は季節繁殖性の動物で、日照時間が12~14時間、500ルクス(人が読書できるくらいの明るさ)程度の光の下にいると、発情しやすくなります。

ということで、オスがメスを求めて放浪して独特の鳴き声をあげ、オス同士のケンカも始まってきます。
これは が嫌われる大きな原因の一つです。
更に発情期に入ったメスと交尾すれば、春には高い確率(交尾排卵動物なので)で、仔猫が産まれてしまいます。

~~~

既にTNRを終えた地域に、昨秋、風邪で弱った仔猫が現れました。
保護を試みましたが、時すでに遅く姿を見せなくなりました。おそらく死んだのでしょう。
母猫がいるなら、また不幸な子猫が産まれるかもしれません。
この土日は、周辺の情報収集に行きました。

そこで道路の真中でうずくまっているキジトラ柄の を発見したのです。
顔を覗き込んで仰天しました。
片目は完全に飛び出した後で盛り上がり、もう片方の目もつぶれています。
口内出血もあり、強烈な腐臭のする血と膿で顔中ぐちゃぐちゃです。
とても写真でお見せできないほどひどい状態です。

近所の方によれば、もう2日ほど悲惨な状態で路上をさまよっていたそうです。
そのまま放置はできないので、夫が走って自宅に帰り、キャリーや洗濯ネットを持って来ました。
逃げる力もなく、そっとネットをかけて、キャリーに入れ連れて帰りました



 

助けるというより、看取るつもりでした。
あまりにもひどくて、とても一晩越せないと思いました。

危険性の高い感染症かもしれないので、バスルームに完全隔離しました。
浴室暖房で温めて、猫用ミルクとウェットを与えましたが、ぐったりとして動きません。


つづく


【保護当初の写真を追記しました。】
とても悲惨なので、苦手な方はご覧にならないでください。
公開した理由は、これだけひどいケガでも回復できることを知っていただくためです。
大けがをしたあいちゃんは数日さまよっていましたが、誰も助けませんでした。
たぶん、怖いし、死ぬと思われたからでしょう。
実際は、適切な治療で助けることができました。

皆様がこの猫に遭遇したらどうされるか、ぜひいっしょに考えてみてください。

閲覧注意 大けがをした猫の写真



飼い主のいない猫のために、ワンクリックお願いします。
左は地域猫ランキング、右は猫ボランティアランキングに飛びます。