しばらくぶりに、

語りの型を意識して連日稽古しています。

筋肉痛が・・

 

腹を意識すると滑舌が甘くなり、

滑舌を意識すると腹がおざなりになり、

頃合い

というのはやはり、

繰り返し、

発語の時の全身の筋肉の使い方を、自分の筋肉に覚えこませるまで続ける、

ことでしかないのかも。

(でも実は、方言の習得も同じで、方言筋が使えるようになるまで繰り返さないと、

不自然な方言になってしまいます。不自然で極端な方言は地元の人間にとっては最悪。)

 

昔、養成所のクラスで最初に言われたことは、

「できません」は「ありません」

「自分で止めるな」

でした。

 

「真似をするなら100人真似できるように」

と言われたのは、他の講師の方だったか・・

「それなら、物真似芸人になれます。」

だった。

 

100人分、人をイメージできれば、物語の朗読でも自由に会話のやりとりができる。

大抵は会話から作ってゆくから、こういうシーンは楽しくて仕方がありません☆

 

 

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録音は2年前。
とあるコンテストに出して落ちています。

1月28日に、樋口一葉「たけくらべ」冒頭から約一時間、東江寺でやらせて頂きます。15時からです。
どうぞブログからお問い合わせください。

語りとして稽古させて頂いていますので、
印象は違うかもしれません。
信如と美登利の恋を描いた「たけくらべ」は、大人になり始めた少年少女の初々しさと、
思春期の子供たちの、自分自身の身体の成長に追いついてゆけない言葉の表現力を描いて見事です。
聞きに来て頂ければ幸いです。

動画の抜き出しはご遠慮願います。

明空風堂 2017
~ いのち輝く~
日時 1 月 28 日(土)15 時開演
場所 渋谷区広尾東江寺
(日比谷線広尾駅直近。有栖川宮記念公園の逆側に出て、商店街を通り抜け徒歩5分)
演目 樋口一葉作「たけくらべ」より 約1時間
入場料 2000 円(要予約)

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Fantastic Beasts and Where to Find Them 

~ニュートと素敵な仲間たち~

 

夕方から待ち合わせて、字幕版で見てきました。

各地の物産店を覗いて。

 

会話のリズム感と掛け合いの面白さが前半を彩っていて、

後半の重さをやわらげているんだな、と。

会話のアンサンブルの上手さに笑い転げていました。

音の高さって重要なんだな、と。

 

自分で朗読する時にも、出す音程の高低には相当気をつけているのですが、

背後に流れる音楽や効果音、歌声の高低まで統制されている事の効果は、

見る客を飽きさせないんだな・・と、

改めて監督の力量を感じました。

(画面の色の見事さは言うまでもない☆)

 

ニュート役の俳優はオスカーを取ったこともあるそうで、

古風な英国青年を見事に演じていて素敵でした。

英国風の発音が素敵だなあ・・

こういう喋り方は好きですね。

彼と会って最初は冷たかった二人の女性も、

ストーリーが進むにつれて変わってくる。

ラスト近く表れる写真の女性への、二人の女性の思いが素直に伝わってくるシーンが素敵でした。

 

字幕で聞き取れなかったいくつかのシーンの解釈で激論になり、

帰り道に喧嘩しながら帰ってきました。

クイニ―ってマリリンみたい。

怖いけど素敵。

 

ニュートの英国風の台詞回しを真似してラストシーンを英語で遊んでみたいラブラブ

あんなシャイな会話はちょっと見当たらないラブラブ

本当に素敵な映画でしたラブラブ

 

 

 

 

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夢十夜公演の後始末、精算会やらなにやら、

まだ少し後片付けが終わらずにいますが・・

 

2016年が暮れて、2017年が明けました。

年末恒例のおせち作りと親戚まわりに加えて、

今年は家族と映画を見てきました。

 

ハリーポッターシリーズの新作は、

舞台が1920年代のアメリカになっていて、

女性のファッションがとても素敵。

シックでエレガントで、

画面の色合いから、

登場する魔法生物の色や形、動きの繊細さから、

英国製映画?

