。
そのあとで、どんな男性がいたのか、あなたは何人説明できる?
そこにいたのが十人の男性であり、
九人ではなかったと確信をもっていえるかしら?
あるいはあなたがまったく気づいていなかった
十一番目の男性がいたかどうか、わかる?
『 魔法 』( クリストファー・プリースト ) より



( 次回へつづく... )
『 あなたは何番目に気付かれる? 』