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エレニン彗星は2010年12月に発見された長周期の周回軌道を持つ彗星で、

あの2011年03月11日、東日本大震災をもたらしたM9.0地震のトリガーとなった。

これについては、予言者した人が多数いて、やはりエレニン彗星が影響した可能性がありそうだ。

さて次回は2011年09月11日と09月22日頃、大きく影響するとのことです。


その時は地球の軌道よりも内側、水星の軌道付近まで入り込みます。



9月11日というのが何とも微妙な日付です。


よく天体が一直線上に並んだ時、

お互いの重力により天体に影響を及ぼす、

という考え方から「惑星直列」が昔から取りざたされてる訳ですが、

このエレニン彗星、

彗星のくせに質量が大きいらしい(太陽の伴星ではないかという説もある)。

今回、

エレニン彗星が土星より内側に入ってきて太陽に接近しはじめてから、

過去2回、エレニン彗星〓地球〓太陽の直列配置がありました。

1回目は2010年2月27日。

この時はチリでM(マグニチュード)8.8の大地震がありました。

2回目は2011年3月11日、

あの、M9.0の東日本大震災の地震のあった日です。


このことからかなり注目を浴びていることは確かです





もちろん、惑星直列など他の要因は存在していた。3月11日の東日本大震災では、惑星直列と太陽フレアによる磁気嵐の発生があった。だが少なくとも、今は3月11日のような状況では無くなった…ということです。

また、地球、水星、太陽の惑星直列も06月15日を最後に解消したので、惑星直列と太陽フレアに関する限り、地震を誘発する条件は解消したと言える。

もちろんどうなるかは分からないが、いまのところ、大きな地震が発生する予兆のようなものは見当たらない。その点ではある程度安心してよいかと思う。



さて惑星直列の次の時期


すでに紹介したように、コーネル大学から出ている論文では、惑星直列が地球に作用する引力の変動を引き起こし、それが活断層を刺激して地震を誘発する可能性が指摘されている。カナダに設置した多数の重力計の変化でこれが確認されたとのことである。


もしこのようなことが本当にあるとすれば、惑星が直列する次の時期が気になるところである。


エレニン彗星、太陽、地球の直列

すでに記事に書いたが、この論文では、統計的に地震を誘発する可能性がもっとも高いのが、エレニン彗星と太陽、そして地球の直列だという。3月11日の前後にもこの直列が観測されている。



■9月に集中する直列

8月にも惑星直列発生するが、エレニン彗星がかかわる直列は9月に集中している。

まず、9月22日前後に地球、エレニン彗星、金星の直列が発生する。以下の図である。NASAのジェット推進研究所の軌道計算シミュレータを用いた。地球が画面の手前に来るように表示した。また、直列は赤い線で示した。


9月22日前後の直列
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そして、次にやって来るのが、9月26日前後から27日まで続くと思われる、3月11日と同一のエレニン彗星、太陽、地球の直列である。以下の図だ。


9月26日前後からの直列


ただ9月のこの直列では、3月11日前後に出現した直列よりも、エレニン彗星が地球にはるかに接近している。どのような影響をもたらすのかは分からない。だが、地震の発生には注意したほうがよいことは間違いない。

特に、黒点が100を越える日が継続したり、太陽フレアが地球を直撃して磁気嵐が発生するなど他の条件が重なると、もしかしたら地震が発生する可能性は高まるかもしれない。いずれにせよ、注意したほうがよいようだ。

■エレニン彗星の最接近

ところで、コーネル大学のコルマン博士が、「マヤカレンダーとシンクロしているビックリマーク」と言っているエレニン彗星だが、2011年09月26日前後の直列後、エレニン彗星は地球にさらに接近し、2011年10月17日には最も近くなる。以下の図だ。手前に見える点が地球だ。


10月17日の接近


接近すると言っても、地球とエレニン彗星との距離は0.232AU (約3400万km)もある。AUとは、太陽と地球の距離を1とした天文学の距離の単位だ。金星が地球に最接近したときの距離は0.28AU(4200万km)だから、これよりも地球に少し近い程度の距離だ。いずれにせよ、地球に衝突する可能性は殆どない。

そして、この後もエレニン彗星は地球に近接した軌道をとり、コルマンインデックスが終了する2011年10月28日には、0.275AU(4300万km)とまだ地球に接近した状態にある。

10月28日のエレニン彗星の位置


ユーチューブで、3月11日の東日本大震災を予知した9Naniaの言うように、エレニン彗星の地球への最接近がポールシフトの引き金になるかどうかはまったく分からない。

むしろ、コルマン博士の言うように、この惑星の接近が意識の進化を示すなんらかの予兆としての役割を果たすのかもしれない。9月に集中する惑星直列から10月のエレニン彗星接近まで目が離せない。








8月3日、地球の軌道を横切る(軌道の内側に入る)。

9月9日、地球から見て太陽とエレニン彗星が90度。

分かりやすく言うと最も観測しやすい。

彗星の尾もハッキリ見えるかもしれません。

9月11日、太陽にもっとも接近。

9月26日、太陽-エレニン彗星-地球の直列配置(地球と太陽の中間、金星軌道の少し内側にエレニン彗星が位置する)。

10月17日、エレニン彗星と地球が最も接近する。

10月31日、エレニン彗星が地球の太陽周回軌道上を通過(軌道の外側に出る)。

このとき地球はエレニン彗星の後ろから追いかける形になるので、

大量の流星が観測できるかも。

11月23日、エレニン彗星-地球-太陽の直列配置(この時のエレニン彗星は火星の軌道くらい)。

2012年12月28日、エレニン彗星-地球-太陽の直列配置(この時のエレニン彗星は木星の軌道の少し外側)。

2014年1月2日、エレニン彗星-地球-太陽の直列配置(この時のエレニン彗星は土星の軌道くらい)。



……ということで、

今後4回ほど直列配置があります。

特に今年後半はこの彗星の話題で世界中が持ちきりになるかもしれません。



問題は、

エレニン彗星とは何者か?

ということですよね。



普通、

彗星は氷や凍った二酸化炭素(ドライアイス)と、

砂粒のような微粒子の鉱物の混じったものと言われています。

しかしエレニン彗星はそういう細かな物質の天体ではなく、

中性子星じゃないかという説が。

中性子星とは、

質量の大きな恒星が進化した最晩年の天体の一種で、

中性子星は質量が太陽程度、

半径10km程度、

大気の厚さは1m程度で、

中性子が主な成分の天体である。

密度は太陽の密度の1014倍以上もあるとされています。

具体的な数値で表すと、

1mm3当たりで37万tと、

その桁外れに大きい密度のため、

中性子星表面での重力は、

地球の重力の2 × 1011倍もの大きさがあり、

脱出速度は光の速さの1/3に達します。

誰がどのようにそういう推測をしてるのかは知りませんが、

どうしてそんな大層で物騒な星が今まで見つかってなかったんだ?(苦笑。



エレニン彗星-地球-太陽の直列配置は、

つまり太陽2つ分の重力で地球がサンドウィッチ状態になったようなもの。

そりゃあ、地震の1つや2つ起こりますよね(汗。

一説によるとその重力で地球の回転軸がズレるポールシフトという現象も有り得るらしいです。

現在地球は太陽に対して23.4度傾いて自転していて、

まぁ春夏秋冬の四季があるのもその傾きのおかげなんですが、

地軸がズレるというのはまさに天変地異です。



これから先、

この天体のことが何かと話題になるでしょうから、

覚えておいてくださいパー