と思わされるほどでした。

 

脚本がJ・K・ローリングだったからかもしれません。

ラストシーン近く、サンダーバードが空を飛び、忘却の雨が降り、悪意と絶望の塊のような生き物に破壊されて崩壊した町が再建されてゆく場面にただ見入っていました。

すべてを破壊しつくすことのできる生き物がすべてを癒すこともある

人間もそうありたい

と言いたかったのかも。

(魔法が使えれば・・とも思うけど、人間社会は時間がかかる。)

 

日本語吹き替え版は普段ほとんど見ないけれど、

内容がよくわかってかえって良かったかもしれません。

もう一回字幕で見てみたい。

(ポーランド系の名前の脇役の男性の顔がどうもハグリットに見えて・・あせる

魔法生物っていうとやっぱりハグリットでしょ。発音のニュアンスの違いが聞いてみたい)

 

ホームズとワトソン君にも見える男性陣の組み合わせも楽しくて、

心の底から楽しめました。

 

心に残る素晴らしいファンタジー映画は、

今を生きる人が抱えている、様々な傷を直観的に把握して、

それを解消する形で素晴らしいラストシーンを見せてくれます。

とても素晴らしいファンタジー映画作品でした。

 

 

 

昔から「夢十夜」は「第一夜」が好きでした。

(これだけ朗読する、という方も多いようです。)

初めはマイク録音したものをyoutubeにアップしていました。

その時は、女の言葉を全部台詞として朗読していたのだけれど。

初演の時には、たぶんそれは変えて、

女の台詞の「」と、そうでない部分を違えていたのではないかと思います。

 

「待つ」とはどういうことだろう?
という、お客様からの問いかけを、初演の時(2011年6月)に頂きました。

後半部分の演出は、その時に紹介して頂いた本から着想したものです。

 

待つ とし聞かば 今かへりこむ

 

帰りたいけれど帰れない思いを、女はいつ抱いたのだろう、
と、思いながら
「待つ」後半をかなり意識して作ったのが、BOSSAの会池袋チェスタでの「第一夜」でした。

 

朗読演出は、朗読にとってはかけがえのないものです。
最近、「第一夜」の、「待つ」という演出を真似していらっしゃる(?)という方を見かけました。

ご本人は気付いていなかったようですが・・

どなたに演出して頂いているのか、それともご自身で考えてそうなっていらっしゃるのか。
そっくり、というのはやはり「どうして?」と思います。

(「雪渡り」で歌がそっくりだった、ということもありましたが・・、最近は録音不可と言わせて頂いています。)

 

2016年11月27日 市川市文学ミュージアム内グリーンスタジオにて、
漱石「夢十夜」~十人で語る十夜の夢~ を演出しました。
BOSSAの会池袋チェスタでの「第一夜」が出発点です。

はるか北から

風に飛ばされてきた きれぎれの通信が

つなぎ合わされて ひとつのおはなしになりました。

 

氷河の上を走り回るふわふわした銀色の毛の いきもの。

氷河鼠の姿を想像してもらいながら

聞いて頂きました。

 

白熊(?)が暴れこんでくる場面がクライマックス!

それでも叫ぶ青年は、熊を引き上げさせていきます。

 

宮沢賢治は昔、花巻高等農林学校で勤めていた時に、

生徒の就職のことで樺太まで行ったことがあるそうです。

北緯50度までは行っていない、ということだそうですが、

ロシアとの関係が変わって今はこんな風には行けません。

(もっとも、当時も列車だけでは行けない場所でしたが・・ 空想力で行ける☆)

 

「ベーリング行き最大急行」に乗るわくわくした気持ちが、

急転直下!

とんでもない事件に巻き込まれて・・という楽しさを味わっていただけていれば・・

と、思いました。

 

小岩井農場パート1・2

月夜のけだもの

とても素敵でした。

 

そして鹿(しし)踊りのはじまり

素晴らしかったです。

「銀河鉄道の夜」を語る会、7回目。
終了しました。
全文の流れがだいぶ整ってきました。
写真は、黄金色の苹果。
岩手県産の、「藤原ロマン」という名前です。...
 

