夕食をとっていたら電話が鳴った

母からの電話


親類ではないが

たまに話を聞いていた


「オフィーリアが亡くなった」と


オフィーリアはシェイクスピア ハムレットの中の

女性の名前


亡くなった彼女は母より少し上だろうか

結婚前の彼の死を受け入れられず

狂ってしまった人。


20代前半で結婚するはずだった

でも

愛していた彼が交通事故でなくなって

そのことが受け入れられず狂ってしまったそうだ


母が見舞いにいくと

歳下の弟に「おとうさん」と呼びかける

そう、彼女は20代前半のまま

ずーっと彼の迎えをまっていた


その彼女がなくなったと。


今は幸せかな。

あの世で彼がまっていて

やっと会えたねと

なぜ早く迎えにきてくれなかったの?と

だだをこねているに違いない。


オフィーリアの永眠に合掌