ワインが市場から消えてしまう。 | ワイン総進撃

ワインが市場から消えてしまう。

そんな事がありました。
数年前のポリフェノールが健康にいい!という事から端を発したワインブームの時。
現在でも93年とか94年とかのフランス産は探しても入手しにくい。
(生産者はしっかりと抱えているでしょうが、ね。)
まだまだ未熟であって、飲めた代物でもないワインを、生産者の名前と畑の名前だけで買い漁り
飲み頃になるまでおくならいざしらず、未熟で未完成なワインの栓をどんどん開けられました。

ワインには飲み頃がある。

その事実をはっきりと一般の人たちに提示しなければいけない、ワインを職業とする人たちがそれを伝えなかった。
「売れたらいいじゃないか」と開き直って。
「買ってから先はお客様の自由」とかなんとか言って、まだ飲めたもんではない、待たなければいけません、という事を教えなかった。

    神の雫というマンガは同じ事を繰り返そうとしています。

 私があのマンガを読んで一番憂う部分はそこです。
 どうせ描くならしっかりと啓蒙してくれよ。
でなきゃ、ワインの素晴らしさを本当に伝えた事にはならんよ。