ツールナイフの紹介続きます
次は…ツールナイフ本家のビクトリノックスのスイスツールです。
ビクトリノックスは赤いボディに十字のマークで有名ですよね。
一般の人がツールナイフ(十徳ナイフ)と聞いたら、まず思い浮かべるのがビクトリノックスだと思います。
で、そのビクトリノックス社がこの手の折りたたみ式プライヤー型のツールナイフを出したのは、元祖のレザーマンがこの手のナイフを出し始めてから随分経ってからだった記憶があります。
形式は多少違えど、ガーバー(マルチプライヤー)、SOG(パワーツール)が出して…その次あたりだったんじゃないかなぁ…とうろ覚えですが。
でコレです↓
かーーなりくたびれている感じですが…
これまたユーズドで、確か…5k程度で購入したものです。
レザーマンと比べると、かなりガタイがでかく、重いので、巷では文鎮なんてあだ名で呼ばれていたりします。
レザーマンWAVEと比べると…
んーー画像じゃー一寸分かりづらいか。
二回り位大きく、重く感じますね。
確かに、これだと普通の手の人には大きいかもって感じはします。
ただ…前にもちょくちょく書くんですが、私は手が大きい方なんで全然許容範囲だったりします。
サイズが気にならないので実は、レザーマンよりも個人的には優れていると思うのですが…。
レザーマンに近いシステムを踏襲しながら、尚且つ使いやすいような形になっています。
それは、ペンチ以外の各種道具がハンドル部分非オープンですぐに取り出せるんです!(レザーマンWAVEモデルでもブレード類+ノコ+やすりだけだったのが…)
コレは、細かいところなのかもしれませんが、個人的には使い勝手は3割増しくらい良くなる感じです。
実際の使用状況を考えると、ブレード系を使う場面ってそんなに無いんですよね。
私の場合物を切るにしてもハサミで事足りたり(まぁこのモデルはハサミついてないんですけどね)、ドライバーやリーマー等の方が良く使う気がします。
それに
レザーマンと並べて見て比べると明らかに違いが分かるんですが…ビクトリノックスの方が品質(鋼材?)が上の様な気がします。
特にブレードの出来に顕著に表れていると思うんですよ。(レザーマンのブレードが切れないと言うわけでは無いんですけどね…)
もしかしたら…表面の処理の違いだけなのかもしれませんが…。
全て出すと…こんな感じ↓
まるで千手観音像みたい…
搭載されている道具です↓
・ブレード…流石ツールナイフの元祖、しっかりとしたブレードがついています。良く切れるし、使いやすい。決しておまけ程度では無い感じです。
・大マイナスドライバー…大と言うか…特大って感じですね。正直言えば、中マイナスドライバーでマイナスネジ系は事足りると思うので…別の機能にして欲しかったかな(ハサミをつけてほしかった)
けど…ドライバー以外で結構よく使うんだよね。コレ
側面に何か工夫が欲しかったところだね。
・ノミ歯+ワイヤーストリッパー…他のツールナイフではあまりついていない、ノミ形状のブレードです。メインブレードよりは刃が鈍角ですが、木やプラ程度ならしっかり削ることが可能です。
側面には電線なんかの皮膜を取るのに使う、刃のついたスリットが二種類(一個はワイヤーストリッパー、ワイヤースクレーパー)
・缶切り+小マイナスドライバー…日本になじみの薄い形式だから慣れるまで一寸大変かも。
栓抜き+中マイナスドライバー…ふつーに機能します。謎のミゾあり
ノコギリ…おもちゃっぽい感じですが、結構しっかり切れます。
まーコレで何かを加工して作ろうって気にはならないくらい効率が悪いですけどね。
反対側です↓
・セレーションブレード(波刃)…メインブレード同様、素晴らしい切れ味です(あぶねーくらい)。ロープやシートベルトなんかもサクッと切れると思います。
・リーマー…穴あけ器具です。片側が鈍角な刃を持っているのでこじったりすることもできます。
プラスドライバー…説明するまでもなく、+ネジ用のドライバーです。中~大のネジあたりに対応できます。
・特小マイナスドライバー…最小の-ネジ用のドライバーです。
金属ヤスリ+金属のこぎり…裏表で目の粗さが違います。で、側面片側のサイドにもヤスリになっていて、金属用ノコギリとして使えます。
各道具はロック機能が付いています。
このでっぱりを下げるとロック解除です↓
ペンチは、レザーマン同様精度が高く、ガタは殆どありません。産毛や鼻毛もしっかりつかめます。
畳んだ状態がでかいので当たり前ですが、ややでかめです。
まぁ私的には、屋外でハードにガシガシ使うならこのくらいしっかりしていた方が好みですけどね。
デカイ、ゴツイ、からなのかは分かりませんが、レザーマン系より頑丈な感じで、力をかなりまで入れても大丈夫そうな感じです(フルで入れても多分大丈夫かと…手持ちのレザーマンは一寸不安な感じなんよね)
先端は中って所でしょうか?ニードルノーズでは無いので細かいところの作業にはやや不向きです。
結論として、現時点でペンチ系ツールナイフでは一番のお気に入りだったりします。
ある程度のゴツイ、デカイはいざって時に逆に信頼感にもつながる気も…しますしね。
コレを書くのに本家のHPを見たんですが…このモデルより小柄なスイスツールスピリットってモデルが存在するんですね
…いやーすげぇ欲しいかも