日々是ねこパト (sakki が繋ぐ地域猫活動)

野良猫1匹を巡って、いろんな人が関わっている。
それを繋げていくと、町がそのまま「形のないシェルター」になるよ。
小さな町で、sakkiが紡いだ“猫を巡るコミュニティ”のお話


テーマ:


アトムのシッターに通っていた時、隣町のスーパーの搬出入口でお宝を見つけ、飛びつきましたチョキ



ドライアイスの箱です。 発泡スチロール製。

ドライアイス用というだけあって、厚みがあり、蓋がしっかり閉まります。


体重4キロ未満の外猫用ハウスとしては、もってこいの箱でした(5キロ台だと狭いと思う)。



それから、毎日隣町へ通いました。

お昼には回収車が来るそうなので、お昼前に一回。夕方にもう一回。 1週間あまりで10個近く、ゲットしました。



すべてに細工をして猫ハウスに仕上げ(作り方→テーマ 猫ハウス )、


計画通り、公園猫用に4つ。残りは、外猫の世話をされているあちこちの猫仲間にプレゼントリボン


花ちゃんが最期まで入っていたのも、そのうちのひとつでした。



去年初めて猫崎公園にハウスを置いた時は、

10年近く公園で暮らしてきた公園猫に少しでも暖を取らせてやりたい、という一心でした。



同時に、「終の棲家」 を用意するという気持ちもありました。

衰弱した時に、死に向かうための静かな隠れ場所を用意してやりたい、という気持ちです。


どこかに姿を消したまま誰にも知られず、土に返してしまうような別れ方をしたくないと思ったのです。




家出をした元飼い猫の花ちゃんが、その最初のケースとなるとは、夢にも思っていませんでした。
(→テーマ お花ちゃんを守る)


花ちゃんを、最期まで地域の人と一緒に看取ることができたのは、

ハウスがあってこそ。 ハウスを置かせて下さった方がいたからこそ。

そして、花ちゃん自身がハウスを離れようとしなかったからこそでした。



この経験を通じて、「ハウスって凄いえっ という気持ちが一層深まりました。



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         花ちゃんの通院は、板で入り口を塞いで蓋を閉めて、ハウスごと病院へ運んだ。

        ハウスはキャリーになった。 先生は箱入りでお出ましの花ちゃんに大笑いにひひ



花ちゃんが最期を迎える迄、優しく寄り添ってくれたのは風太でした。

私はご褒美として、風太にハウスをひとつプレゼントしました。



風太は4.7キロです。

わき腹のアメショ柄がぱつんぱつんに見えるほど太っているので、入り口を大きく作ってみました。



三日月その夜、風太をお世話しているUさんからメールが来ました。


手紙風太はあっという間にハウスに入り、以降入り浸りで、顔だけ出して出てきません。

あれほどの甘えんぼがどうしたことか? と家族と笑っています。

一体どんなマジックを使ったんですか?」



そこで、「マジックでも何でもありませんよにひひ

蓋付きの発泡スチロールは断熱効果が高くてとても温かいんだと思います。 お気に召してよかったです合格


と返信すると、思いがけないお返事が来ました。



手紙風太が家に入りたがって、実は困っていたのです。

家の中には16歳の神経質なシニアを初め4匹の猫がいて、風太の侵入がストレスになるようなのです。



風太ももちろん大事だけれど、私達はまず、先住の4匹のことを考えなくてはいけません。

一体どうしたら良いのだろうむっ? と悩んでいました。



その風太が、ハウスに入り浸りですっかり落ち着いてしまいました。


おかげさまで問題解決です。 ハウスって、凄いですね。 ありがとうございましたニコニコアップ




思いがけないお話でした。 若い風太の無邪気な行動が先住猫との摩擦になっていたとは。


それが、差し入れたハウス1つで解決されるとは。



これまた、想定外のハウスの効能でした合格




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               ハウスに入りっぱなしの風太。運動しないと、また太るよべーっだ!



調子にのった私は、ハウスを利用して外猫の行動範囲をコントロールしよう、と考えました。



昨年猫崎公園にハウスを設置した時、

神社側で長く暮らしていた何匹かが、ハウスの近くに常駐するようになったのを観察していました。


ハウスには、猫の動線を変える、という効果もあるのです。



今年その効果を試そうとしているのは3丁目の猫たち、キナコの兄妹・従兄妹たちです。


3丁目は猫に寛容なお宅が多いのですが、ある方に、

「私は犬派でね。 猫の顔も見たくない。 なのに遠慮なく庭に入ってくる。 何とかならないのプンプンむかっ?」 

ときつい苦情を言われたことがあるのですショック!あせる



トイレや給餌場所を工夫することはすでにやってきましたが、

ハウスに定着させることで行動範囲を狭め、なるべくそちら方面に行かないようにできないか? 

