ボイトレよくある質問 |  ねおみい neomii の ブログ

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   うたびと・ねおみい 日々のつれづれ

「うたの教室」と名付けたねおみいのマンツーマンレッスン。

生徒さんから時々聞かれることがあるので、

今日はそのことにお答えしてみようかな。

 

こんな質問です。


「どんな声が”正しい”声なのですか?」

 

うーん。

ごめんなさい、それには答えはありません。

少なくとも、私はそう思っています。

 

 

「正しい声ってどんな声?」という発想の背景には

この世には「正しい発声法」があるんだろうな、という考えがあるのでしょうね。
 

「正しい発声法」ってなんだろう。

正しい声の出し方、ですよね。

 

一口で言えば、

私はその”正しい”何か、というのは人の数だけあるんだろうな、と思っています。

 

私は、その人の身体という楽器が無理なく響いている状態を目指して

生徒さんに向かっています。
 

「発声法」というのは「法」という字がついている通り

単に方法に過ぎません。

 

歌はコミュニケーションであって、
どんなコミュニケーションを聞き手に届けたいかによって、

声の音色や温度、スピード感などを

歌う人がチョイス、あるいは作り上げていくものです。

また、あなた自身もきっとよくご存知のように

性別や骨格による音色の質などによっても声は様々です。

 

つまり私がお答えしたいことは、これです。

 

「いろいろな要素を考慮に入れながら、

歌う人が自由に、勝手に、戦略を決めていいんです。」

 

あなたの歌はあなたの思うように攻めて吉です。

あなたの声に「これは正しい」と太鼓判を押してくれるのは、

あなた自身しかいません。

 

ただし、喉に負担がかかりすぎる声の出し方をしている場合があります。

その場合、喉が壊れて声そのものを失ってしまう危険がありますので、

それは気をつけるべきです。

 

自由に、楽々に歌えて、喉にも負担がかからない、

そういう声を目指したいものですね。

 

誤解されやすいことかもしれないのですが、

高い声で熱のこもった歌い方(シャウトするような歌い方)

をしているからといって

必ずしも喉に悪い、というわけでもないことです。

見分け方は簡単なことなのですが、

単に聞いていて自分の喉に緊張を感じるかどうかです。

 

人間は自然に人の模倣するようにできているらしく、

声の場合、非常にそれが顕著らしいです。

 

先生と一緒に歌うと、

大抵の人が普段の自分より楽に歌うことができます。

 

非常に喉に負荷をかけて歌っている歌を聴いている場合も同様に
人の喉は自然にその状態を模倣しようとするようです。

 

なので、聞いていて自分が苦しい感じる歌い手の歌は、

あまり手本にしないのが良策です。
 

あなたに送りたい言葉は

「ON YOUR WAY !!」

 

こんな歌ってどうなの?
そんな質問がありましたら、
メッセージなどでぜひどうぞ!

 

 

 

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