ヨモギを摘みに行ったことは、ありますか?
子どもの頃、春先に草餅を作るため、父と姉・兄と
一緒に摘みに行った覚えがあります。
そのころは、「もち草」と言っていました。
日当たりのよい場所に群生していて、摘むと
青臭い独特の香りがしました
日が暮れるまで、山のように摘んで持ち帰ってから、
ゴミを除いて使える「もち草」を選別するのが、
ひと仕事でした
草餅が出来上がって、口に入るのが待ち遠しかった
ですね(笑)
ヨモギの栄養分は、ビタミンB類や鉄・カルシウム・
リンなどのミネラルを含み、食物繊維が多く、
様々な効能があります
草餅やてんぷらにしたり、
煎じて飲んで胃を丈夫にし、
ヨモギ酒として喘息に、
また食用にするだけでなく、
身体を温めるため、
冷え性の改善や疲労回復、
更に皮膚疾患にと、
ヨモギ湯は薬湯としても
利用されています
漢方では艾葉(ガイヨウ)と呼ばれ、
『女性の生薬(ショウヤク)』として、
・冷えのための月経痛
・冷えによる不妊
・不正出血
・だらだらと続く月経血
・過多月経
などを改善していきます。
実はそんなヨモギから、お灸に使うモグサが
作られます。
お灸のモグサについては、次回に...