くじらさんありがとう | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

下関市は「ふぐ」(ふく)の街ですが、

近代捕鯨で栄えた「くじら」の街でもあります。


下関市の花はハマユウ、下関市の魚はフクですが、

下関市の動物はクジラです。



というわけで……



下関市立しものせき水族館 「海響館」のそばにある

「くじらさんありがとう」と記されたクジラの像です。


シロナガスクジラを約10分の1のサイズに縮小した

ブロンズ像だそうです。


IWC(国際捕鯨委員会)下関会議の開催を記念して

平成14年(2002年)に建立されたもので、

副碑では、古川薫氏が撰文を手掛けています。



場所はこちら です。



さて、3月に始めました「ねりえ日和」、

今年1年お付き合いいただきまして

本当にありがとうございました(≧▽≦)

この1年間で約180の石碑やモニュメントをご紹介いたしました。


それにしても、下関市には一体何基の

石碑やモニュメントがあるのでしょうか……(・ω・)/



このブログを開設した後に、以下の書籍の存在を知りました。

全て下関市教育委員会が発行しています。


 『下関の文学碑』 昭和59年(1984年)

 『下関の記念碑(旧市内編)』 昭和61年(1986年)

 『下関の記念碑(山陽地区編)』 昭和62年(1987年)

 『下関の記念碑(山陰地区・補遺編)』 平成3年(1991年)


『下関の記念碑(山陰地区・補遺編)』の後書きによると、

この4冊で取り上げられた碑の数は720基に上るそうです。


つまり、平成3年時点の下関市には、

少なくとも720の碑があったわけです。



しかし、当時の下関市は合併前でしたので、

旧豊浦郡4町の石碑やモニュメントは、

その720基の中には含まれておりません。


また、像やモニュメントの中には、

これらの書籍で取り上げられていないものもあります。


更に、これらの書籍の発行から四半世紀が経過しようとしており、

この四半世紀の間に建立された石碑やモニュメントも

市内にはたくさんあります。

今日ご紹介した像もその1つです。


それを踏まえれば、現在の下関市には1500基以上、

もしかしたら2000基程の

石碑・モニュメントがあるのではないかと考えられます∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


『下関の記念碑(山陰地区・補遺編)』の後書きによると、

720ものが碑がある(当時)というのは、

地方都市では大変珍しいことなのだそうですが、

これも、下関が有する歴史の奥深さの

なせるわざなのかもしれません(^-^)/



石碑やモニュメントは、

建立される時には、式典等が開催されたりして話題になりますが、

時代の経過とともに、忘れられていくことが多いと思います。

高さ数メートルの大きな碑であっても、

そのそばを通っている人ですらその存在を知らない、

意識していないことが多いと思います(´・ω・`)


ある時、これらの石碑やモニュメントに気付いた人が、

「これは何だろう?」と検索した時に、

このブログにたどりついていただける、

そんなブログにしていきたいなあと思っている次第ですo(^-^)o



1500基以上の石碑・モニュメントを網羅する前に、

多分ねりえが飽きてしまうのではないかと思うのですが(^^ゞ、

それまでは、引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _ )m



では、良いお年を(^-^)ノ~~