と考えたのです。



私は早速、餌場にハウスを置く許可を取り付けました。


八百屋さんから大きなブロッコリーの発泡スチロールを貰ってきて、通常より大きなハウスを作りました。


蓋の上にジョイントマットを敷きつめたのは、猫の重みで蓋が破損するのを防ぐための補強です。

爪とぎもできますし、断熱効果も上がります。 加工が容易なジョイントマットは最適な素材でした。




勢い込んで完成品を現場に運んだものの、すぐに致命的な設計ミスに気付きました。

出入り口の大きさに対して、猫たちが大きすぎるのです叫びあせる



2年前痩せ細っていた子猫たちは、少し会わないうちに5キロ級に成長し(過ぎて)いましたガーン

「入れって言われても、入れないよねえ…えっ 頭を抱えました。



先ほど穴を広げて来ましたが、さて、3丁目の猫達の行動範囲は変わるでしょうか?

メモまた、新たな研究テーマができました。




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     3丁目最重量級のちゃあた。箱も大きいがちゃあたもデカイ。

     マタタビに釣られて早速やって来たが、入れるのかガーン

     中にはモナカが入っている。ミリーも入った。4キロ台なら2匹一緒に入れる設計。

     出入り口は正面から見えない位置の猫の動線上に向けてあり防犯対策も兼ねている



猫崎公園ハウス事情ですが、予定通り今年は公園敷地内ではなく近隣のお宅に置かせて頂きました。



寒波が来るのを見計らって11月末には設置したのですが、おかしなことに誰も入りませんむっ


一年の間に植栽の状態が変わっため、

猫たちが常駐する場所とハウスの場所が離れてしまったのが原因と思われました。



晴れ一昨日、さすがに待てなくなって、最長老の猫を抱っこしてハウスまで連れて行きました。



最初は警戒して出たり入ったりを繰り返していましたが、とうとう去年の記憶を取り戻したようです。

そのままハウスの中に落ち着いたらしく、夜のデリにもやってきませんえっ


心配して見に行くと、触っても起きないほど爆睡していますぐぅぐぅ



おまけにハウスの中は温かいというより暑い位です。

フリースを敷いただけで、自分の体温で充分温まる。 さすがはドライアイスの箱でしたニコニコひらめき電球



12歳を過ぎてなお艶の良い冬毛が甦り、驚くほどの食欲を誇る長老猫です。


毎日のケアに加え温かく安心な夜を保証することで、もっともっと、長生きしてほしいと思いますニコニコ




日々是ねこパト (sakki が繋ぐ地域猫活動)

      トミー。左目の腫れは引いたが目頭の出血点が癒着して一回り小さくなってしまった。

      美しかった緑色の目が見られないのは残念だが、家ではいつも目を閉じてひたすらノドを鳴らしている。

      10年間、公園でたくさんの人を癒し癒されてきた気持ちの結晶が、トミーという猫を作った



公園猫の中で、今年もう一回り大きなハウス家に入ることになった猫が1匹います。 トミーです。

トミーは左目付近に膿が大量に溜まり、2週間に渡り入院して治療してきましたが、

12月3日退院し、ついに我が家に迎えることになりました。



我が家には、猫を迎えるには乗り越えにくい事情が複数ありました。


それを押してトミーを引き取って、幸せにできるのか?

きりきりして、私の方が疲れ果ててしまうのではないか?


考えれば考えるほど、自信がありませんでしたガーンダウン




しかし、病院と我が家を何回か行き来させているうちに、私はトミーが大好きになってしまいました。



公園にいる時、人懐こくて俊敏なトミーを、私は「男の中の男、ボスの中のボス」と思っていました。


トミーは入院中も、休診日で我が家に泊まった時も、

穏やかで、甘えん坊で、私を困らせるようなことは全くしない。驚くべき順応性を示しました。


「こんな良くできた猫は他にいない」 とつくづく感じました。



きりきりするどころか、「大丈夫。きっと上手くいく。心配ないチョキ」 とトミーに言われているような毎日でした。

1日の終わりにトミーを抱っこすると、穏やかで、ゆったりした気持ちが満ちてくるのでした。




もしかしたら、トミーだからこそ、この根性なしの私でも迎えられるのかもしれない。

神様が、この猫を家族になさいニコニコ とトミーを私に授けてくれたのかもしれない、と思いました。


ひょっとしたら、天国の花ちゃんがご褒美にイタズラしたのかもにひひクラッカー




ドアターニング・ポイントは、こうしてついに、やってきました。




悩みに悩み、できることはみんなやってみました。

その結果、「障害」と思っていたことは実はそんなに大きな問題ではないと思うようになりました。


トミーが、私を導いてくれたのです。




猫崎公園で10年。1人で暮らしてきたトミー。


そのトミーに、私は、幸せにしてもらっていると心から感じます。





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    公園のベンチに張り出したポスター。

    突然いなくなったトミーを心配している人は多いだろう。

    トミーを可愛がっていた人の気持ちを全部私が引き受ける、などとは考えないようにしようと思う。

    その代わり、トミーのふるさとである猫崎公園が居心地良い場所であるように、変わらず頑張ろうチョキ




晴れこうして、トミーは我が家という一回り大きなハウスの住民となりました。


我が家は夫と私、愛犬ノア、そしてトミーと、久しぶりに4人家族に戻りました。




この家族を、ずっと大切にしていきたいと思っています。









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