3月16日にJR東日本の普通列車グリーン料金が改定されます。
そのお知らせを見ると「おトク!」という文字が目立っていますが、実質値上げですよね。
例えば年に数回程度乗る小金井~渋谷。
使うのはたいてい休日ですので\800ですが、改定以降は\1000になってしまいます。
う~む。
車内のお供1品分は痛いなー。

と、いう事で年末帰省の帰りに常々乗ってみたいと思っていた常磐線のグリーン車を利用してみました。
区間は品川から友部まで。
この区間は111Km程なので今後は\1500と倍近い値段になってしまいます。不要不急で乗るなら今のうちですね。
でも、ちょいと昔の1982年では(ちょいとじゃないか)普通車グリーン券の値段が50kmまでが\800で100kmまでが\1000、そして101km以上が\1500と改定後の料金とほぼ同じだったんですよね。あの頃の\1500は結構高値で大垣夜行ですら「普通車に乗ってその分を他に」でしたから今までが安すぎたとも言えるのかな?

さて、品川駅から乗り込んだのは15:35分発の勝田行。
時期、時間的に混み合っているかと思いきやガラガラ。たぶん東京や上野から多くの人が乗ってくるのでしょう。
なにはともあれ、まずは乾杯。

グリーン車のお供

友部までは2時間かかります。先は長いですからチビチビと呑んでいるうちに東京。

800円グリーン車で

でも、さほど乗り込んでくる人はいませんね。
上野も同様。
常磐線はグリーン車利用率が低いのかな?。

半分ほどの座席が埋まったグリーン車を連結した列車は夕方の気配が強くなってきた下町を走ります。

南千住

これならゆったりできていいや、と思っていたら北千住で結構乗って来ました。

あれれ?宇都宮線だと上野を出たら空く一方なのに。

柏では降りる人が結構いましたがそれ以上に乗って来て席がほぼ埋まってしまいました。

取手からも乗ってくる人がいます。

う~む。常磐線の人の流れってどうなっているのかな?。

ところで、途中から幼児二人を連れた若いお母さんが乗って来て、お母さんの席だけスイカタッチで緑ランプになりました。
やがてアテンダントさんが来て幼児分1席の料金を請求されたようですが、幼児がグリーン車で座席を利用したら運賃も必要なはずだったと思うのですが、そこのところはいかがだったんでしょう。

で、そのアテンダントさん。よく覚えていないんだけど結構早い駅で降りちゃって、その後は1回も姿を見ませんでした。茨城県内では乗務していなかったのかな?
さすがにもう乗ってくる人はいないから検札はいいとしても、車内販売が無いのはねー。お供の追加が出来ないじゃないですか。今回はあらかじめ仕込んでおいたからいいけど。
いや、わざとかな?
常磐線で車内販売すると宴会が始まっちゃうから。
昔、常磐線にロングシート車が走りはじめた頃「車座で宴会ができる」と喜んでいた茨城県人がいたからなー。

品川から1時間ちょいで龍ケ崎市。ここで結構多くの人が下車しました。
ん?龍ケ崎市駅?
たしかここは佐貫駅だったはず。いつ変わったんだろう。

すっかり日も暮れて土浦到着。

土浦

ここで付属編成切り離しの為4分停まります。宇都宮線で言えば小金井ですね。
土浦は小金井に比べれば大変大きな駅なので大量下車してガラガラに、とはなりませんでした。
下車客少々。
まぁ、宇都宮線でも宇都宮行だと小金井で乗客の動きはほとんどないですけど。

半分ほどの乗車率で土浦を発車。
周囲に明かりが全くないような区間を走ります。

石岡あたり

20分ほどで羽鳥。
ここで特急通過待ち。

羽鳥

常磐線はこれがあるからいいね。
なんかのんびりした気分になるなー。

でも、料金が改定になると水戸までは特急料金とほぼ同額になります。と、なると水戸までのお客さんは特急にシフトするのでしょうか。
結果、グリーン車の利用率が極端に下がって廃止なんて事になっちゃうんじゃ……。

てな事を考えているうちに友部に着きました。
うん。結構楽しかった。でも、次は私も特急にしてみようかな。
下車したのは数人でした。

友部

上野東京ラインのグリーン車の話はこちら。

 

 

 


常磐線の話はこちらです。