まるちゃんはすぐに
「あら、本当にこれでいいの?
じゃぁ、あげるわ!
それなら、すぐに作ってよ
銀ちゃんが萌子さんに恋をされる
惚れ薬!」
「ちょっと、考えなさい!
そんなにすぐに決めて
私がその髪の毛をもらうと
お前の髪の毛は
あの薄汚いカレイみたいな色になるよ
それでもいいのかい?」
まるちゃんは嬉しそうに言いました
「私にあげられるものがあって
本当に良かったわ
お願い、すぐに作ってよ
もう、私、銀ちゃんを見ていられない」
しょう子さんは首を振りながら
「しょうがない、バカな子だよ」
そう言って薬品庫に入って惚れ薬を
大きなお鍋で作り始めました。