来週は「氷河鼠の毛皮」。
イーハトーブのタイチ、赤ひげ、帆布の青年、のやりとりと、
地の文章のスタイリッシュなキレをたてるべく稽古してます。


どうぞお問い合わせください。

 

漱石『夢十夜』~十人で語る十夜の夢~
終了しました。
企画制作舞台演出、また、当日の舞台監督を兼務しました。
 
最後の精算会を終えるまで気を抜くことができなかったため、
報告が遅くなりましたが、
大きな事故を起こすこともなく終わったのがなによりでした。
(実は、以前舞台から落ちて腕を 骨折した人が演者の中に・・ホントの話です。)
 
普段の朗読会とは違って(朗読は、普段はどんな大きな会場でも
リハーサルと本番の2回で公演します。)
舞台上の動きや照明、音をつけるため、大きな舞台を借りて2回。
それを定着させるための練習として3回
全員がひとつの芝居に参加しているような連帯感で全員で夢十夜を演じ、
また照明、音の仕事をしたと思います。
(衣装、履物、足音にも気を使いつつ。)
 
場面ごとにホリゾントの色に変化をつけ、スポットライトの強弱、暗転、
を駆使し、
音、ホリ、スポット、タイトルコール、と、
お題目のように唱え続けた甲斐がありました!
(当日のタイミングは素晴らしかった!)
 
ひとつひとつの物語に隠されている十夜の夢の物語の流れが、
お客様に伝わっていたとしたら、
こんなに嬉しいことはありません。
 
またどこかで十人でやりたい。
観てみたい、という方がいらっしゃいましたら、
どうぞお声掛けください。
 
あいにく、舞台演出が映った映像資料がありません。
(上出下ハケ、上出上ハケの違い、
舞台上に置いた3脚の椅子の演出、
視線の補強、暗転板付きで開始、
など、盛り沢山で演者は四苦八苦あせる
ご容赦ください。
柿原智恵子

水の反射 光の反射

テーマ:

しばらくぶりに、銀河鉄道の夜をやります。

 

先日、全文を朗読してきました。
 短いものを全力で語る時とは、力の使い方がまた違う。
2時間半、ノンストップとはいきませんでしたが、
 時々、返しながら稽古してきました。

 月島での朗読劇「銀河鉄道の夜」で体験したイメージが、時々蘇ります。
ライアーの音が星巡りの歌を奏で、
ひとりで朗読する時とは全く異質な世界が広がっていました。
 体験できてよかった☆

 

登場人物をどう作ってゆけばよいか、
 声だけで表現する
基本的にガラス窓から見える戸外の風景
 鳥の飛ぶ大きな池の、水に反射する光の風景を眺めていてもらう

 

そのことが、
 銀河を走る鉄道に乗って
銀色のススキの生い茂る天の野原を眺める旅を
想起させるのではないか、と

そう思っています。

 

日時、会場については、
どうぞお問い合わせください。

夢十夜 当日プログラムより

テーマ:

当日プログラムより

漱石『夢十夜』 ~十人で語る十夜の夢~
霧 の中に見失う自分の姿は 夢の女 の瞳の中に 鮮やかに映った

Between Life and Dream ,We looked and stood....

 

第一夜 女の瞳が映すものは・・ 真黒な眸の奥に、鮮やかに浮かぶ自分の姿

 

and then・・・. Dream is constantly chased away by Life.

 

そして悪夢は去った。
と、(笑)もう少しの演出を次回はつけてみたい。
そう思っています。

 

女の瞳は真黒なのですよ。

と、そう思いながら、

本番中、目の前の暗闇に向かって話しかけていました。

見つめる自分の姿は等身大の自分。

 

そういえば、昔見た夢にはガンダルフが登場しました(笑)

夢の女はシャロットの女?それともレディ・リリス?

漱石の書いた筆記体の英文の流麗さといったら!

 

人が長い年月かけて習得した職人的な技術に見惚れます。

漱石の朝は紅茶とビスケットだったという。

これからも夢十夜を続けていきたいと思っています。

 

Staff
演出 柿原智恵子 音楽・効果音 op. 山田澄子・田中由喜子・舘はとみ 照明 op. 根岸英之・宮田友子 場内アナウンス 島崎礼子・柿原智恵子 主催・制作 柿原智恵子・小関ゆかり(市川朗読勉強会) 後援 市川市