我が家のひな人形は三段飾り。
幅も高さも1メートルを超える割と大きなものです。
娘が生まれた後に私の母が選んでくれました。
私には3歳上の兄がいます。
母は、ものすっごくやんちゃだった兄のことを考えると、私が生まれた時にひな人形を買う気にはなれなかったのだそうです。
兄が落ち着いたらと思いつつ結局は時期を逃してしまって、私のための人形を用意できなかったことを母はずっと残念に思っていたようです。
私は全然そんな気持ちはなかったんですけどね。
そんな母ですから、孫が生まれた時にははりきって。
娘と孫の二人分だといって、大きなものを用意したかったのでしょう。
引越の多い我が家でしたから、私は小さな親王飾りでじゅうぶんと思っていたんですけど・・・母の思いを大切に、尊重することにしました。
毎年飽きもせずこうやってアップの写真を撮ってしまいます。
「人形は顔が命」のフレーズは有名ですが、本当に品があってきれいなお顔です。
ひな祭りの起源には諸説あり、歴史のなかでさまざまな要素が合流して現代の形になったようですが、
「季節の節目に身の穢れを祓う」
「災厄や病を身代わりに引き受けてもらう」
「健やかな成長と幸せを願う」
などの意味があるようです。
これらの意味を考えると、毎年うっかりせず、面倒がらずに全てを出して(親王だけ出した年もありました)、調えて、賑やかじゃなくても、静かにでも、そのときにできる形でひな祭りをお祝いしたいと思いました。
もっと飾っていたいけれど、三日を過ぎると片づけを考えなくちゃいけませんね。慌てず、お天気がいい日を選んで片づけたいなと思います。
収納場所は私の仕事部屋にあります。
和室をリフォームしたときに押し入れにも手を加えました。
リフォーム間もない頃の写真なのですっきり。
今は真ん中の棚も全部使ってますよー。
人形や道具は購入したときの箱にそのまま入っています。
収納の効率や見ばえを思えば別の箱にまとめたほうがいいかな?と考えたこともありますが、人形を出すのは夫と娘が積極的にやってくれていて、二人はそのままの箱のほうがわかりやすくて取り出しやすくていいのだそうです。
収納の見た目はイマイチかもしれませんが、出すしまう人たちのやりやすさが一番です。
まもなく日付が変わってしまいますが
ひな祭りに願うことは
世の女の子たち、女性たちにとって健やかな毎日でありますように。
(もちろん男の子も、男性もね)