プラトニック不連続的差異共振理論の提唱:物質原理と自我原理を包摂する精神理論仮説
不連続的差異論は認識哲学、PS理論は自我物質原理:無双陰陽原理は精神と物質の両者包含原理を目指す
http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-11506897777.html
先に以上のように、不連続的差異論とPS理論を包摂する理論として無双陰陽原理を説いたが、理論名をより明確なもの、即ち、不連続的差異共振理論に改称した。(プラトニック不連続的差異共振理論の方がより的確だと思うが、長過ぎる。)
さて、そこで述べたことを、整理して、より包括的に述べたい。以下、図式的に記述する。(以下をA図式とする。)
Ⅰ:太一・太極:原イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
Ⅲ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅳ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(A図式)
以上が精神原理(仮説)である。ここには、物質化はない。つまり、物質化以前の原理である。完全に精神的実在としての主観原理がここにある。
次に、同一性=物質化の原理を挿入しよう。それは、A図式のⅡとⅢの間で出現する。
だから、A図式を書き直して、B図式とする。
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽共振:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(B図式)
このB図式が物質現象、正確には、生命物質現象図式と呼べるものと考えられる。
しかし、これはまだ、不十分、不正確である。何故なら、実際は、ⅢとⅣが同時生起していると考えられるからである。故に、C図式を作らないといけない。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(C図式)
先に述べたように、C図式のⅢ、つまり、同一性=物質化は陽の極大化(陽大化)に拠ると考えている。
しかしながら、もっとも重要な点は、Ⅳの陰陽和合・差異共振が、同一性=物質化内部に巻き込まれるようにして生起していると考えられることである。
言い換えると、A図式にある陰陽和合に拠る陰陽螺旋・気的生命螺旋を内包して、外部に同一性=物質化による物質体を形成するということになる。これが、可視の螺旋的生命物質体(ここでは、渦巻体も含める。故に、渦巻宇宙、弦巻植物等が妥当する。)になるのである。(思うに、これとトーラスが関係すると思うが、それについては別に検討したい。)
ここで、非常に重要なことを付け加える必要がある。即ち、陰陽和合、差異共振とは、植物的生命・生成であると考えられることである。(私は、これは、キリスト的愛に通じると思っているし、結局、プラトンのエロースもこれに通じると思っている。)
気的生命、気的生成である。しかしながら、それは、気(「エーテル体」)に留まっていて、同一性=物質化=陽大化によって、可視の物質的生命体・生命物質体になると考えられる。
そう、ここで、齟齬が生じているのである。それは、同一性化の問題である。私はそれを自我原理と見ているのであるが、そうすると、植物に自我があることになってしまうのである。
自我原理は確かに同一性原理であるが、物質化原理とは少し異なると考えられる。
自我原理は同一性的否定原理と考えられるのであり、そこには、否定原理が強く働くと考えられる。
では、同一性原理は否定原理ではないのかという疑問が生じる。
有り体に言えば、否定ではなく、同一性刻印が生起するのであり、刻印である。貼り付けである。スタンプ、プリントである。だから、否定ではない。否定は、陰=他者を排除するものである。
それは刻印・貼り付け・スタンプ・プリントとは異質の原理と考えられる。
それは、陽の固定原理ではないだろうか。つまり、同一性=物質原理は陽大化(陽の極大化)であったが、それが固定したものが自我原理ではないかということである。
一応、陽固定化(陽固化ないし陽固着化)が生起して、自我原理が生まれたと考える。(実は、これは、ルドルフ・シュタイナーの悪魔論の考え方を参考にしている。ここではそれについては説明しない。)
つまり、陽固(固着)化=自我原理とは、同一性固(固着)化原理ということでもある。
だから、C図式では、不十分で、D図式を作らないといけない。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:自我原理:陽固定(固・固着)化=同一性固定(固・固着)化
Ⅵ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(D図式)
となる。
しかしながら、ⅤとⅥの間には、不連続的差異(絶対的差異、他者)の肯定原理が必要なのであるから、さらにE図式が必要となる。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:自我原理:陽固定(固・固着)化=同一性固定(固・固着)化
Ⅵ:不連続的差異(絶対的差異、他者)の肯定
Ⅶ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(E図式)
となる。
これがプラトニック不連続的差異共振理論の7段階プロセスということになる。
追記:理論名称が長過ぎるので、簡単に、不連続的差異共振論(不連続差共論)である。
追記2:差異共立ということも差異共振に含めたい。
追記3:正式名称は不連続的差異共振イデア論(不連続的陰陽無双原理)でもいいだろう。
