猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつの番外編的なやつな頑なに拒む君。の続きとなっております。


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あたたかなぬくもりの中、目覚めた朝。
絡めとる腕と溶かすような眼差し………
甘くて酷いひと。




ぐつぐつも煮詰めたミルクコンフィチュールみたいな甘ったるく絡みつく、甘い低い声と黒い瞳。
背骨からくにゃっと溶けてしまいそうな熱さを煽り続ける彼の熱と肌。
「ゃ…っあぁ……も、やぁ」
もう喉から溢れ続ける高く掠れた声をとめようとも思えなくなってしまっていた。
「……………」
耳朶を食む唇が吐息と一緒にふきこまれるのは、まるで悪魔の誘いのよう。
茹だる頭で、それでも左右に首をゆるゆる振る。
それだけしか………出来ない。



蒸せ返るみたいに近い敦賀さんの香り。
隙間なく重なる肌から致命的な毒が染み込んでくるようで、身体に震えが走る。
みっともなく息を荒げて喘ぐ私を見降ろす………悪い笑みを浮かべたひと。
逃げることの出来ない蜘蛛の巣に囚われてしまったみたい。



でも、でも………それでも 
ぎゅっと堅く目を閉じて
壊れた首振り人形みたいに右へ左へ
嫌なの。ダメなの。どうか、これ以上………



ずりゅっと、奥まで入り込む熱さに目を見開いてしまう。
ふっと蠱惑的な唇が笑う。
「まだ?………まだ、足りない?認めない?頷いてくれないの?」
深い黒の瞳が細く眇められていくのを滲む視界で見上げていた。
ぬるりと唇を割りうねうねと這いり込む敦賀さんの舌と自分のそれが擦れ合う感覚にぞわりと背中が戦慄く。
「キスも……こんなに拒まないでいてくれてるのに?」
甘やかすみたいに唆す言葉。
絡みつく腕と香り。
溶けて揺れる私の頭。


「全部、俺のせいにしていいから………認めて?君の恋でも、俺の愛でも、今ここで繋がってる身体でも……なんでもいいよ?」



ゆらゆらと揺れる………溶ける。
どろどろと溶けて薄れてく。


 

「これ以上好きになるのが恐い…なんて、かわいいこと言われて………逃すわけないだろ?思い知らせてあげるからね。」




遠く遠く聞こえる低い低い声
絡めとられ溶けてしまって
もう、拒めない私。




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なんとなーく甘えろい感じのものが書きたかった筈が………なんだ、これ?
甘い?のか?
(´Д` )


最初、蓮さん視点なものを書いてたんですけど、うっかりバッサリ全消去しちゃってなんとなくキョーコちゃん視点に変更。したらなんか、よけいに怪しくなっちゃいました。
通常でいけるかな?
怒られたら限定に移動させます。


いろんな敦賀さんシリーズももうどんなん書いたか把握出来ないから、同じよーなの書いてたかもしれない………。
(;°皿°)
かぶってても、許して?
ダメかしら?
((((;゚Д゚)))))))


↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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