昨日は、八幡街回遊展。
二人会でお世話になっている、本八幡のカフェガス燈での3回公演でした。


朝の11時からの朗読は声がどうなるだろう、しかも二日続けて…と思っていましたが、5人ともアップはばっちり。
心配は杞憂に終わり、ほっとしています。

3回公演ということで、組み合わせを変えながら約一時間程度になるように・・
ということでやってみましたが、回によってお客さまの反応が違っていて面白かったです。
特に、小学生連れのお客様がいらした時の反応が、
「ああ・・やっぱり子供の聞き方って凄い」
と思わせられるもので・・
「タンポポ書店・・」へののめりこみ方が凄かった。
本当に熱中して前のめりの姿勢で聞く態度に、
いいものはやはり違う・・
と感じました。

逆に「怖がるかな?」と思ったミステリーも、面白がってくれていたみたいで、
聞く力のある子は、小学生でもいろいろな物語を楽しめるんだな、と思いました。


私は、昨日のひねもす座、今日のガス燈朗読会、どちらも川端康成の「かけす」でしたが、短い台詞の中に人生の哀感と情がこもって聞こえて来るように、また、はっきりと人間関係がわかるように表現してゆくのが、とても大変でした。

川端康成が15分の人間ドラマを書き続けた「掌の小説」は、声優養成所などで朗読題材として使われているようです。
「かけす」も、今を去る事十ウン年前に恩師だった方から頂いた課題ですが、こんな風にお客様の前で朗読するのは初めてで、その分感想がとても気になりました。

昨日今日、帰り際に、出演者や見に来てくださった方とお話をさせて貰って、
やはり、やりがいはあるけれど、初めて聞くお客様には、とても伝えるのが難しい作品だなと感じました。
う~ん…
どうしましょう…
何かもう一工夫を。
といったところでしょうか。

読んでみるには、とても面白い作品です。
想像力が刺激される…
またどこかで、やれることを願っています。

いやしかし、今回はいつもと違って

本当に、お客様の席を作ることに必死ビックリマーク
マスターは人数分の注文を時間内に出すことに必死ビックリマーク 
スタンプラリーのお客様の応対にも
突然いらっしゃったお客様への応対にもてんやわんやで
カフェ朗読の面白さと大変さを十二分に感じた一日でした

こちらも本当に、仲間の協力がなければ絶対にこなせなかった。
感謝しています。

文化的催しを数々やってきたカフェガス燈という場所を、
活性化させるための今回のガス燈朗読会。
今回のことで少し周囲に知ってもらえたかな、と思います。

これを機会に
もう少しひんぱんに、この場所を活用できれば・・。
少し気持ちが動いてきました。