http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-11506897777.html
先に以上のように、不連続的差異論とPS理論を包摂する理論として無双陰陽原理を説いたが、理論名をより明確なもの、即ち、不連続的差異共振理論に改称した。(プラトニック不連続的差異共振理論の方がより的確だと思うが、長過ぎる。)
さて、そこで述べたことを、整理して、より包括的に述べたい。以下、図式的に記述する。(以下をA図式とする。)
Ⅰ:太一・太極:原イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
Ⅲ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅳ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(A図式)
以上が精神原理(仮説)である。ここには、物質化はない。つまり、物質化以前の原理である。完全に精神的実在としての主観原理がここにある。
次に、同一性=物質化の原理を挿入しよう。それは、A図式のⅡとⅢの間で出現する。
だから、A図式を書き直して、B図式とする。
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽共振:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(B図式)
このB図式が物質現象、正確には、生命物質現象図式と呼べるものと考えられる。
しかし、これはまだ、不十分、不正確である。何故なら、実際は、ⅢとⅣが同時生起していると考えられるからである。故に、C図式を作らないといけない。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(C図式)
先に述べたように、C図式のⅢ、つまり、同一性=物質化は陽の極大化(陽大化)に拠ると考えている。
しかしながら、もっとも重要な点は、Ⅳの陰陽和合・差異共振が、同一性=物質化内部に巻き込まれるようにして生起していると考えられることである。
言い換えると、A図式にある陰陽和合に拠る陰陽螺旋・気的生命螺旋を内包して、外部に同一性=物質化による物質体を形成するということになる。これが、可視の螺旋的生命物質体(ここでは、渦巻体も含める。故に、渦巻宇宙、弦巻植物等が妥当する。)になるのである。(思うに、これとトーラスが関係すると思うが、それについては別に検討したい。)
ここで、非常に重要なことを付け加える必要がある。即ち、陰陽和合、差異共振とは、植物的生命・生成であると考えられることである。(私は、これは、キリスト的愛に通じると思っているし、結局、プラトンのエロースもこれに通じると思っている。)
気的生命、気的生成である。しかしながら、それは、気(「エーテル体」)に留まっていて、同一性=物質化=陽大化によって、可視の物質的生命体・生命物質体になると考えられる。
そう、ここで、齟齬が生じているのである。それは、同一性化の問題である。私はそれを自我原理と見ているのであるが、そうすると、植物に自我があることになってしまうのである。
自我原理は確かに同一性原理であるが、物質化原理とは少し異なると考えられる。
自我原理は同一性的否定原理と考えられるのであり、そこには、否定原理が強く働くと考えられる。
では、同一性原理は否定原理ではないのかという疑問が生じる。
有り体に言えば、否定ではなく、同一性刻印が生起するのであり、刻印である。貼り付けである。スタンプ、プリントである。だから、否定ではない。否定は、陰=他者を排除するものである。
それは刻印・貼り付け・スタンプ・プリントとは異質の原理と考えられる。
それは、陽の固定原理ではないだろうか。つまり、同一性=物質原理は陽大化(陽の極大化)であったが、それが固定したものが自我原理ではないかということである。
一応、陽固定化(陽固化ないし陽固着化)が生起して、自我原理が生まれたと考える。(実は、これは、ルドルフ・シュタイナーの悪魔論の考え方を参考にしている。ここではそれについては説明しない。)
つまり、陽固(固着)化=自我原理とは、同一性固(固着)化原理ということでもある。
だから、C図式では、不十分で、D図式を作らないといけない。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:自我原理:陽固定(固・固着)化=同一性固定(固・固着)化
Ⅵ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(D図式)
となる。
しかしながら、ⅤとⅥの間には、不連続的差異(絶対的差異、他者)の肯定原理が必要なのであるから、さらにE図式が必要となる。即ち、
Ⅰ:太一・太極・全一:原イデア:祖イデア:プロトイデア
Ⅱ:陰陽分極化:陰イデア/陽イデア:陰陽イデア
-Ⅲ&Ⅳ同時生起:ⅢはⅣを包摂する:Ⅲは外部、Ⅳは内部-
Ⅲ:同一性・自我・物質化:連続的同一性化現象
Ⅳ:陰陽和合:差異共振:陰陽気:陰陽螺旋形態:気的陰陽螺旋生命体(物質化以前):「エーテル体」的生命体
Ⅴ:自我原理:陽固定(固・固着)化=同一性固定(固・固着)化
Ⅵ:不連続的差異(絶対的差異、他者)の肯定
Ⅶ:再太一・再合一化:螺旋的回帰
(E図式)
となる。
これがプラトニック不連続的差異共振理論の7段階プロセスということになる。
追記:理論名称が長過ぎるので、簡単に、不連続的差異共振論(不連続差共論)である。
追記2:差異共立ということも差異共振に含めたい。
追記3:正式名称は不連続的差異共振イデア論(不連続的陰陽無双原理)でもいいだろう。