【リケジョとネコの電子書籍プロジェクト年内出版予定】
何気なく発する一言には、その人の今まで生きた人生が詰まっている。
彼女のツイッターの言葉に惹かれて「その言葉いいよね」と言った時、彼女はツイートを”排泄物”と表現した。
つまり”その時食べているもの=経験しているもの”から生み出され、外へ出した瞬間に過去になっている頭の中。
自ら発する言葉とは、その時その時の自分の意識状態を表し、言葉にすることで自分の状態を自ら確かめることができる。
写真がその時の瞬間を視覚的に切り取るものとしたら、言葉はその時の瞬間の頭の断片を切り取るものだ。
写真を見て人が感動するのには、その1枚にその人の瞬間、つまりその人が今まで生きてきてその瞬間に至った一瞬がそこに詰まっているから。
言葉も同じ。ほんの一言であっても、そのワンフレーズにそこに至るまでのその人の今までの人生が詰まっている。
だからこそ人はその言葉に共感し、感動し、人の意識や行動を変えてしまう。
彼女にとって、この言葉たちは過去のもの。
そして過去の彼女そのものであり、彼女の生き様が映し出されている。
等身大の彼女。
だからこそ、そのフレーズで私たちは
感動する。
勇気付けられる。
背中を押される。
自分に向き合わされる。
ハッとさせられる。
ふと、立ち止まる。
言葉は彼女そのものであり、人々に影響を与えるものだからこそ、私たちは一つ一つ丁寧に扱う。
何回もチェックして、適切に人に伝わるかどうかを確認して。
彼女の今までの人生が詰まっているから。
あともう少しで産まれそう。