前回の 「キッチンオーガナイズを、まずは思考から」 の続きです。
(長いのでお覚悟めされい)


もう一度オーガナイズをすることになって、不満だったり、ちょっともやっと思っていた場所のこと、オーガナイズのゴールなどあれこれに想いを巡らせました。

オーガナイズは一度やったら終わりなのではなく、使い勝手に合わせて変化させたり、暮らし方が変化したときなどに都度行うことで、そのときの自分に合わせた暮らし方ができるようになります。

今回のきっかけは「カチン!!」だっけど(笑)、見直したい気持ちもあったので良い機会になりました。



今回は大きな収納のbefore/afterをご紹介します。



<ふたつに分かれている吊り戸棚 左側>

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全3段ですが、以前撮った下2段の写真しかありませんでした。写っていない一番上にはシフォンケーキが入るサイズのケーキドームと箱がありました。

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<ふたつに分かれている吊り戸棚 右側>

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いつかやろうと思って割と長いあいだ手をつけてなかった、もやっとしていた場所。写真に撮るとやはり結構乱れてますね。

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今回オーガナイズして一番気持ちがすっきりした場所。
箱に入っていた食器を少し出しました。まだあるんだけど、今は必要ないのでしまってあります。



<キッチン背面、メインの食器棚>

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ここはたいした不満のなかった場所。
けれど、やり直してみたら

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見た目にさほど変わらないけれど、かなり使いやすくなりました。
(余談:左側ワゴンの上にある白い蓋の瓶ふたつは塩麹と醤油麹を育て中。料理にかかせません)

1段目のバスケットに中国茶器。
2段目のバスケットに来客用コーヒーカップ。

3段目と4段目、手前側は問題ないけれど奥に手が届きにくい高さ。以前は前後に食器を置いていたので後ろから(奥から)取り出すのがちょっと面倒だったけれど、今回は前後にせず横一列に置けました。

5段目は一番使いやすい高さなので、前後しても問題なし。



オーガナイズって不思議で、たいした減らしていないのにきちんとものが収まって使いやすくもなるんです。お客様にもよくそう言われるけれど、今回自分でやってあらためて実感しました。



こういうオープンな収納は好みがはっきりわかれると思います。
私も本来は隠す収納が好きで、このスチールラックは以前住んでいた横浜でマンションをリフォームしたときに食器収納庫の中にあったもの。引越しで持ち出し、その後ずっとどこに住んでも食器棚として使っています。

成り行きでオープン収納になったけれど、ワンアクションで取り出せるのでとにかく便利です。使う前にふきんで軽く拭いてから使うのが手間といえば手間だけど私は気になりません。



防災の面でも気になるかもしれませんね。
東日本大震災のときには横浜で震度5強を経験しましたが、食器は一枚も落ちませんでした。支柱を固定していないので、免震構造の高層マンションのように前後や左右に揺れます。
震度6以上になったときにどうなるかわかりません。
防災意識が甘いと言われればその通りで、こういう収納の課題ですね。



オーガナイズの手順など、次回に続きます。



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※防災に関して、札幌のライフオーガナイザー3人がチームを組んで真剣に取り組んでいます。S.O.S.  防災に関して、ぜひ彼女たちの活動に注目してくださいね。






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