女の子の健やかな成長を祝い、春の訪れを喜ぶ
日ですね
桃はかって、原産地である中国から渡来した木で、
花を咲かせるのは、旧暦の三月三日頃。
中国の行事・風習が書かれた古い書物には、
「桃は五行の精にして、よく百怪を制す」とあります。
精のつく桃は、邪気を払い、数ある妖怪を押える
という魔よけの信仰があったようです
また、不老不死の「仙果(センカ)-食べると力が溢れ
出る天上界の果物」として考えられていました。
確かに、栄養面でビタミンCやEを含み、これらは
アンチエイジングの成分ですね。
※桃の種は「桃核(トウカク)」「桃仁(トウニン)」と言い、
漢方薬の「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」として、
数種類の生薬を配合して処方されます。
婦人科疾患の月経困難症・月経不順・など悪血に
よる症状に適しています。
更に桃の木は、沢山の実をつけることから、多産
の象徴として子宝に恵まれるようにという願いが
込められていました
今とは違って乳幼児の死亡率が、格段に高かった
時代、病気をしないで成長することの困難さに、
思いを馳せると....
女の子の成長を願う「ひな祭り」を「桃の節句」として
祝った古人の思いが、並々ならぬものであった
ことが、伝わってきます
東京は暖かな日和でした
明日も穏やかな一日でありますように....