「動物の通訳者」と呼ばれる自閉症の動物学者の本を読みました。

コロラド州立大教授として、その特有の感覚を活かして、動物を研究し、動物福祉に取り組んでいます。
2010年のTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。
動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド/テンプル・グランディン
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人間は、動物たちに「身体的な幸せ」より、ワンランク上の「精神的な幸せ」を与えることができます。
そのために重要な情動について、わかりやすく解説しています。

私達人間は、毎日の生活で、動物の多大な恩恵を受けています。
動物の肉を食べ、皮革・羊毛・羽毛の製品があります。
ペットは人間の暮らしにうるおいを与え、癒してくれます。
だからこそ、その恩恵に感謝と敬意を払い、幸せにする責任がある と著者は言います。

訳者のあとがきを読み、深く共感しました。
「東日本大震災や口蹄疫・鳥インフルエンザの対処で、
大量の動物が殺される姿を見て、可哀想でたまらないだけでなく、
このような事態に腹立ちを覚えるのは筆者だけではないでしょう。
何よりも、人間の都合で殺される不幸な動物を増やさないようにと願います。」

とても興味深い内容だったので紹介します。

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