Balena o deserto

Balena o deserto

とりとめもない独り言。意味があったりなかったりする。
基本ネガティブ、ただ気まぐれなため長くは続かない。

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「なぜ生まれてきたの」と君は過去に問うけれど、
それが解ったとて一体何になるというのだろうか?
もう既に今は今なのに。

生まれた理由も意味も
昨日の何処かにしか存在してはいなくて
今日を生きている俺には解りかねるのです。

過去の何かについて考えるのは、過ちを繰り返さないために。
それだけで十分だと思う。
思い悩んだとて、それはもうやり直せない過去なのだから。
生まれることは人生に二度と巡ってはこない。
だから省みなくたっていいよ、十分生きていける。

生まれた理由などわからなくても、たとえそれが無意味に思えても
そんなものは所詮昔の話じゃないか。
必要なのは、今生きている理由。

君を生かしているのは君だけじゃない。
1人で生まれて、独りで死んでいくけど
ひとりで生きてはいけないから。
不便たけど、よくできた世界だ。
高校時代からの友達からメールがきた。
「話を聞いてほしい」のだと言う。
抱えきれなくなった感情の降ろし処になって欲しい、と
そして願わくは叱りつけて欲しいのだ、と。

俺にそんな大層なことが出来るかどうかは解らないけど、
ただどうしようも無くなった時に思い出される存在であったというその事実が、言いようもなく有難いと思った。

星の数ほどいる人の中で、たった1人の誰かでさえ
その中にたくさんの人を抱え込んでいる。
そのたくさんの中で、たった1人の自分が選ばれるのはなんて奇特なことだろう。
生きることはそんなに辛いだろうか
死ぬことはそんなに楽だろうか
最近とみに解らない。


たぶん苦楽は二項対立で
コインの表裏みたいなものだ。
だから楽しかない場所なんてないんじゃなかろうか。
死ぬことに楽があるのなら、きっと苦だってあるよ。
逆もまた然り。


そういう意味では、世界は上手いことできてる。
苦しさを受け入れれば楽になる。
「それでどうしようか」と切り崩していくしかないのだ。

世界に優しくないものに世界は優しくなれない。
「そのままでいいよ」と認めていくしかないのだ。
嘘でも構わない、口にすることで世界は変わり始める。


愛されたいのなら、まずは世界を愛せばいい。
持てる範囲、見える範囲
愛せる範囲はたかが知れている。

だから見つけたら全力で。