世間一般には、猫は孤独を好む生物とされています。
著者は 「猫だって仲間がほしい 」   と考えています。
動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド/テンプル・グランディン
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【仲間が必要】
猫には、他者と触れ合う欲求を満足させる友達や仲間が必要です。
家族が仕事や学校で猫と触れ合う時間がないなら、とにかく2匹にして、互いに相棒になるようにしたらいいでしょう。
一緒に産まれた兄弟姉妹か、母子が一番いいです。

とは言え、飼い主が仕事で日中いなくても、問題のない猫もいます。
猫は夜行性のため、昼間は眠り、夜に活発になることが多いです。
つまり、猫の自然な生活パターンは、人間の勤務パターンとうまくあっているので、帰宅してから十分なコミュニケーションをはかることで解決できることもあります。

【最初の猫とら(♂)は、一匹のお留守番は淋しかったようです。2匹目のしま(♀)が来たら、私達が不在でも平気になり、2匹で仲良く過ごしています。】

 

【猫のケンカについて】
猫は前頭葉が小さいせいで、突然おびえたり、怒ったりします。
「怒り」が活性化している時、猫は凶暴になり、興奮している時間が長いです。
いったん激しいケンカをさせるとその経験が強い記憶として残るため、飼い主はケンカをさせないようにしなければなりません。
例えば、2匹を別別の部屋に分けるなど、気持がおさまるまでクールダウンさせるようなことです。

私は、以前「猫のケンカは止めてはいけない」と聞いたことがありますが、多分野良猫の話でしょう。狭い空間に住む飼い猫同志の激しいケンカはさせない方がよさそうです。

猫が他の猫との争いを妨げられた時、別の猫や人間を攻撃する、転嫁攻撃に出ることがあります。人間でも八つ当たりとかありますよね。

また、ケンカの代わりに排尿をすることがあります。例えば・・・
・他の猫に腹が立つが怖くてケンカができない時、尿を噴射して受動的な威嚇(受動攻撃)をする。
・臆病な猫は強い猫に脅されたら、その猫がいなくなった後で、尿を噴射しうさを腫らす。


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