猫時計 | 酒日和、猫日和。

酒日和、猫日和。

のらりくらりと好きなコトだけしていたい。
でも、いつもどれも中途半端なのが悩み処。


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「六円く四八は瓜子(うりざね)五と七 は卵形にて九ツは針」


これ何のことか分かりますか?

以下、本日の読売新聞『編集手帳』からの引用。


明るさの変化に連れて刻々と姿を変える

猫の瞳孔から時刻を割り出す、そのコツを詠んだ歌という。


四ツ、八ツ、九ツといった数字はそれぞれ数字を指し、

針や卵形は瞳孔の開き具合を表す。

江戸期の作であるあらしい。


その昔、豊臣秀吉の朝鮮出兵には

猫が時計代わりに連れて行かれたと伝えられる。

従軍した猫たちにすればいい迷惑だったに違いないが、

古今東西を見渡せば、あの宝石のような目は

この世で最も美しい時計だろう。


瞳がくるくる変わる猫は、

本当に見ていて飽きません。


『この世で最も美しい時計』


素敵な表現ですね。


整然と時を刻む時計もいいですが、

そんな時計が発明される前は、

猫の瞳孔で時を計ってたとしたら、面白い。


唯、猫は興味があるものに関しては、

瞳孔を瓜子にしますから、

正確な時計にするには難しいですね。